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広辞苑の検索結果 (50)

か‐がく【化学】クワ‥🔗🔉

か‐がく化学クワ‥ (chemistry)諸物質の構造・性質並びにこれら物質相互間の反応を研究する自然科学の一部門。旧称、舎密セイミ⇒かがく‐エネルギー【化学エネルギー】 ⇒かがく‐かせき【化学化石】 ⇒かがく‐がん【化学岩】 ⇒かがく‐きかい【化学機械】 ⇒かがく‐きごう【化学記号】 ⇒かがく‐けつごう【化学結合】 ⇒かがく‐げんそ【化学元素】 ⇒かがく‐こうがく【化学工学】 ⇒かがく‐こうぎょう【化学工業】 ⇒かがく‐ごうせい【化学合成】 ⇒かがく‐こうぞう【化学構造】 ⇒かがく‐さよう【化学作用】 ⇒かがく‐しき【化学式】 ⇒かがく‐じゅようき【化学受容器】 ⇒かがく‐しょうぼうしゃ【化学消防車】 ⇒かがく‐しんか【化学進化】 ⇒かがく‐しんわりょく【化学親和力】 ⇒かがく‐せいひん【化学製品】 ⇒かがく‐せん【化学戦】 ⇒かがく‐せんい【化学繊維】 ⇒かがく‐たんこう【化学探鉱】 ⇒かがく‐ちぢみ【化学縮】 ⇒かがく‐ちょうみりょう【化学調味料】 ⇒かがく‐てき【化学的】 ⇒かがくてき‐かんかく【化学的感覚】 ⇒かがくてき‐さんそようきゅうりょう【化学的酸素要求量】 ⇒かがくてき‐たいせきがん【化学的堆積岩】 ⇒かがくてき‐たいせきこうしょう【化学的堆積鉱床】 ⇒かがくてき‐たいせきぶつ【化学的堆積物】 ⇒かがくてき‐ぼうじょ【化学的防除】 ⇒かがく‐てんびん【化学天秤】 ⇒かがく‐とうりょう【化学当量】 ⇒かがく‐ねつりきがく【化学熱力学】 ⇒かがく‐パルプ【化学パルプ】 ⇒かがく‐はんのう【化学反応】 ⇒かがく‐はんのうしき【化学反応式】 ⇒かがく‐ひりょう【化学肥料】 ⇒かがく‐ぶっしつ【化学物質】 ⇒かがく‐ぶつりがく【化学物理学】 ⇒かがく‐ぶんせき【化学分析】 ⇒かがく‐へいき【化学兵器】 ⇒かがく‐へいき‐きんし‐じょうやく【化学兵器禁止条約】 ⇒かがく‐へいこう【化学平衡】 ⇒かがく‐へんか【化学変化】 ⇒かがく‐ほうていしき【化学方程式】 ⇒かがく‐ポテンシャル【化学ポテンシャル】 ⇒かがく‐めっき【化学鍍金】 ⇒かがく‐やくひん【化学薬品】 ⇒かがく‐りょうほう【化学療法】 ⇒かがく‐りょう‐ろん【化学量論】

かがく‐エネルギー【化学エネルギー】クワ‥🔗🔉

かがく‐エネルギー化学エネルギークワ‥ (chemical energy)原子間の化学結合によって物質内に保有されるエネルギーの形態の一つ。化学変化に伴い、熱・光・電気などのエネルギーに変わる。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐かせき【化学化石】クワ‥クワ‥🔗🔉

かがく‐かせき化学化石クワ‥クワ‥ 地層や化石の中に残っている有機化合物で、古生物の生体に由来するもの。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐がん【化学岩】クワ‥🔗🔉

かがく‐がん化学岩クワ‥ (chemical rocks)水溶液から化学的に沈殿してできた岩石の総称。岩塩・カリ塩・石膏・珪華など。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐きかい【化学機械】クワ‥🔗🔉

