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えんか‐ぶつ【塩化物】‥クワ‥🔗🔉

えんか‐ぶつ塩化物‥クワ‥ (chloride)塩素と他の元素または基との化合物。希ガス類以外のほとんどすべての元素は塩化物を作る。 ⇒えん‐か【塩化】

えんかぶつ‐イオン【塩化物イオン】‥クワ‥🔗🔉

えんかぶつ‐イオン塩化物イオン‥クワ‥ (chloride ion)塩素原子が1個の電子を得てできるイオン。化学式Cl 以前は塩素イオンと呼んだ。 ⇒えん‐か【塩化】

えん‐そ【塩素】🔗🔉

えん‐そ塩素】 (chlorine)ハロゲン族元素の一種。元素記号Cl 原子番号17。原子量35.45。天然には食塩・塩化マグネシウムなどとして存在。二酸化マンガンに濃塩酸を加えて徐々に熱すると生じる。工業的には食塩水を電解して作る。黄緑色の気体で、悪臭がある。空気より重く、他の元素とよく化合する。酸化力強く、植物性の色素を褪色たいしょくする作用があり、酸化剤・漂白剤・消毒剤として用いる。また種々の塩化物の製造原料となる。 ⇒えんそ‐さん【塩素酸】 ⇒えんそさん‐カリウム【塩素酸カリウム】 ⇒えんそ‐ばくめいき【塩素爆鳴気】

えんそ‐さん【塩素酸】🔗🔉

えんそ‐さん塩素酸】 (chloric acid)化学式HClO 水溶液としてのみ知られている強い酸。濃縮すれば分解する。強酸化剤で、有機物に接触すると爆発的に反応する。 ⇒えん‐そ【塩素】

クロール【Chlor ドイツ】🔗🔉

クロールChlor ドイツ】 〔化〕 ⇒クロル

クロラール【chloral】🔗🔉

クロラールchloral】 分子式CClCHO 無色・刺激臭・油状の液体。エチル‐アルコールに塩素を反応させて塩素化し、さらに酸化して製する。DDTの原料として用いた。水と化合させた抱水クロラールは催眠鎮静剤。

クロラムフェニコール【chloramphenicol】🔗🔉

クロラムフェニコールchloramphenicol】 抗生物質の一つ。放線菌の一種(ストレプトミセス‐ヴェネズエレ)から分離された無色針状または板状の結晶。抗菌作用の範囲は広いが、耐性菌の出現および赤血球系に対する副作用のため、腸チフス・パラチフスなどサルモネラ感染およびリケッチア症などに限って用いる。新生児では特に副作用が強い。クロロマイセチン。

クロル【Chlor ドイツ】🔗🔉

クロルChlor ドイツ】 (ギリシア語のchloros(緑色の)に由来)塩素。クロール。

クロルカルキ【Chlorkalk ドイツ】🔗🔉

クロルカルキChlorkalk ドイツ】 さらし粉。漂白粉。カルキ。

クロルテトラサイクリン【chlortetracycline】🔗🔉

クロルテトラサイクリンchlortetracycline】 オーレオマイシンの化学名。

クロルプロマジン【chlorpromazine】🔗🔉

クロルプロマジンchlorpromazine】 精神安定剤の一つ。各種精神病の興奮の鎮静をもたらし、特に統合失調症に有効。麻酔の準備・強化にも用いる。

クロルヘキシジン【chlorhexidine】🔗🔉

クロルヘキシジンchlorhexidine】 医療用殺菌剤。皮膚に対する刺激が少なく、手指や手術部位の消毒液、軟膏などにグルコン酸との化合物を汎用する。商品名、ヒビテン・オロナイン。

クロレラ【Chlorella ラテン・ ドイツ】🔗🔉

クロレラChlorella ラテン・ ドイツ】 淡水産の緑藻類(緑藻綱)の一属。単細胞性。球形・楕円形の細胞に1〜数個の杯状の葉緑体を持つ。池・水田・水溜り・金魚鉢などに産する。蛋白質に富み、光合成能力が高いことから、蛋白源として培養される。

