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○釣り落とした魚は大きいつりおとしたさかなはおおきい🔗⭐🔉
○釣り落とした魚は大きいつりおとしたさかなはおおきい
手に入れそこなったものは、実際よりすばらしく思われる。逃がした魚は大きい。
⇒つり‐おと・す【釣り落とす】
つり‐おと・す【釣り落とす】
〔他五〕
魚を釣り上げる途中で落としてしまう。
⇒釣り落とした魚は大きい
つり‐おまえ【釣御前】‥オマヘ
壁に懸けてつるようにした絵像の持仏、または仏壇。世間胸算用1「―に仏の道具添へて、取り集めて二十三色にて」
つりおんな【釣女】‥ヲンナ
①狂言。(→)「釣針」に同じ。
②歌舞伎舞踊。常磐津。河竹黙阿弥作詞。6世岸沢古式部作曲。1に取材。大名は蛭子えびす神の示現で美女を釣り上げ、太郎冠者は醜女しこめを釣る。
つり‐かえ【釣替え】‥カヘ
(ツリガエとも)とりかえること。交換。歌舞伎、幼稚子敵討おさなごのかたきうち「殿の御身の上と―の此の刀」
つり‐がき【釣柿】
(→)「つるしがき」に同じ。冬の日「―に屋根ふかれたる片庇」
つり‐がき【釣書・吊書】
系図。つり。転じて、経歴。浮世草子、新可笑記「地侍のなにがし、代々楠木が―、家に伝へし武道具の目録持参して」
つり‐かご【釣籠・吊籠】
①つるすように作った籠。
②釣った魚を入れる籠。びく。
つり‐がね【釣金】
物をつり下げるための金具。今昔物語集12「天蓋は大きなる物なれば、―どもを打ち付けむが為に」
つり‐がね【釣鐘】
寺院の鐘楼などに吊してある大きな鐘。青銅製で、撞木しゅもくでつき鳴らす。おおがね。つきがね。梵鐘ぼんしょう。
釣鐘
撮影:関戸 勇
⇒つりがね‐ずみ【釣鐘墨】
⇒つりがね‐そう【釣鐘草】
⇒つりがね‐どう【釣鐘堂】
⇒つりがね‐にんじん【釣鐘人参】
⇒つりがね‐マント【釣鐘マント】
⇒つりがね‐むし【釣鐘虫】
つりがね‐ずみ【釣鐘墨】
松煙しょうえんに蝋ろうをまぜ釣鐘形に扁平に固めた墨。乾拓に用いる。乾打碑かんだひ。→拓本たくほん。
⇒つり‐がね【釣鐘】
つりがね‐そう【釣鐘草】‥サウ
①鐘状の花をつける草本の通称。ホタルブクロ・クサボタン・ナルコユリ・ツリガネニンジンなど。俳諧では特にホタルブクロをいう。〈[季]夏〉
②キキョウ科の園芸植物。フウリンソウ(カンパニュラ)。
⇒つり‐がね【釣鐘】
つりがね‐どう【釣鐘堂】‥ダウ
釣鐘をつるしておく堂。鐘楼しょうろう。
⇒つり‐がね【釣鐘】
つりがね‐にんじん【釣鐘人参】
キキョウ科の多年草。山地に普通。高さ約1メートル。3〜6葉が輪生。夏から秋に茎頂に淡紫色の小さな鐘形花を数段に輪生し下垂。若葉は食用、根は乾して去痰薬とする。トトキ。
⇒つり‐がね【釣鐘】
つりがね‐マント【釣鐘マント】
明治以降、軍人・学生などが着用した、釣鐘形の丈の長いマント。
⇒つり‐がね【釣鐘】
つりがね‐むし【釣鐘虫】
ボルチケラ属の繊毛虫類の総称。体は釣鐘形で縁に繊毛があり、細い柄で汚水中の木石などに多数着生。柄は螺旋状に縮み、伸びると約0.5ミリメートル。
つりがねむし
⇒つり‐がね【釣鐘】