かがく‐きかい化学機械クワ‥ 化学工業用の器具・機械・装置の総称。大別して、粉砕機・混合機・攪拌かくはん機・分離機・濾過ろか機・蒸発器・乾燥機・蒸留器・熱交換器などに分ける。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐きごう【化学記号】クワ‥ガウ🔗🔉

かがく‐きごう化学記号クワ‥ガウ 化学物質を示す記号。主として元素記号を指す。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐けつごう【化学結合】クワ‥ガフ🔗🔉

かがく‐けつごう化学結合クワ‥ガフ 分子や結晶を構成する各原子間の結びつき。結びつける力の性質によって、イオン結合・共有結合・金属結合などに大別する。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐げんそ【化学元素】クワ‥🔗🔉

かがく‐げんそ化学元素クワ‥ 化学的手段(化学的反応)によっては、それ以上に分解し得ない物質。厳密には、同一原子番号の原子だけから成る物質。金・銀・銅・鉄・水素・酸素・炭素・窒素など。元素。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐こうがく【化学工学】クワ‥🔗🔉

かがく‐こうがく化学工学クワ‥ 化学工業における諸工程や機械・装置の設計及び運用などを研究する工学の一分科。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐こうぎょう【化学工業】クワ‥ゲフ🔗🔉

かがく‐こうぎょう化学工業クワ‥ゲフ 化学反応を基礎とした製造工業。ガラス工業・陶磁器工業・セメント工業・ソーダ工業・製油工業・精錬工業・化学肥料工業・有機合成工業・石油化学工業の類。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ごうせい【化学合成】クワ‥ガフ‥🔗🔉

かがく‐ごうせい化学合成クワ‥ガフ‥ ①化学反応による合成。 ②〔生〕独立栄養細菌が、光のエネルギーの代りに無機物質の酸化によるエネルギーを用いて、二酸化炭素から有機化合物を合成すること。亜硝酸菌がアンモニアを亜硝酸にする酸化反応を利用する類。→光合成⇒か‐がく【化学】

かがく‐こうぞう【化学構造】クワ‥ザウ🔗🔉

かがく‐こうぞう化学構造クワ‥ザウ 分子を構成する原子・官能基の配列。一般に構造式で表す。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐さよう【化学作用】クワ‥🔗🔉

かがく‐さよう化学作用クワ‥ 化学変化を起こす作用。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐しき【化学式】クワ‥🔗🔉

かがく‐しき化学式クワ‥ 元素記号を用いて物質を表示する式。実験式・分子式・示性式・構造式などを含む。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐じゅようき【化学受容器】クワ‥🔗🔉

かがく‐じゅようき化学受容器クワ‥ 化学物質を刺激として受け取る受容器。匂いを知覚する嗅上皮、味覚器である舌粘膜上皮など。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐しょうぼうしゃ【化学消防車】クワ‥セウバウ‥🔗🔉

かがく‐しょうぼうしゃ化学消防車クワ‥セウバウ‥ 化学消火剤を撒布する消防自動車。放水での消火が困難・危険な火災に対処する。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐しんか【化学進化】クワ‥クワ🔗🔉

かがく‐しんか化学進化クワ‥クワ ①宇宙における化学物質の生成の過程。 ②原始地球上で、単純な無機化合物から低分子有機化合物さらに核酸・蛋白質などが生成し、生命が発生するに至るまでの、物質の組織化の過程。→分子進化⇒か‐がく【化学】

かがく‐しんわりょく【化学親和力】クワ‥🔗🔉

かがく‐しんわりょく化学親和力クワ‥ 化学反応のとき物質の間に働くと考えられる親和性を表す大きさ。今日では、熱力学的に定義されている。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐せいひん【化学製品】クワ‥🔗🔉

