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広辞苑の検索結果 (27)

えんか‐ぶつ【塩化物】‥クワ‥🔗🔉

えんか‐ぶつ塩化物‥クワ‥ (chloride)塩素と他の元素または基との化合物。希ガス類以外のほとんどすべての元素は塩化物を作る。 ⇒えん‐か【塩化】

えんかぶつ‐イオン【塩化物イオン】‥クワ‥🔗🔉

えんかぶつ‐イオン塩化物イオン‥クワ‥ (chloride ion)塩素原子が1個の電子を得てできるイオン。化学式Cl 以前は塩素イオンと呼んだ。 ⇒えん‐か【塩化】

えん‐そ【塩素】🔗🔉

えん‐そ塩素】 (chlorine)ハロゲン族元素の一種。元素記号Cl 原子番号17。原子量35.45。天然には食塩・塩化マグネシウムなどとして存在。二酸化マンガンに濃塩酸を加えて徐々に熱すると生じる。工業的には食塩水を電解して作る。黄緑色の気体で、悪臭がある。空気より重く、他の元素とよく化合する。酸化力強く、植物性の色素を褪色たいしょくする作用があり、酸化剤・漂白剤・消毒剤として用いる。また種々の塩化物の製造原料となる。 ⇒えんそ‐さん【塩素酸】 ⇒えんそさん‐カリウム【塩素酸カリウム】 ⇒えんそ‐ばくめいき【塩素爆鳴気】

えんそ‐さん【塩素酸】🔗🔉

えんそ‐さん塩素酸】 (chloric acid)化学式HClO 水溶液としてのみ知られている強い酸。濃縮すれば分解する。強酸化剤で、有機物に接触すると爆発的に反応する。 ⇒えん‐そ【塩素】

クロール【Chlor ドイツ】🔗🔉

クロールChlor ドイツ】 〔化〕 ⇒クロル

クロラール【chloral】🔗🔉

クロラールchloral】 分子式CClCHO 無色・刺激臭・油状の液体。エチル‐アルコールに塩素を反応させて塩素化し、さらに酸化して製する。DDTの原料として用いた。水と化合させた抱水クロラールは催眠鎮静剤。

クロラムフェニコール【chloramphenicol】🔗🔉

クロラムフェニコールchloramphenicol】 抗生物質の一つ。放線菌の一種(ストレプトミセス‐ヴェネズエレ)から分離された無色針状または板状の結晶。抗菌作用の範囲は広いが、耐性菌の出現および赤血球系に対する副作用のため、腸チフス・パラチフスなどサルモネラ感染およびリケッチア症などに限って用いる。新生児では特に副作用が強い。クロロマイセチン。

クロル【Chlor ドイツ】🔗🔉

クロルChlor ドイツ】 (ギリシア語のchloros(緑色の)に由来)塩素。クロール。

クロルカルキ【Chlorkalk ドイツ】🔗🔉

クロルカルキChlorkalk ドイツ】 さらし粉。漂白粉。カルキ。

クロルテトラサイクリン【chlortetracycline】🔗🔉

クロルテトラサイクリンchlortetracycline】 オーレオマイシンの化学名。

クロルプロマジン【chlorpromazine】🔗🔉

クロルプロマジンchlorpromazine】 精神安定剤の一つ。各種精神病の興奮の鎮静をもたらし、特に統合失調症に有効。麻酔の準備・強化にも用いる。

クロルヘキシジン【chlorhexidine】🔗🔉

クロルヘキシジンchlorhexidine】 医療用殺菌剤。皮膚に対する刺激が少なく、手指や手術部位の消毒液、軟膏などにグルコン酸との化合物を汎用する。商品名、ヒビテン・オロナイン。

クロレラ【Chlorella ラテン・ ドイツ】🔗🔉

クロレラChlorella ラテン・ ドイツ】 淡水産の緑藻類(緑藻綱)の一属。単細胞性。球形・楕円形の細胞に1〜数個の杯状の葉緑体を持つ。池・水田・水溜り・金魚鉢などに産する。蛋白質に富み、光合成能力が高いことから、蛋白源として培養される。