つり‐かびん【釣花瓶】‥クワ‥
釣り下げるようにつくった花瓶。
つり‐がま【釣釜】
自在かぎなどに釣り下げて用いる釜。
つり‐かわ【釣川】‥カハ
(→)「つるい(釣井)」に同じ。
つり‐かわ【釣革・吊革】‥カハ
①ものを釣り下げてある革。
②バスや電車で、立っている乗客が体を支えるためにつかまる、輪のついた革製などのひも。「―につかまる」
つり‐ぎ【吊木・釣木】
棚・天井などをつるための木。西鶴織留3「年徳棚を買ひければ―釘まで持ち来たりて」
つり‐ぎつね【釣狐】
狐を罠わななどにかけて捕らえること。
つりぎつね【釣狐】
①狂言。古狐が猟師の伯父白蔵主はくぞうすに化けて狐の恐るべき故事を物語り、狐釣りをやめるよう意見するが、帰途わなの餌の誘惑に負ける。吼噦こんかい。
②歌舞伎舞踊。長唄。河竹黙阿弥作詞。3世杵屋正次郎作曲。1に取材。新歌舞伎十八番の一つ。
つり‐ぐ【釣具】
魚を釣るための道具。釣道具。「―店」
つり‐こうこく【吊り広告】‥クワウ‥
電車やバスなどの車中で、吊り下げて見せる広告。中吊り。
つり‐ごうし【釣格子】‥ガウ‥
外部に張り出してつくった格子。出格子。好色一代男1「西の方の中ほど、小さき―」
つり‐こうぞう【吊り構造】‥ザウ
〔建〕テンション構造の一種。構造物の主要な部分を支点から吊り下げ、引張り応力が支配的となるようにする形式。サスペンション構造。ケーブル構造。
つり‐こうろ【釣香炉】‥カウ‥
書院または床脇に長い飾り緒でつり、空炷そらだきをして香木をくゆらすもの。
つり‐ごし【釣輿】
轅ながえでつり下げてかつぐ輿。半切り。
つりこみ‐ごし【釣込み腰】
柔道の腰技の一つ。相手を両手で前に釣り上げるように引き寄せて後向きになり、腰に乗せて投げる。
つり‐こ・む【釣り込む】
〔他五〕
甘言を用い、また、興味を起こさせて、引き入れる。「話に―・まれる」
つり‐ざお【釣竿】‥ザヲ
魚釣りに用いる竿。
つり‐さが・る【釣り下がる・吊り下がる】
〔自五〕
①つり下げたようになる。ぶらさがる。
②物にすがって下がる。
つり‐さ・げる【釣り下げる・吊り下げる】
〔他下一〕[文]つりさ・ぐ(下二)
つるして下げる。つるす。「ランプを―・げる」
つり‐し【釣り師】
魚釣りをする人。腕のよい釣り人。
つり‐じとみ【釣蔀】
(→)上蔀あげじとみに同じ。
つり‐しのぶ【釣忍】
シノブグサを輪形などに束ねて、涼味を添えるため軒端につるすもの。〈[季]夏〉
つり‐しまだ【釣島田】
女の髪の結い方。鬢びんと髱たぼとを分けずに結った島田髷まげ。
つり‐せいろう【釣井楼・吊蒸籠】
軍中で用いた臨時の望楼としての井楼の一種。滑車かっしゃにより上下する箱に人を入れ、つりあげて敵状を偵察させた。
つり‐せん【釣銭】
(不足の釣合を補うために出すからという。あるいは、うつり銭の意か)支払った貨幣の額が代価を上回る場合、その分を小額の貨幣を用いて支払者に戻す金銭。つり。おつり。「―を受け取る」
つり‐だい【釣台】
板を台にして両端に吊り手をつけ、これに棒を通して前後から舁かいて行く台。嫁入道具や病人などを運んだ。
つり‐だいこ【釣太鼓】