かがく‐せいひん化学製品クワ‥ 化学工業で製造される製品。工業薬品(硫酸・塩酸・硝酸など)・化学肥料・紙・パルプ・合成繊維・ゴム製品・プラスチック・医薬・染料・石鹸・化粧品の類。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐せん【化学戦】クワ‥🔗🔉

かがく‐せん化学戦クワ‥ 化学兵器による戦闘。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐せんい【化学繊維】クワ‥ヰ🔗🔉

かがく‐せんい化学繊維クワ‥ヰ 天然繊維に対して人工的につくった繊維の総称。再生繊維(天然繊維を溶解し紡糸してつくったもの。ビスコース‐レーヨンの類)、半合成繊維(天然繊維の高分子を誘導体として溶解し紡糸してつくったもの。アセテート‐レーヨンの類)、および合成繊維(分子量の小さい化合物から合成したもの。ナイロン・ポリエステルの類)に分類される。人造繊維。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐たんこう【化学探鉱】クワ‥クワウ🔗🔉

かがく‐たんこう化学探鉱クワ‥クワウ 岩石・土壌・地下水・河川の水や植物・堆積物中の特定元素の濃度を分析し、鉱床の存在位置を地球化学の知識を基礎に推定する方法。地化学探査。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ちぢみ【化学縮】クワ‥🔗🔉

かがく‐ちぢみ化学縮クワ‥ 化学薬品により収縮させた縮・縮緬皺ちりめんじわ。クラップ縮緬の類。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ちょうみりょう【化学調味料】クワ‥テウ‥レウ🔗🔉

かがく‐ちょうみりょう化学調味料クワ‥テウ‥レウ (→)「うま味調味料」に同じ。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐てき【化学的】クワ‥🔗🔉

かがく‐てき化学的クワ‥ 化学により認識されるさま。物質の組成・性質・変化に関するさま。「―変化」↔物理的。 ⇒か‐がく【化学】

かがくてき‐かんかく【化学的感覚】クワ‥🔗🔉

かがくてき‐かんかく化学的感覚クワ‥ 化学的刺激によって起こる感覚。嗅覚・味覚はこれに属する。 ⇒か‐がく【化学】

かがくてき‐さんそようきゅうりょう【化学的酸素要求量】クワ‥エウキウリヤウ🔗🔉

かがくてき‐さんそようきゅうりょう化学的酸素要求量クワ‥エウキウリヤウ (→)シー‐オー‐ディー(COD)に同じ。 ⇒か‐がく【化学】

かがくてき‐たいせきがん【化学的堆積岩】クワ‥🔗🔉

かがくてき‐たいせきがん化学的堆積岩クワ‥ 化学的作用によって水溶液から沈殿してできた岩石の総称。岩塩・石膏などの蒸発岩のほかに、バクテリアなど微生物が関与してできた鉄鉱層など。石灰岩やチャートを含めることがある。 ⇒か‐がく【化学】

かがくてき‐たいせきこうしょう【化学的堆積鉱床】クワ‥クワウシヤウ🔗🔉

かがくてき‐たいせきこうしょう化学的堆積鉱床クワ‥クワウシヤウ 海水や地表水に溶けていた鉱物が、化学的条件の変化によって沈殿してできた鉱床。 ⇒か‐がく【化学】

かがくてき‐たいせきぶつ【化学的堆積物】クワ‥🔗🔉

かがくてき‐たいせきぶつ化学的堆積物クワ‥ (chemical sediments)化学的および生化学的作用が関与してできた堆積物。 ⇒か‐がく【化学】

かがくてき‐ぼうじょ【化学的防除】クワ‥バウヂヨ🔗🔉

かがくてき‐ぼうじょ化学的防除クワ‥バウヂヨ 化学物質を用いて有害動植物・微生物を防除すること。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐てんびん【化学天秤】クワ‥🔗🔉

かがく‐てんびん化学天秤クワ‥ 化学実験・分析に使用する天秤。秤量100〜200グラム、感度0.1〜1ミリグラム程度。化学はかり。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐とうりょう【化学当量】クワ‥タウリヤウ🔗🔉