クロロアセトフェノン【chloroacetophenone】🔗🔉

クロロアセトフェノンchloroacetophenone】 分子式CHCOCHCl 無色の結晶。アセトフェノンを酢酸溶液中で塩素化して製する。一過性の催涙性があるので催涙ガス、護身用として用いる。医薬品の中間体としても用いる。

クロロキン【chloroquine】🔗🔉

クロロキンchloroquine】 抗マラリア剤・抗炎症剤として第二次大戦中アメリカで開発された薬剤。4‐アミノ‐キノリン類。慢性関節リウマチ・エリテマトーデスなどにも用いられたが、頭痛・胃腸障害などの副作用があり、特に長期使用すると重い視覚障害を来す。現在製造中止。 ⇒クロロキン‐もうまくしょう【クロロキン網膜症】

クロロシス【chlorosis】🔗🔉

クロロシスchlorosis】 〔生〕(→)白化はっか

クロロジフェニルアルシン【chlorodiphenylarsine】🔗🔉

クロロジフェニルアルシンchlorodiphenylarsine】 分子式(CHAsCl 黄色の液体。毒ガスの一つ。きわめて低濃度で喉・鼻などを強く刺激し、高濃度では呼吸器を冒して嘔吐・呼吸困難をもたらし、死に至らせる。ジフェニル塩化砒素。

クロロニコチニルけい‐さっちゅうざい【クロロニコチニル系殺虫剤】🔗🔉

クロロニコチニルけい‐さっちゅうざいクロロニコチニル系殺虫剤】 (chloronicotinyl)農薬の一種。ニコチン様物質(ネオニコチノイド)を主成分とする殺虫剤。ウンカ・アブラムシ・ヨコバイ類に薬効を示す。

クロロピクリン【chloropicrin】🔗🔉

クロロピクリンchloropicrin】 分子式CClNO 刺激性・催涙性の蒸気を発する液体。毒ガス・殺虫剤とされる。ニトロ‐クロロホルム。

クロロフィツム【Chlorophytum ラテン】🔗🔉

クロロフィツムChlorophytum ラテン(→)折鶴蘭おりづるらん。広くはユリ科オリヅルラン属植物(その学名)。

クロロフィル【chlorophyll】🔗🔉

クロロフィルchlorophyll】 葉緑素。

クロロフルオロカーボン【chlorofluorocarbon】🔗🔉

クロロフルオロカーボンchlorofluorocarbon】 フロンのこと。

クロロプレン【chloroprene】🔗🔉

クロロプレンchloroprene】 分子式CH=CClCH=CH アセチレンまたはブタジエンを原料とする無色の液体。合成ゴムの一種クロロプレン‐ゴム(商標名ネオプレン)の原料物質。クロロブタジエン。

クロロベンゼン【chlorobenzene】🔗🔉

クロロベンゼンchlorobenzene】 分子式CHCl ベンゼンの水素1原子を塩素原子で置換した化合物。鉄粉などを触媒としてベンゼンに塩素を作用させて合成する。独特の臭気のある無色の液体。多くの有機化合物の重要な合成原料。

クロロホルム【chloroform】🔗🔉

クロロホルムchloroform】 分子式CHCl エチル‐アルコールに水とさらし粉とをまぜ蒸留して得られる無色揮発性の液体。窒息性の臭気をもち、麻酔作用がある。発癌性が指摘されている。冷媒・フッ素樹脂原料に用いる。トリクロロ‐メタン。

クロロマイセチン【Chloromycetin】🔗🔉

クロロマイセチンChloromycetin】 クロラムフェニコールの薬品名。

ようりょく‐たい【葉緑体】エフ‥🔗🔉

ようりょく‐たい葉緑体エフ‥ (chloroplast)藻類・緑色植物の、葉その他の緑色組織にある細胞小器官。色素体の一種。独自のDNAとグラナと呼ぶ内膜構造を持ち、緑色の葉緑素および黄色のカロテノイドを含有。この中で光合成が行われる。もとは独立した原核生物であったと考えられている。→細胞(図)

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