枠につりさげて鳴らす楽がく太鼓。
つり‐だし【釣出し・吊出し】
①つりだすこと。おびきだすこと。浮世風呂前「せつかく内に仕事をして居る者をば―に来てなりません」
②(「吊出し」と書く)相撲の手の一つ。四つに組んだ体勢から相手の体を抱え上げて土俵の外へ出すもの。土俵の中で倒せば「吊落し」。
つりだ・す【釣り出す・吊り出す】
〔他五〕
①つりはじめる。
②だまして誘い出す。おびき出す。「甘言で―・す」
③(「吊り出す」と書く)相撲で、相手をつり上げて土俵の外へ出す。
つり‐だな【釣棚・吊棚】
①上からつり下げた棚。
②床脇の棚の一形式。通棚とおりだなの下に3枚の棚を、左右を低く、中央を高くつるしたもの。
つり‐だま【釣球】
野球で、打者が打ちたくなるようなコースに投げるボール球。
つり‐ぢょうちん【釣提灯】‥ヂヤウ‥
軒などに提灯をつり下げること。また、その提灯。
つり‐づか【釣束】
天井や鴨居などをつる束。
つり‐つ・ける【釣り付ける】
〔他下一〕[文]つりつ・く(下二)
餌を見せて引き寄せておく。望みを持たせてひきつけておく。釣り寄せる。歌舞伎、名歌徳三升玉垣「いつまでべんべんと―・けるのだヱヽ」
つり‐て【釣り手】
①魚を釣る人。
②(「吊手」とも書く)蚊帳かやなどをつるすのに用いるひも。
つり‐てんぐ【釣り天狗】
魚釣りが上手であると自慢し、うぬぼれる人。
つり‐てんじょう【釣天井・吊天井】‥ジヤウ
①つり上げておき、落として下にいる人を圧殺できる仕掛けの天井。「宇都宮―」
②〔建〕吊り木・吊り金物などによって吊られている天井。
つり‐ど【釣戸】
開ける時は上へ釣り上げ、閉める時は下に下げるようにした戸。
つり‐どうぐ【釣道具】‥ダウ‥
魚釣りに用いる道具。釣竿・釣糸・釣針などの類。
つり‐とうだい【釣灯台】
つり下げる燭台。〈日葡辞書〉
つり‐どうろう【釣灯籠】
①軒の端などにつる灯籠。
②(隠語)妾めかけ。
つり‐どおし【釣簁】‥ドホシ
縄で高い所からつり下げて用いる大きなふるい。
つり‐どこ【釣床・吊床】
①(→)壁床かべどこに同じ。
②つり下げた寝床。ハンモック。
つり‐とだな【釣戸棚・吊戸棚】
上からつるして支えてある戸棚。
つり‐どの【釣殿】
寝殿造しんでんづくりの、泉水に臨んで建てた殿舎。釣りをするために設けたという。宇津保物語楼上上「広き池流れ入りたり。その上に―立てられたり」→寝殿造(図)
つり‐なわ【釣縄】‥ナハ
①物をつるすのに用いる縄。太平記3「四方の塀の―を一度に切つて落したりける間」
②魚を釣るために釣針をつけて河海中にしかける縄。古今和歌集恋「伊勢の海のあまの―うちはへて」
つり‐の‐お【釣の緒】‥ヲ
釣糸。続古今和歌集恋「伊勢の海の波間に下す―の」
つり‐ばし【吊橋・釣橋】
①空中に張り渡したケーブルで路床をつり下げた橋。長大なスパンの橋に適するが、山間部の深い渓谷などにも掛けられる。
②城郭の濠などに設け、防御の際にはつりあげる橋。
つり‐ばしご【釣梯子】
物につるしかけて用いる綱製のはしご。
つり‐ばな【吊花】