かがく‐とうりょう化学当量クワ‥タウリヤウ 化学反応性に基づいて定められた元素・化合物の一定量。水素原子の1モルまたは酸素原子の2分の1モルと化合または置換し得る他の元素の量をグラムで表し、元素の1当量とする。酸・塩基では、酸として作用する1当量の水素を含む酸の量およびこれを中和する塩基の量を、1当量とする。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ねつりきがく【化学熱力学】クワ‥🔗🔉

かがく‐ねつりきがく化学熱力学クワ‥ 気体・液体・溶液などの性質や相平衡・化学平衡などを取り扱う熱力学の一部門。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐パルプ【化学パルプ】クワ‥🔗🔉

かがく‐パルプ化学パルプクワ‥ 木材を化学薬品で煮てリグニンなどの不純物を溶かし去って作ったパルプ。薬品の種類によって、亜硫酸パルプ・クラフト‐パルプ・ソーダ‐パルプなどがあり、また機械的処理を併用した半化学(セミケミカル)パルプもある。→砕木パルプ⇒か‐がく【化学】

かがく‐はんのう【化学反応】クワ‥オウ🔗🔉

かがく‐はんのう化学反応クワ‥オウ (→)化学変化に同じ。特にその過程をいう。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐はんのうしき【化学反応式】クワ‥オウ‥🔗🔉

かがく‐はんのうしき化学反応式クワ‥オウ‥ 化学式を用いて化学反応の内容を表した式。反応物質の化学式を左辺に、生成物質の化学式を右辺に書き、矢印・等号、2本の逆向きの矢印()で結ぶ。例えば2H+O→2HOなど。量的関係を示したものは化学方程式ともいう。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ひりょう【化学肥料】クワ‥レウ🔗🔉

かがく‐ひりょう化学肥料クワ‥レウ 化学的に製造する肥料。窒素・リン酸・カリウムの一種以上を水溶性の化合物として含む。硫安・過燐酸石灰の類。↔天然肥料。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ぶっしつ【化学物質】クワ‥🔗🔉

かがく‐ぶっしつ化学物質クワ‥ 物質のうち、特に化学の研究対象となるような物質を区別していう語。化学工業で合成される物質、あるいは人工の物質という意味で使われることがあるが、本来はそのような意味はない。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ぶつりがく【化学物理学】クワ‥🔗🔉

かがく‐ぶつりがく化学物理学クワ‥ 物質の分子構造や、化学反応の機構などの問題を、物理学の理論・実験を導入して研究する物理学の一分野。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ぶんせき【化学分析】クワ‥🔗🔉

かがく‐ぶんせき化学分析クワ‥ 物質の検出や化学的組成の決定のための操作。定性分析と定量分析とに大別される。近年は機器分析法が広く行われる。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐へいき【化学兵器】クワ‥🔗🔉

かがく‐へいき化学兵器クワ‥ 毒ガスを使用する兵器。広くは発煙剤・焼夷剤・枯葉剤をも含む。→毒ガス⇒か‐がく【化学】

かがく‐へいき‐きんし‐じょうやく【化学兵器禁止条約】クワ‥デウ‥🔗🔉

かがく‐へいき‐きんし‐じょうやく化学兵器禁止条約クワ‥デウ‥ 正式には「化学兵器の開発、生産、貯蔵及び使用の禁止並びに廃棄に関する条約」。化学兵器の使用のみならず開発・生産・貯蔵を全面的に禁止し、その廃棄を義務づけた国際条約。1993年採択、97年発効。日本は97年に批准。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐へいこう【化学平衡】クワ‥カウ🔗🔉

かがく‐へいこう化学平衡クワ‥カウ 可逆反応において正反応の進行速度と逆反応の進行速度とが釣り合って、見かけ上反応が停止した状態。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐へんか【化学変化】クワ‥クワ🔗🔉

