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きび【黍・稷】🔗🔉

きび黍・稷】 (キミ(黍)の転)イネ科の一年生作物。インド原産とされ、中国では古くから主要な穀物で五穀の一つ。古く朝鮮を経て渡来したが、現在はほとんど栽培しない。果実は、食用・飼料、また餅菓子・酒などの原料。粳うるちと糯もちとがある。茎は黍稈きびがら細工の材料。〈[季]秋〉。〈類聚名義抄〉 きび

きびがら‐ざいく【黍稈細工】🔗🔉

きびがら‐ざいく黍稈細工】 色彩を施したキビ・トウモロコシの茎の芯と、細く割いたその皮を材料として、種々の形をつくる手細工。また、その細工品。 きびがら姉さま(鳥取) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) きびがら細工(栃木) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) きびがら細工(沖縄石垣島) 撮影:薗部 澄(JCII蔵) きびがら細工(香川) 撮影:薗部 澄(JCII蔵)

きび‐だんご【黍団子】🔗🔉

きび‐だんご黍団子】 黍の実の粉で製した団子。〈日葡辞書〉 黍団子 撮影:関戸 勇

きび‐なご【黍魚子・吉備奈仔】🔗🔉

きび‐なご黍魚子・吉備奈仔】 ニシン科の海産硬骨魚。全長約10センチメートル。体は青褐色で、広い銀白色の縦帯がある。南日本産。4〜5月頃の産卵期に波打ちぎわに群集。食用また釣餌・撒餌用。きみなご。 きびなご ○驥尾に付すきびにふす [史記伯夷伝、注]蠅はえが駿馬の尾について千里も遠い地に行くように、後進者がすぐれた先達につき従って、事を成しとげたり功を立てたりすることをいう。蒼蠅そうよう驥尾に付して千里を致す。 ⇒き‐び【驥尾】

きび‐もち【黍餅】🔗🔉

きび‐もち黍餅】 黍の実を蒸してついた餅。また、黍の実を糯米もちごめに入れてついた餅。

きみ【黍・稷】🔗🔉

きみ黍・稷(→)「きび」に同じ。万葉集16「梨棗なしなつめ―に粟つぎ延ふ葛の」

しょ‐しょく【黍稷】🔗🔉

しょ‐しょく黍稷】 [書経盤庚上]もちきびとうるちきび。また、きびとあわ。転じて、五穀ごこく

しょ‐り【黍離】🔗🔉

しょ‐り黍離】 [詩経王風、黍離]旧都や故郷が荒れはてて、黍きびなどが生い茂ったさびしい光景。世の移り変りを嘆く語。

[漢]黍🔗🔉

 字形 〔黍部0画/12画/2148・3550〕 〔音〕ショ(呉)(漢) 〔訓〕きび [意味] 五穀の一つ。きび。「黍稷しょしょく・蜀黍しょくしょ・もろこし」 [解字] 会意。「禾」(=いね)+「氺」(=水)。水分を与えて育てる穀物の意。 [難読] 黍魚子きびなご

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