複数辞典一括検索+

広辞苑の検索結果 (5)

○今は昔いまはむかし🔗🔉

○今は昔いまはむかし 今から見れば昔のこと。むかしむかし。竹取物語「―、竹取の翁といふものありけり」 ⇒いま【今】 いまばり今治】 愛媛県北部の市。もと藤堂氏・久松氏3万石の城下町。来島くるしま海峡に臨む。タオルの生産地で、綿紡織の中小工場が多い。人口17万4千。 いま‐はるべ伊馬春部】 劇作家・放送作家。本名、高崎英雄。福岡県生れ。ムーラン‐ルージュ2の座付き作者として活躍。作「桐の木横町」、ラジオドラマ「向う三軒両隣り」。(1908〜1984) いまびき‐まい今挽米(→)今摺米いまずりまいに同じ。 いま‐ひと今人】 今の人。現在生きている人。金葉和歌集「―の心をみわの山にてぞ」 いま‐ひといき今一息】 目標にもう少しのところまで至っていること。また、あとわずかだが不十分であるさま。「―で頂上だ」 いま‐ひとつ今一つ】 ①更にもう一つ。宇津保物語蔵開中「―のくぼありて」 ②更にもうほんのちょっと。いまいち。「―物足りない」 いま‐ひめぎみ今姫君】 新たに生まれた姫君。 いま‐ふう今風】 現代風。当世風。 いま‐ぶき今吹き】 新しく貨幣を鋳造すること。また、その貨幣。 いま‐ほど今程】 このほど。近頃。謡曲、放下僧ほうかぞう「―人のもてあそび候は」 いま‐まいり今参り‥マヰリ 新たに出仕した者。新参者。枕草子28「―のさし越えて、物知り顔に教へやうなる事いひうしろみたる、いとにくし」 いままいり今参‥マヰリ 狂言。秀句に堪能な新参者が、大名の問いにすべて秀句で答える。 いま‐まで今迄】 ①今の時まで。「―待った」 ②従来通り。狂言、川上「―ぢやと思ひをつたがよい」 いま‐みち今道】 ①新たにできた道。この名は各地に残るが、京都の北郊から比叡山を越えて坂本に出る道が名高い。 ②中世以降の新しい里程。それまでの6町1里を36町1里に改めたもの。 いま‐みや今宮】 ①新たに生まれた皇子。 ②ある神霊を分けてまつった神社。若宮。新宮。 いまみやのしんじゅう今宮の心中‥ヂユウ 浄瑠璃。近松門左衛門作の世話物。1711年(正徳1)初演。大坂本町菱屋の手代二郎兵衛と下女おきさが今宮の戎えびすの森で心中したことを脚色。 いまみや‐まつり今宮祭(→)夜須礼祭やすらいまつりに同じ。 いまむら今村】 姓氏の一つ。 ⇒いまむら‐しこう【今村紫紅】 ⇒いまむら‐しょうへい【今村昌平】 いま‐むらさき今紫】 近世、古代紫に対して、赤みの少ない鮮紫色。 いまむら‐しこう今村紫紅】 日本画家。横浜生れ。安田靫彦ゆきひこらと紅児会を結成。斬新な画風で日本画に新生面をひらく。代表作「熱国の巻」。(1880〜1916) ⇒いまむら【今村】 いまむら‐しょうへい今村昌平‥シヤウ‥ 映画監督。東京生れ。「豚と軍艦」「にっぽん昆虫記」などで民衆を力強く描き、「楢山節考」「うなぎ」で国際的にも評価。日本映画学校を設立し後進を指導。(1926〜2006) 今村昌平 提供:毎日新聞社 ⇒いまむら【今村】 いま‐めか・し今めかし】 〔形シク〕 ①当世風である。宇津保物語楼上上「身の上めでたく―・しくおはしますを」 ②はなやかである。源氏物語真木柱「女官ども内侍ども参りつつ、―・しう人さわがしきに」 ③今更めいている。わざとらしい。謡曲、夜討曾我「こは―・しき御諚にて候」 いま‐めがし今芽樫】 ウバメガシの別称。 いま‐め・く今めく】 〔自五〕 ①当世風に振る舞う。今風である。土佐日記「欲しき物ぞおはすらむ、とは―・くものか」 ②はでに振る舞う。はでな感じがする。源氏物語紅梅「いとはればれしう―・きたる人にて」

こん‐じゃく【今昔】🔗🔉

こん‐じゃく今昔】 今と昔。こんせき。 ⇒こんじゃく‐の‐かん【今昔の感】

こんじゃく‐の‐かん【今昔の感】🔗🔉

こんじゃく‐の‐かん今昔の感】 今と昔とを思いくらべて、その相違の甚だしいことから起こる感慨。 ⇒こん‐じゃく【今昔】

こんじゃくものがたりしゅう【今昔物語集】‥シフ🔗🔉

こんじゃくものがたりしゅう今昔物語集‥シフ 日本最大の古代説話集。12世紀前半の成立と考えられるが、編者は未詳。全31巻(うち28巻現存)を、天竺(インド)5巻、震旦(中国)5巻、本朝21巻に分け、各種の資料から1000余の説話を集めている。その各説話が「今は昔」で始まるので「今昔物語集」と呼ばれ、「今昔物語」と略称する。中心は仏教説話であるが、世俗説話も全体の3分の1以上を占め、古代社会の各層の生活を生き生きと描く。文章は、漢字と片仮名による宣命書きで、訓読文体と和文体とを巧みに混用している。 →文献資料[今昔物語集]

こん‐せき【今昔】🔗🔉

こん‐せき今昔⇒こんじゃく

大辞林の検索結果 (5)

こん-じゃく【今昔】🔗🔉

こん-じゃく [0][1] 【今昔】 いまとむかし。古今。こんせき。

こんじゃく-の-かん【今昔の感】🔗🔉

こんじゃく-の-かん [6] 【今昔の感】 昔の事を思い起こして,あまりの変わりように驚いて起こる感慨。「―に堪えない」

こんじゃくものがたりしゅう【今昔物語集】🔗🔉

こんじゃくものがたりしゅう ―シフ 【今昔物語集】 〔各話が「今は昔」ではじまるところからいう〕 説話集。三一巻。八・一八・二一巻は欠巻。編者未詳。1120年以後の成立。天竺・震旦・本朝の三部に分かれ,標題のみあるいは標題と本文の一部のみのものを含めて一〇五九の説話を採録。仏教的・教訓的傾向が強いが,本朝部の説話はあらゆる地域と階層の人間が登場し,生き生きした人間性が描かれる。漢字片仮名交じりの簡潔な表現は和漢混交文の先駆をなす。今昔物語。

こん-せき【今昔】🔗🔉

こん-せき [0][1] 【今昔】 〔「せき」は漢音〕 「こんじゃく(今昔)」に同じ。

こんじゃく【今昔の感に堪えない】(和英)🔗🔉

こんじゃく【今昔の感に堪えない】 be struck with the change of times.

広辞苑+大辞林今昔で始まるの検索結果。