かがく‐へんか化学変化クワ‥クワ 物質を構成する原子の結合の組換えを伴う変化。物体の位置・形状・大きさなどの変化に対して、物質自身の変化をいう。↔物理変化。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ほうていしき【化学方程式】クワ‥ハウ‥🔗🔉

かがく‐ほうていしき化学方程式クワ‥ハウ‥ 化学反応式のうち、反応の内容を定量的に示したもの。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐ポテンシャル【化学ポテンシャル】クワ‥🔗🔉

かがく‐ポテンシャル化学ポテンシャルクワ‥ 混合物中の各成分の1モルまたは1分子に割り当てられた定温・定圧下での自由エネルギー。多成分系の平衡を支配する因子で、平衡状態では各成分の化学ポテンシャルが等しくなる。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐めっき【化学鍍金】クワ‥🔗🔉

かがく‐めっき化学鍍金クワ‥ 電気を用いず、金属塩の水溶液に還元剤を加えて金属を析出させ、材料表面にめっきを施す方法。無電解めっき。 ⇒か‐がく【化学】

かがく‐やくひん【化学薬品】クワ‥🔗🔉

かがく‐やくひん化学薬品クワ‥ 医薬品に対して、化学的用途に用いられる薬品。工業薬品と区別する時には、比較的精製されたものをいう。 ⇒か‐がく【化学】

ばけ‐がく【化学】🔗🔉

ばけ‐がく化学】 「化学かがく」を、同音の「科学かがく」と混同しないため、湯桶読みにした語。

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か-がく【化学】🔗🔉

か-がく クワ― [1] 【化学】 〔chemistry〕 自然科学の一分野。物質を構成している原子や分子に注目し,物質の成分組成・構造,その生成と分解の反応および他物質との間に起こす反応を研究する。研究の対象または目的によって,無機化学・有機化学・生物化学・物理化学・分析化学・地球化学・応用化学などに分けられる。 〔幕末から明治初期にかけては舎密(セイミ)の語が用いられた〕

かがく-エネルギー【化学―】🔗🔉

かがく-エネルギー クワ― [5] 【化学―】 化学結合によって物質内に蓄えられるエネルギー。その一部は化学変化に伴い熱・光・電気などの形で放出または吸収される。

かがく-かせき【化学化石】🔗🔉

かがく-かせき クワ―クワ― [4] 【化学化石】 化石や堆積岩に残存している生物体由来の有機化合物。炭化水素やアミノ酸・炭水化物の類が検出されており,生命の起源・進化を考える手掛かりになる。 →化学進化

かがく-かんかく【化学感覚】🔗🔉

かがく-かんかく クワ― [4] 【化学感覚】 化学的刺激に対する感覚。味覚と嗅覚とがある。化学覚。 →物理感覚

かがく-きかい【化学機械】🔗🔉

かがく-きかい クワ― [5][4] 【化学機械】 化学工業に用いる機械の総称。粉砕機・混合機・濾過(ロカ)機などがある。

かがく-きごう【化学記号】🔗🔉

かがく-きごう クワ―ガウ [4] 【化学記号】 化学物質を示す記号。特に元素記号。

かがく-けつごう【化学結合】🔗🔉

かがく-けつごう クワ―ガフ [4] 【化学結合】 原子やイオンが結び付いて分子や結晶を作る際の原子間の結合。普通,イオン結合・共有結合・配位結合・金属結合に大別されるが,実際の結合はこれらが混じりあったものと考えられる。

かがく-けん【化学圏】🔗🔉

かがく-けん クワ― [3] 【化学圏】 大気圏のうち,上部成層圏と中間圏の称。太陽紫外線による光化学反応が起こるのでいう。

かがく-げんそ【化学元素】🔗🔉

かがく-げんそ クワ― [4] 【化学元素】 ある特定の原子番号をもつ原子によって構成される物質種。元素。

かがく-こうがく【化学工学】🔗🔉

かがく-こうがく クワ― [4] 【化学工学】 化学工業における工程の能率化とその収量の増大を図るため,主に化学工業プラントの設計・製作・運転に関する研究を行う工学の一部門。