クロロアセトフェノン【chloroacetophenone】🔗🔉

クロロアセトフェノンchloroacetophenone】 分子式CHCOCHCl 無色の結晶。アセトフェノンを酢酸溶液中で塩素化して製する。一過性の催涙性があるので催涙ガス、護身用として用いる。医薬品の中間体としても用いる。

クロロキン【chloroquine】🔗🔉

クロロキンchloroquine】 抗マラリア剤・抗炎症剤として第二次大戦中アメリカで開発された薬剤。4‐アミノ‐キノリン類。慢性関節リウマチ・エリテマトーデスなどにも用いられたが、頭痛・胃腸障害などの副作用があり、特に長期使用すると重い視覚障害を来す。現在製造中止。 ⇒クロロキン‐もうまくしょう【クロロキン網膜症】

クロロシス【chlorosis】🔗🔉

クロロシスchlorosis】 〔生〕(→)白化はっか

クロロジフェニルアルシン【chlorodiphenylarsine】🔗🔉

クロロジフェニルアルシンchlorodiphenylarsine】 分子式(CHAsCl 黄色の液体。毒ガスの一つ。きわめて低濃度で喉・鼻などを強く刺激し、高濃度では呼吸器を冒して嘔吐・呼吸困難をもたらし、死に至らせる。ジフェニル塩化砒素。

クロロニコチニルけい‐さっちゅうざい【クロロニコチニル系殺虫剤】🔗🔉

クロロニコチニルけい‐さっちゅうざいクロロニコチニル系殺虫剤】 (chloronicotinyl)農薬の一種。ニコチン様物質(ネオニコチノイド)を主成分とする殺虫剤。ウンカ・アブラムシ・ヨコバイ類に薬効を示す。

クロロピクリン【chloropicrin】🔗🔉

クロロピクリンchloropicrin】 分子式CClNO 刺激性・催涙性の蒸気を発する液体。毒ガス・殺虫剤とされる。ニトロ‐クロロホルム。

クロロフィツム【Chlorophytum ラテン】🔗🔉

クロロフィツムChlorophytum ラテン(→)折鶴蘭おりづるらん。広くはユリ科オリヅルラン属植物(その学名)。

クロロフィル【chlorophyll】🔗🔉

クロロフィルchlorophyll】 葉緑素。

クロロフルオロカーボン【chlorofluorocarbon】🔗🔉

クロロフルオロカーボンchlorofluorocarbon】 フロンのこと。

クロロプレン【chloroprene】🔗🔉

クロロプレンchloroprene】 分子式CH=CClCH=CH アセチレンまたはブタジエンを原料とする無色の液体。合成ゴムの一種クロロプレン‐ゴム(商標名ネオプレン)の原料物質。クロロブタジエン。

クロロベンゼン【chlorobenzene】🔗🔉

クロロベンゼンchlorobenzene】 分子式CHCl ベンゼンの水素1原子を塩素原子で置換した化合物。鉄粉などを触媒としてベンゼンに塩素を作用させて合成する。独特の臭気のある無色の液体。多くの有機化合物の重要な合成原料。

クロロホルム【chloroform】🔗🔉

クロロホルムchloroform】 分子式CHCl エチル‐アルコールに水とさらし粉とをまぜ蒸留して得られる無色揮発性の液体。窒息性の臭気をもち、麻酔作用がある。発癌性が指摘されている。冷媒・フッ素樹脂原料に用いる。トリクロロ‐メタン。

クロロマイセチン【Chloromycetin】🔗🔉

クロロマイセチンChloromycetin】 クロラムフェニコールの薬品名。

ようりょく‐たい【葉緑体】エフ‥🔗🔉

ようりょく‐たい葉緑体エフ‥ (chloroplast)藻類・緑色植物の、葉その他の緑色組織にある細胞小器官。色素体の一種。独自のDNAとグラナと呼ぶ内膜構造を持ち、緑色の葉緑素および黄色のカロテノイドを含有。この中で光合成が行われる。もとは独立した原核生物であったと考えられている。→細胞(図)