ニシキギ科の落葉低木。高さ約2メートル。山地に自生、また庭木として栽植。6月ごろ、長い花柄の先に帯緑白色または帯紫色の小花を下垂、花後球形の蒴果さくかを結ぶ。紅葉が美しい。種子は赤い。材は細工物用。
つりばな
つり‐ばな【釣花】
生け花の形式の一つ。花器を天井から釣り下げて用いる場合の称。→置花→掛花
つり‐はないけ【釣花生け】
花生けの一種。天井からつり下げて用いるもの。舟形・月形・釣瓶つるべ形など。釣花入れ。釣花器。
つり‐ばり【釣針・釣鉤】
魚を釣るためのはり。普通「し」の字形をなす。
つりばり【釣針】
狂言。主が太郎冠者を連れて宮へ参る。主は夢の告げを得て美女を釣り、冠者も自分の妻を釣るが、醜女なので逃げる。釣女。
つり‐ひげ【釣鬚】
口ひげの先を上にはねあげたもの。中間ちゅうげん・奴やっこなどが、墨で書き、または作り物を用いた。好色一代男7「炮烙ほうろくに―を作り出せば」
つり‐ひも【吊紐】
物を吊るために取りつけた紐。
つり‐ぶつだん【釣仏壇】
持仏じぶつの絵像をかけてまつるもの。つりおまえ。傾城禁短気「先づ―に御灯明点ともして」
つり‐ぶね【釣舟・釣船】
①魚釣りに使う船。
②舟形の釣花生け。
③江戸時代の女の髪型の一つ。
つりふね‐そう【釣舟草】‥サウ
ツリフネソウ科の一年草。茎は高さ30〜50センチメートル。軟質で多汁。葉は有柄互生、楕円形。晩夏に花序を出し、赤紫色の美花を細い花柄の先に垂らす。筒形の花冠の後端は距きょとなり、先が反曲して巻き、舟に似る。日本各地の山地水辺に群生。近縁種に花が黄色のキツリフネがある。〈[季]秋〉
つりふねそう
つり‐ぶみ【吊文】
系図。つりがき。つり。
つり‐べい【釣塀】
縄でつり支えた塀。
つり‐ぼり【釣堀】
池などに魚を養っておき、料金を取って釣らせるところ。〈[季]夏〉
つり‐まと【釣的】
つり下げた的。
つり‐め【吊目・吊眼】
目尻がつり上がったように見える眼。
つり‐もと【釣元】
開き戸の、蝶番ちょうつがいまたは肘壺ひじつぼのとりつけてある側。
つり‐やぐ【釣夜具】
身体に夜具の重みを感じさせないように、夜具の中央に鐶かんをつけ、紐で天井からつるすようにしたもの。老人・病人などに使用。釣夜着つりよぎ。
つり‐やど【釣宿】
舟の手配など、釣り客の世話をする家。
つ‐りょう【津料】‥レウ
中世、川や湖の要津ようしんや海港などに関を設け、そこを通過する人や貨物から徴収した税。
つり‐よぎ【釣夜着】
(→)釣夜具つりやぐに同じ。日本永代蔵4「重ね蒲団―ぱんやの括り枕に身がこそばく」
つり‐わ【吊輪・吊環】
体操用具の一種。また、それを用いて行う男子体操競技。吊り下げた二つの輪を両手で握り、足を地上から離して種々の演技をする。
つり‐わく【釣枠】
(→)釣枝つりえだに同じ。
つる【弦・絃】
①弓に張る糸。ゆみづる。三蔵法師伝嘉応点「舟を刳えり木に絃ツルはげて」。「―を離れた矢」
②琴などの糸。
③枡ますの上面に、対角線上に張り渡した鉄線。平らにならすためのもの。
④(「鉉」とも書く)鍋・土瓶どびんなどにつけてある弓形または半円形の取手とって。「―が外れる」
つる【蔓】
①他物に巻き付いたり付着したりしながら成長していく植物。また、特にその茎(フジ・ツタの類)や巻きひげ(エンドウ・キュウリの類)などの器官。