かがく-こうぎょう【化学工業】🔗🔉

かがく-こうぎょう クワ―ゲフ [4] 【化学工業】 化学反応によって各種の無機または有機化合物の製品を作り出す工業。ガラス・セメント・肥料・染料・石油・薬品・火薬・合成繊維・合成樹脂などの製造加工に関する各種工業がこれに属する。

かがく-ごうせい【化学合成】🔗🔉

かがく-ごうせい クワ―ガフ― [4] 【化学合成】 (1)化学反応によって目的の化合物をつくること。 (2)細菌類が光合成によらないで,無機物質の酸化反応の結果生じるエネルギーを用いて,二酸化炭素から有機物を合成すること。

かがく-さよう【化学作用】🔗🔉

かがく-さよう クワ― [4] 【化学作用】 物質が化合したり分解したりする働き。また,化学変化が起こす作用。

かがく-しき【化学式】🔗🔉

かがく-しき クワ― [3] 【化学式】 物質の化学的組成と結合の様子を元素記号・数字などを用いて表す式。分子式・組成式・実験式・示性式・構造式などの総称。

かがく-しゅ【化学種】🔗🔉

かがく-しゅ クワ― [3] 【化学種】 物質がもつ固有の物理・化学的性質によって他の物質と識別される物質種のこと。

かがく-じゅようき【化学受容器】🔗🔉

かがく-じゅようき クワ― [5] 【化学受容器】 味・においなど化学的な刺激を感知する舌の味覚芽や鼻の嗅上皮。

かがく-じょうちゃくほう【化学蒸着法】🔗🔉

かがく-じょうちゃくほう クワ―ハフ [7][0] 【化学蒸着法】 ⇒シー-ブイ-ディー( CVD )

かがく-しんか【化学進化】🔗🔉

かがく-しんか クワ―クワ [4] 【化学進化】 (1)原始地球上において生命が発生するまでの,メタンなどの単純な炭素化合物がタンパク質・核酸などの高度な化学反応システムへと発展していく過程。二〇世紀初頭に現れた考え方で,オパーリンらによって確立された。分子進化。 (2)宇宙に生じた元素から順次生成された化学物質がより新しい質や機能を獲得して変化していく過程。

かがく-しんわりょく【化学親和力】🔗🔉

かがく-しんわりょく クワ― [6] 【化学親和力】 物質間の反応性の違いを説明するために考えられた古典的な概念。一三世紀頃から一九世紀まで,物質の質量・濃度,反応熱などが,化学親和力を表す尺度として提唱された。現在では,化学変化による自由エネルギーの減少値によって表される。親和力。

かがく-せん【化学線】🔗🔉

かがく-せん クワ― [0] 【化学線】 紫外線のこと。赤外線を熱線と呼ぶのに対して,紫外線は,感光作用などの化学作用が強いことからいう。

かがく-せんい【化学繊維】🔗🔉

かがく-せんい クワ― [4] 【化学繊維】 石炭・石油などの原料から化学的に合成,または天然繊維を化学的に加工して作った繊維の総称。合成繊維・半合成繊維・再生繊維・無機繊維など。化繊。

かがく-たんさ【化学探査】🔗🔉

かがく-たんさ クワ― [4] 【化学探査】 河川の水や土壌・岩石などの微量成分を分析して,資源の存在や地質構造を推定すること。地化学探査。

かがく-ちょうみりょう【化学調味料】🔗🔉

かがく-ちょうみりょう クワ―テウミレウ [6] 【化学調味料】 鰹節(カツオブシ)・昆布などに含まれる,うまみのもととなる化学物質を,細菌を利用するなどして人工的に生産した調味料。イノシン酸・グルタミン酸ナトリウムなど。うまみ調味料。

