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や‐ろう【野郎】‥ラウ🔗⭐🔉
や‐ろう【野郎】‥ラウ
①いなかもの。〈日葡辞書〉
②前髪を剃った若者。また、若い男。懐硯「十二三の―に」。江見水蔭、船頭大将「元服して好き―となりぬ」
③野郎頭の略。
④初期歌舞伎の俳優の称。→野郎歌舞伎。
⑤男色を売る者。陰間かげま。
⑥男をののしっていう語。代名詞的にも用いる。「この―」「―このごろ顔を見せないじゃないか」
⇒やろう‐あそび【野郎遊び】
⇒やろう‐あたま【野郎頭】
⇒やろう‐がい【野郎買い】
⇒やろう‐かぶき【野郎歌舞伎】
⇒やろう‐ぢゃや【野郎茶屋】
⇒やろう‐ぼうし【野郎帽子】
⇒やろう‐よばわり【野郎呼ばわり】
やろう‐あそび【野郎遊び】‥ラウ‥🔗⭐🔉
やろう‐あそび【野郎遊び】‥ラウ‥
野郎頭の俳優を招き男色の遊びをすること。
⇒や‐ろう【野郎】
やろう‐あたま【野郎頭】‥ラウ‥🔗⭐🔉
やろう‐あたま【野郎頭】‥ラウ‥
男の、前髪を取り去った頭。若衆歌舞伎の役者の前髪を除いたのに始まり、普通の成人男子の髪型の呼び名となる。野郎髷。黄表紙、高漫斉行脚日記「―にて和尚とあをがれ」
野郎頭
⇒や‐ろう【野郎】

やろう‐がい【野郎買い】‥ラウガヒ🔗⭐🔉
やろう‐がい【野郎買い】‥ラウガヒ
歌舞伎の若衆または陰間かげまを買うこと。また、その人。
⇒や‐ろう【野郎】
やろう‐かぶき【野郎歌舞伎】‥ラウ‥🔗⭐🔉
やろう‐かぶき【野郎歌舞伎】‥ラウ‥
初期歌舞伎の一つ。1652年(承応1)若衆歌舞伎が禁止された後を受けて起こったもの。前髪を剃り落として野郎頭とさせたことから名づける。
⇒や‐ろう【野郎】
やろう‐ぢゃや【野郎茶屋】‥ラウ‥🔗⭐🔉
やろう‐ぢゃや【野郎茶屋】‥ラウ‥
(→)陰間かげま茶屋に同じ。
⇒や‐ろう【野郎】
やろう‐ぼうし【野郎帽子】‥ラウ‥🔗⭐🔉
やろう‐ぼうし【野郎帽子】‥ラウ‥
江戸時代、野郎歌舞伎の俳優が野郎頭を覆うために額に置き手拭てぬぐいをしたのが、変じて帽子のようになったもの。また、それをまねて用いたもの。多く紫縮緬ちりめんなどで作る。沢之丞帽子・やでん帽子・水木帽子など種々の形式が派生した。額帽子。
⇒や‐ろう【野郎】
やろうむし【野郎虫】‥ラウ‥🔗⭐🔉
やろうむし【野郎虫】‥ラウ‥
現存最古の歌舞伎評判記。1660年(万治3)刊。著者未詳。
やろう‐よばわり【野郎呼ばわり】‥ラウヨバハリ🔗⭐🔉
やろう‐よばわり【野郎呼ばわり】‥ラウヨバハリ
人を軽蔑けいべつして野郎と呼び捨てること。
⇒や‐ろう【野郎】
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