②鉱脈。転じて、金銭を得る手がかり。てづる。「金の―」
③すじ。系統。類。
④眼鏡の、耳にかける部分。
つる【鶴】
(一説に、朝鮮語turumiと同源。また、鳴き声を写したものという)
①ツル目ツル科の鳥の総称。古来長寿の動物として尊ばれた。大形で頸・脚ともに長い。沼地・平原などに群棲し、地上に営巣・産卵。日本ではタンチョウが北海道で繁殖し、マナヅル・ナベヅルなどが山口県・鹿児島県などで越冬。タンチョウを単にツルともいう。古名、たず。土佐日記「見渡せば松のうれごとにすむ―は千代のどちとぞ思ふべらなる」
アネハヅル
撮影:小宮輝之
ハゴロモヅル
撮影:小宮輝之
②紋所の名。鶴を種々に図案化したもの。鶴丸つるのまる・舞鶴・鶴菱など。→鶴丸(図)
⇒鶴来る
⇒鶴は千年亀は万年
つる【都留】
山梨県南東部、郡内ぐんない地方の市。中心の谷村やむらはもと天領の陣屋町。甲斐絹かいきが特産。人口3万5千。
つる【都留】
姓氏の一つ。
⇒つる‐しげと【都留重人】
つ・る【連る】
〔自他下二〕
⇒つれる(下一)
つ・る【釣る・吊る】
[一]〔他五〕
①上の物にかけてたれさげる。つるす。日葡辞書「カヤヲツル」。「橋を―・る」「首を―・る」
②ひっかけて上げる。釣針で魚をとる。万葉集5「鮎―・ると立たせる妹が裳の裾ぬれぬ」。「えびで鯛を―・る」
③かつぐ。舁かく。好色一代女1「楽乗物―・らせて」
④上へあげる。「目を―・る」
⑤おびき出す。巧みに誘う。狂言、釣狐「聞けばそなたは狐を―・るとの」。浮世草子、好色産毛「我にみたてて、殿子―・りてまゐれと仰せありつるほどに」。「甘言で―・る」
⑥相撲で、相手のまわしをつかんで高く持ち上げる。
[二]〔自五〕
①一方へ引かれて寄る。筋などがひきつる。日葡辞書「スヂガツル」。「足が―・る」「縫い目の糸が―・る」
②上へあがる。「目の―・った人」
◇[一]1・4・6および[二]は、ふつう「吊」、[一]2・3・5は、「釣」を使う。[二]1は、「攣る」「痙る」とも書く。
⇒釣った魚に餌はやらぬ
つる‐あらめ【蔓荒布】
褐藻類コンブ科の海藻。皺のある笹の葉状の葉をもつ。長さ1メートル。潮下帯の岩上に生育し、蔓のように匍匐ほふくする根から新しい芽を生じる。日本海特産。佐渡で「板あらめ」として食用。
つる‐い【釣井】‥ヰ
ふかい竪たて井戸。吊井つりい。釣川。坪川つぼかわ。
つる‐うし【蔓牛】
遺伝力の強い、優良な特性がよく固定化された和牛の系統。中国地方の和牛生産地帯での呼称。
つる‐うち【弦打】
物怪もののけなどを退散させるまじないとして、弓弦ゆづるを引いて鳴らすこと。また、その人。鳴弦めいげん。弓弦打。源氏物語夕顔「随身も―して絶えずこわづくれ」
つる‐うめもどき【蔓梅擬き】
(葉形がウメに似て、蔓になるのでいう)ニシキギ科の落葉蔓性低木。山地に多い。葉は楕円形。初夏、黄緑色の細花を開く。花後、球形の蒴果さくかを結び、晩秋に開裂して黄赤色の仮種皮をつけた種子を露出する。〈[季]秋〉
ツルウメモドキ(実)
撮影:関戸 勇
つるおか【鶴岡】‥ヲカ