かがく-てき【化学的】🔗🔉

かがく-てき クワ― [0] 【化学的】 (形動) 化学に関連していること。物質の組成・性質・変化に関連していることを表す語。

かがく-てき-きそうせいちょうほう【化学的気相成長法】🔗🔉

かがく-てき-きそうせいちょうほう クワ―キサウセイチヤウハフ [0]-[0] 【化学的気相成長法】 ⇒シー-ブイ-ディー( CVD )

かがく-てき-さんそようきゅうりょう【化学的酸素要求量】🔗🔉

かがく-てき-さんそようきゅうりょう クワ―サンソエウキウリヤウ 【化学的酸素要求量】 ⇒シー-オー-ディー( COD )

かがく-てき-せいしつ【化学的性質】🔗🔉

かがく-てき-せいしつ クワ― [0] 【化学的性質】 物質の化学変化に関連した性質。

かがく-でんたつぶっしつ【化学伝達物質】🔗🔉

かがく-でんたつぶっしつ クワ― [8] 【化学伝達物質】 ⇒神経伝達物質(シンケイデンタツブツシツ)

かがく-てんびん【化学天秤】🔗🔉

かがく-てんびん クワ― [4] 【化学天秤】 化学分析の際の質量の測定に用いる精密な天秤。100グラムほどの物を1ミリグラムの精度で測定できる。

かがく-とうりょう【化学当量】🔗🔉

かがく-とうりょう クワ―タウリヤウ [4] 【化学当量】 (1)酸素原子二分の1モルと化合する他の元素のグラム数。元素の一当量は原子量を原子価で割った値に等しい。 (2)酸として作用する水素原子1モルを含む酸の量およびこれを中和する塩基の量。 (3)水素原子1モルあるいは酸素原子二分の1モルまたは電子1モルを与えたり奪ったりする酸化剤および還元剤の量。

かがく-ねつりきがく【化学熱力学】🔗🔉

かがく-ねつりきがく クワ― [7][6] 【化学熱力学】 液体・溶液などの状態や状態変化,および化学反応・化学平衡などを,熱力学を応用して研究する学問分野の一。

かがく-パルプ【化学―】🔗🔉

かがく-パルプ クワ― [4] 【化学―】 砕木を水酸化ナトリウムや硫酸塩・亜硫酸塩などで化学的に処理して得られるパルプ。不純物が除去されるのでセルロース純度の高いものが得られ,上質紙や化学繊維の製造に用いられる。 →機械パルプ

かがく-はんのう【化学反応】🔗🔉

かがく-はんのう クワ―オウ [4] 【化学反応】 物質が化学変化によって他の物質に変化していくこと,またその変化の過程。

かがく-はんのう-しき【化学反応式】🔗🔉

かがく-はんのう-しき クワ―ハンオウ― [6] 【化学反応式】 化学反応を起こす物質と反応の結果生じる物質の種類およびそれらの間の量的な関係を化学式を用いて表す式。反応式。

かがく-ひりょう【化学肥料】🔗🔉

かがく-ひりょう クワ―レウ [4] 【化学肥料】 工場で化学的処理により製造される肥料。窒素・リン酸・カリウムの一種以上を水溶性の化合物として含む。硫酸アンモニウム・尿素・過リン酸石灰など。人造肥料。 ⇔天然肥料 ⇔有機肥料

かがく-ぶっしつ【化学物質】🔗🔉

かがく-ぶっしつ クワ― [4] 【化学物質】 化学の研究対象となる物質。また,化学的方法によって人工的に合成された物質。

かがく-ぶっしつ-しんさきせいほう【化学物質審査規制法】🔗🔉

かがく-ぶっしつ-しんさきせいほう クワ―シンサキセイハフ 【化学物質審査規制法】 「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の通称。新しい化学物質を分解性,蓄積性,慢性毒性の観点から特定化学物質などに指定し,規制する。1973年(昭和48)制定。