大辞林の検索結果 (34)

クロール(ドイツ) Chlor🔗🔉

クロール [2] (ドイツ) Chlor ⇒クロル

クロラールchloral🔗🔉

クロラール [3] chloral トリクロロアセトアルデヒドの別名。化学式 CClCHO エチルアルコールに塩素ガスを作用させてつくる刺激臭のある無色の液体。アンモニア性硝酸銀を還元するので,銀の検出・定量試薬に用いる。また,水を作用させて得られる結晶は抱水クロラールと呼ばれ,催眠薬に用いられたが,副作用が強く現在は用いられない。

クロラミンchloramine🔗🔉

クロラミン [0] chloramine (1)アンモニアの水素原子を塩素原子で置換した化合物。モノクロロアミンとジクロロアミンがある。クロロアミン。 (2)パラトルエンスルホンアミドを次亜塩素酸ナトリウムで処理して得られる白色の結晶性粉末。強い酸化作用をもち,1〜2パーセント水溶液は傷口の殺菌消毒剤として用いる。クロラミン T 。

クロラムフェニコールchloramphenicol🔗🔉

クロラムフェニコール [7] chloramphenicol 放線菌の一種から分離された抗生物質。化学的に合成できる。グラム陰性菌,特にチフス菌に対して優れた抗菌力を示す。副作用として,再生不良性貧血を起こすことがある。商標名はクロロマイセチン。

クロル(ドイツ) Chlor🔗🔉

クロル [2] (ドイツ) Chlor 塩素。クロール。

クロル-カルキ(ドイツ) Chlorkalk🔗🔉

クロル-カルキ [4] (ドイツ) Chlorkalk さらし粉。カルキ。クロル石灰。

クロル-テトラサイクリンchlortetracycline🔗🔉

クロル-テトラサイクリン [7] chlortetracycline 放線菌の一種の培養液から抽出された抗生物質。ブドウ球菌感染症やアメーバ・スピロヘータ・リケッチアによる疾患に広く有効。商標名はオーレオマイシン。

クロル-デンchlordane🔗🔉

クロル-デン [2] chlordane 有機塩素系殺虫剤の一。農薬として禁止されたのちもシロアリ駆除剤として使われたが,日本では1986年(昭和61)に全面禁止。

クロル-ピクリンchlorpicrin🔗🔉

クロル-ピクリン [4] chlorpicrin ⇒クロロピクリン

クロル-プロマジンchlorpromazine🔗🔉

クロル-プロマジン [6] chlorpromazine 精神安定薬の一。精神分裂症などの治療のほか,麻酔の準備・強化に用いる。

クロレラchlorella🔗🔉

クロレラ [0] chlorella 緑藻類クロレラ目の淡水藻。原生動物や海綿の細胞中に共生。体は微小な球形で中に葉緑体一個があり,光合成能力は大きく繁殖力旺盛。飼料・飲食品・化粧品などに混入するほか,汚水浄化に利用。

クロロキンchloroquine🔗🔉

クロロキン [0] chloroquine マラリア治療に用いられる薬。

クロロシスchlorosis🔗🔉

クロロシス [3] chlorosis ⇒白化(ハクカ)

クロロピクリンchloropicrin🔗🔉

クロロピクリン [4] chloropicrin ピクリン酸のアルカリ性水溶液に塩素を作用させてつくる油状の液体。化学式 CClNO 強い催涙・窒息作用をもつので毒ガスとして用いた。また,殺虫・殺菌剤や染料の原料に用いる。クロルピクリン。

クロロフィルchlorophyll🔗🔉

クロロフィル [4] chlorophyll 葉緑体に含まれる緑色色素。光合成で中心的役割を果たす。マグネシウムを含みアルコールやアセトンによく溶ける。多くの高等緑色植物では青緑色のクロロフィル a と黄緑色のクロロフィル b とがおよそ三対一の割合で含まれる。葉緑素。