山形県北西部、庄内平野の中心の市。もと酒井氏14万石の城下町。羽二重などの絹織物、第二次大戦後は農機具・清酒などの生産が盛ん。人口14万2千。旧称、荘内。古名、つるがおか。→庄内
つるおか【鶴岡】‥ヲカ
姓氏の一つ。
⇒つるおか‐かずと【鶴岡一人】
⇒つるおか‐まさお【鶴岡政男】
つるおか‐かずと【鶴岡一人】‥ヲカ‥
プロ野球選手・監督。広島県出身。1939年南海に入団。第二次大戦後、52年まで選手兼監督、53年から監督専任。監督としてリーグ優勝11回、日本シリーズ優勝2回。65年野球殿堂入り。(1916〜2000)
⇒つるおか【鶴岡】
つるおか‐まさお【鶴岡政男】‥ヲカ‥ヲ
洋画家。群馬県生れ。松本竣介・麻生三郎・靉光あいみつらと新人画会を結成。機知に富んだ作風が特徴。作「重い手」「人間気化」など。(1907〜1979)
⇒つるおか【鶴岡】
つる‐おと【弦音】
矢を放ったとき弦の鳴る音。また、弦打つるうちして弦の鳴る音。保元物語「もとより引きまうけたる矢なれば、―高く切つて放つ」
つるが【敦賀】
福井県の南部、敦賀湾に面する港湾都市。古代から日本海側における大陸交通の要地。奈良時代には角鹿つぬがと称。原子力発電所が立地。人口6万8千。
つるが【鶴賀】
新内しんない節の大成に先行する諸派のうち、鶴賀若狭掾わかさのじょうに始まる一派。また、その芸姓。
⇒つるが‐ぶし【鶴賀節】
⇒つるが‐わかさのじょう【鶴賀若狭掾】
つる‐かえし【蔓返し】‥カヘシ
甘藷栽培で、収穫期近くにその蔓を反転する作業。茎葉の徒長を抑制、屑藷を生ずることを防ぐ。
つるがおか【鶴岡】‥ヲカ
鶴岡八幡宮の略。
⇒つるがおか‐しゃさん【鶴岡社参】
⇒つるがおか‐そうぶぎょう【鶴岡総奉行】
⇒つるがおか‐はちまんぐう【鶴岡八幡宮】
つるがおか‐しゃさん【鶴岡社参】‥ヲカ‥
鎌倉時代、将軍が鶴岡八幡宮に参詣したこと。
⇒つるがおか【鶴岡】
つるがおか‐そうぶぎょう【鶴岡総奉行】‥ヲカ‥ギヤウ
室町時代、関東管領の設けた職。鶴岡八幡宮の社務を処理し、上杉氏を任用。鎌倉幕府では鶴岡八幡宮奉行。
⇒つるがおか【鶴岡】
つるがおか‐はちまんぐう【鶴岡八幡宮】‥ヲカ‥
鎌倉市雪ノ下にある元国幣中社。祭神は応神天皇・比売神ひめがみ・神功皇后。1063年(康平6)源頼義が石清水いわしみず八幡宮の分霊を鎌倉の由比郷鶴岡に勧請かんじょうし、1180年(治承4)源頼朝が今の地に移して旧名をうけついだ。源氏の氏神として尊崇された。鎌倉八幡宮。
鶴岡八幡宮
撮影:関戸 勇
⇒つるがおか【鶴岡】
つる‐かけ【弦掛・絃掛】
①弦を弓筈ゆはずにかけること。
②弓弦を作る職人。
③枡ますに弦つる3をかけ渡すこと。また、その枡。弦掛枡。日本永代蔵5「後は碓の音絶えて―枡のみ残れり」
④弦鍋つるなべ。〈日葡辞書〉
⑤古来の伐木法。鋸を用いず、大木の根方に3方から斧を入れ、鼎かなえの脚のように3カ所脚を残すこと。最後にその一つを切り放すと、樹はその反対の方向に倒れる。三つ紐伐り。
つるがしま【鶴ケ島】
埼玉県南部、坂戸台地中央に位置する市。畑作地帯。関越自動車道のインターチェンジがあり、住宅地化が進行。人口7万。
つるが‐ぶし【鶴賀節】