かがく-ぶつりがく【化学物理学】🔗🔉

かがく-ぶつりがく クワ― [6] 【化学物理学】 物性物理学の一部門。物質の分子構造や種々の物質に共通な性質などを量子論・統計力学などの物理学理論に基づいて研究する分野。

かがく-ぶんせき【化学分析】🔗🔉

かがく-ぶんせき クワ― [4] 【化学分析】 化学的な手法により,物質を構成する原子や原子団・分子・同位体などの検出・確認,組成の決定,存在比や存在量の決定をすること。組成だけ決めるものを定性分析,その量的関係を決めるものを定量分析と呼ぶ。

かがく-へいき【化学兵器】🔗🔉

かがく-へいき クワ― [4] 【化学兵器】 有毒化学剤をミサイル弾頭や砲弾に使用した兵器。

かがく-へいこう【化学平衡】🔗🔉

かがく-へいこう クワ―カウ [4] 【化学平衡】 可逆反応において,正反応と逆反応との反応速度が等しくなり,見かけ上,化学変化が進行しなくなった状態。各成分の濃度または分圧の間には質量作用の法則が成立する。

かがく-へんか【化学変化】🔗🔉

かがく-へんか クワ―クワ [4] 【化学変化】 物質の構成成分の原子間の結合に組み替えが起こり,もとの物質とは違う物質に変化すること。 →物理変化

かがく-ほうていしき【化学方程式】🔗🔉

かがく-ほうていしき クワ―ハウテイ― [6] 【化学方程式】 ⇒化学反応式(カガクハンノウシキ)

かがく-ポテンシャル【化学―】🔗🔉

かがく-ポテンシャル クワ― [5] 【化学―】 系を構成するある成分1モルまたは一分子当たりのギブズ自由エネルギー。二相の化学ポテンシャルが異なるときには,化学ポテンシャルの大きい相から小さい相へ,粒子の移動が起こる。 →自由エネルギー

かがく-めっき【化学鍍金】🔗🔉

かがく-めっき クワ― [4] 【化学鍍金】 金属イオンと次亜リン酸塩・ホルマリンなどの還元剤とを含む鍍金液中に,金属・プラスチック・ガラスなどを浸し,電気分解によらずに金属を析出させて鍍金する方法。電子回路のプリント基板の製造などに利用する。無電解鍍金。

かがく-やくひん【化学薬品】🔗🔉

かがく-やくひん クワ― [4] 【化学薬品】 化学実験に用いることを目的とする薬品。工業薬品に対して比較的精製されたものをいう。

かがく-よう-たいせきけい【化学用体積計】🔗🔉

かがく-よう-たいせきけい クワ― [0] 【化学用体積計】 薬品の調合・化学分析などで液体を定量し,また測定するガラス製器具。ピペット・ビュレット・メスシリンダーなど。

かがく-りょうほう【化学療法】🔗🔉

かがく-りょうほう クワ―レウハフ [4] 【化学療法】 化学的に合成した薬品や抗生物質を用いる治療法。

ばけ-がく【化学】🔗🔉

ばけ-がく [2] 【化学】 化学(カガク)。同音の「科学」と区別していうための語。

かがく【化学】(和英)🔗🔉

かがく【化学】 chemistry.→英和 〜(上)の chemical.→英和 〜的に chemically.→英和 ‖化学記号(式,方程式) a chemical symbol (formula,equation).化学工業 chemical industry.化学者 a chemist.化学戦 chemical warfare.化学繊維 a synthetic[chemical]fiber.化学調味料 a chemical seasoning (stuff).化学肥料 a chemical fertilizer.化学兵器 a chemical weapon.化学変化(反応) a chemical change (reaction).化学薬品[製品]chemicals.化学療法 chemotherapy.

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