クロロフルオロカーボンchlorofluorocarbon🔗🔉

クロロフルオロカーボン [8] chlorofluorocarbon 炭化水素の水素原子の少なくとも一個をフッ素原子で置換した化合物の総称。通常,フッ素以外に塩素をも含む。一般に,無色無臭。低沸点の液体で,化学的に安定。冷蔵庫などの冷媒,エーロゾル噴霧剤・消火剤,フッ素樹脂の原料に用いる。大気中に放出されると紫外線で光分解して塩素ガスを発生し,成層圏でオゾン層を破壊すると指摘される。フロン。フレオン。

クロロプレンchloroprene🔗🔉

クロロプレン [4] chloroprene アセチレンまたはブタジエンと塩素を原料として合成される無色揮発性の液体。化学式 CH=CCl CH=CH 光・熱・酸素により容易に重合する。合成ゴムの一種ポリクロロプレン(商標名ネオプレン)の原料。

クロロベンゼンchlorobenzene🔗🔉

クロロベンゼン [4] chlorobenzene 無色の液体。化学式 CHCl 鉄を触媒としてベンゼンを塩素化してつくる。溶媒や多くの有機化合物の合成原料として用いる。

クロロホルムchloroform🔗🔉

クロロホルム [4] chloroform 無色揮発性で甘いような特有のにおいのある液体。化学式 CHCl メタンを塩素と反応させてつくる。有機化合物の溶剤,フロンの原料。以前は外科手術の吸入用麻酔剤として使われた。トリハロメタンの主成分。

クロロマイセチンChloromycetin🔗🔉

クロロマイセチン [6] Chloromycetin クロラムフェニコールの商標名。クロマイ。

chlo・ral[kl:rl](英和)🔗🔉

chlo・ral[kl:rl] n.《化》クロラール;=chloral hydrate 抱水クロラール<催眠剤>.

chloral hydrate(英和)🔗🔉

chloral hydrate 抱水クロラール<催眠剤>.

chlor・am・phen・i・col[kl:rmfnikoul](英和)🔗🔉

chlor・am・phen・i・col[kl:rmfnikoul] n.《化》クロラムフェニコール.

chlo・rate[kl:reit](英和)🔗🔉

chlo・rate[kl:reit] n.<化>塩素酸塩.

chlo・rel・la[klrl](英和)🔗🔉

chlo・rel・la[klrl] n.《植》クロレラ.

chlo・ride[kl:raid](英和)🔗🔉

chlo・ride[kl:raid] n.塩化物;<話>さらし粉. ◎chloride of lime さらし粉.

chlo・ri・nate[kl:rineit](英和)🔗🔉

chlo・ri・nate[kl:rineit] vt.《化》塩素処理する.

chlo・rine[kl:ri(:)n](英和)🔗🔉

chlo・rine[kl:ri(:)n] n.塩素.

chlo・ro・form[kl(:)rf:rm](英和)🔗🔉

chlo・ro・form[kl(:)rf:rm] n.,vt.クロロホルム(で麻酔させる).

chlo・ro・my・ce・tin[kl:roumais:tn](英和)🔗🔉

chlo・ro・my・ce・tin[kl:roumais:tn] n.《商標》クロロマイセチン.

chlo・ro・phyl(l)[kl(:)rfil](英和)🔗🔉

chlo・ro・phyl(l)[kl(:)rfil] n.クロロフィル,葉緑素.

chlo・ro・prene[kl(:)rpri:n](英和)🔗🔉

chlo・ro・prene[kl(:)rpri:n] n.クロロプレン<合成ゴムの原料>.

chlo・rous[kl:rs](英和)🔗🔉

chlo・rous[kl:rs] a.<化>亜塩素酸の.

chlor・prom・a・zine[kl:rprmzin/‐‐](英和)🔗🔉

chlor・prom・a・zine[kl:rprmzin/--] n.《薬》クロールプロマジン.

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