新内節のもとになった浄瑠璃の流派。
⇒つるが【鶴賀】
つる‐かめ【鶴亀】
①鶴と亀。いずれも寿命が長く、めでたいものとされ、縁起物として種々の飾りに用いる。古今和歌集賀「―も千年の後は知らなくに」。好色一代女3「蝋燭立の―をころばせ」
②縁起を祝い、または縁起直しに言う言葉。つるかめつるかめ。尾崎紅葉、おぼろ舟「御母様済みませぬ。此お詫はあの世から。えゝ――」
⇒つるかめ‐ざん【鶴亀算】
つるかめ【鶴亀】
①能。唐土の皇帝が春の節会の嘉例として月宮殿で鶴亀の舞を奏させ、自らも舞楽を舞う。月宮殿。
②長唄・常磐津・地歌・箏曲の一つ。1に基づく祝儀物。長唄は10世杵屋六左衛門作曲。常磐津は本名題「細石さざれいし巌鶴亀」。3世桜田治助作詞。4世岸沢古式部作曲。地歌は2世松崎検校作曲の端歌物。箏曲は楯山登作曲の明治新曲と山田流箏曲の手ほどき曲。
つるかめ‐ざん【鶴亀算】
算数の問題の一つ。鶴と亀との合計数と合計足数を知ることによって、それぞれの数を知るもの。
⇒つる‐かめ【鶴亀】
つるかめ‐そう【蔓亀草】‥サウ
ヤマノイモ科の多年草。南アフリカ原産。地下の茎幹は円錐形で、一部は地表に出てコルク化し、亀の甲に似る。茎は蔓状、葉は心臓形。夏秋の頃、黄色の小花を多数総状につけ、翼状の稜角のある蒴果さくかを結ぶ。温室で栽培。テスツディナリア。
つるかめば‐そう【蔓亀葉草】‥サウ
ムラサキ科の多年草。茎は地上を這い蔓状。葉は卵形、下部の葉は心臓形。春、淡碧色の小花を花穂の一側に並べて開く。新枝の先端が地につくと根を出してふえる。
つるが‐わかさのじょう【鶴賀若狭掾】
江戸中期の新内節の太夫。鶴賀派の始祖。本名、高井庄兵衛。敦賀出身。富士松薩摩掾さつまのじょうの門弟。2世鶴賀新内と協力して新内節を大成。作詞・作曲に「明烏」「蘭蝶」など名作が多い。狂歌の号、大木戸黒牛。(1717〜1786)
⇒つるが【鶴賀】
つるぎ【剣】
(古くはツルキとも。ツリハキ(吊佩)の約という)諸刃もろはの刀。けん。古事記中「―の太刀」
⇒つるぎ‐たち【剣太刀】
⇒つるぎ‐の‐えだ【剣の枝】
⇒つるぎ‐の‐たち【剣の太刀】
⇒つるぎ‐の‐はわたり【剣の刃渡り】
⇒つるぎ‐の‐まい【剣の舞】
⇒つるぎ‐の‐やま【剣の山】
⇒つるぎ‐ば【剣羽】
つるぎ‐さき【剣崎】
神奈川県南東部、三浦半島南東端の岬。千葉県の洲崎すのさきと相対して東京湾の入口に位置し、灯台がある。けんざき。
つるぎ‐さん【剣山】
徳島県の西部、剣山地の主峰。標高1955メートル。中世以降、修験しゅげん道の霊場。
剣山
提供:オフィス史朗
つるぎ‐だけ【剣岳・劔岳】
富山県東部、北アルプス立山連峰の北端に屹立する峻峰。標高2999メートル。鋭い岩場と雪渓をもつ。
剱岳(1)
提供:オフィス史朗
剱岳(2)
提供:オフィス史朗
つるぎ‐たち【剣太刀】
[一]〔名〕
鋭利な刀。つるぎのたち。万葉集5「―腰にとり佩はき」
[二]〔枕〕
「み」「身」「ひ」「な」「とぐ」「名」などにかかる。
⇒つるぎ【剣】











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