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広辞苑の検索結果 (17)

じっけん‐かがく【実験科学】‥クワ‥🔗🔉

じっけん‐かがく実験科学‥クワ‥ 実験を重要な研究手段とする科学。自然科学の大半および心理学の一部などを含む。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐きょういくがく【実験教育学】‥ケウ‥🔗🔉

じっけん‐きょういくがく実験教育学‥ケウ‥ 20世紀初頭、ヴントの実験心理学の影響の下に、実験的・統計的方法を基礎に経験科学としての教育学を樹立しようとしたもの。ドイツのモイマン(E. Meumann1862〜1915)やライ(W. A. Lay1862〜1926)が代表者。日本では明治後期に紹介。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐けいたいがく【実験形態学】🔗🔉

じっけん‐けいたいがく実験形態学】 生物一般の体制の形成・変化を実験的方法により因果的に研究する学問。広義には実験発生学を含む。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐げんしょうがく【実験現象学】‥シヤウ‥🔗🔉

じっけん‐げんしょうがく実験現象学‥シヤウ‥ 心的体験(直接体験)をあらわれるままにとらえ、その特性を実験的に記述しようとする心理学の立場。ゲシュタルト心理学で採用された。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐こう【実験校】‥カウ🔗🔉

じっけん‐こう実験校‥カウ 新しい学校経営や教育内容・方法を実験し研究するために設けられた学校。付属学校に多い。実験学校。→モデル‐スクール⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐しき【実験式】🔗🔉

じっけん‐しき実験式】 ①実験値に合うようにつくった諸量間の関係式。経験式。 ②元素分析の結果から化合物の組成を最も簡単に示すようにつくった化学式。例えばアセチレン(CH)もベンゼン(CH)もその実験式は共にCHである。組成式。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐しつ【実験室】🔗🔉

じっけん‐しつ実験室】 科学研究の目的の下に実験を行う設備のある室。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐しゅぎ【実験主義】🔗🔉

じっけん‐しゅぎ実験主義】 (experimentalism) ①一般に、真理を具体的な経験によって求めようとする立場。 ②デューイの認識論の立場で、観念は自然環境への働きかけの実験的計画のようなものであり、それに基づく行動の有効性によってその真偽が検証されるという主張。→インストルメンタリズム⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐しょうせつ【実験小説】‥セウ‥🔗🔉

じっけん‐しょうせつ実験小説‥セウ‥ (roman expérimental フランス) ①作家が自然科学者のような態度で人生を観察し、その実験にまで及ぶことをめざした小説。ゾラが唱えた小説論で、日本には1889年(明治22)森鴎外が紹介。1902年頃の永井荷風・小栗風葉・小杉天外らの小説に影響を与えた。 ②実験的かつ前衛的な手法を用いた現代小説。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐しんりがく【実験心理学】🔗🔉

じっけん‐しんりがく実験心理学】 人間の心理現象あるいは人間や動物の行動について、因果関係が確定できるように人工的に条件を変えた実験的場面で研究する心理学の分野の総称。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐すいそう【実験水槽】‥サウ🔗🔉

じっけん‐すいそう実験水槽‥サウ 水力学の実験、あるいは飛行艇・船舶などの模型による実験を行うための水槽。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐だい【実験台】🔗🔉

じっけん‐だい実験台】 ①その上に実験の器具や材料を載せ、実験を行う台。 ②実験の対象にする物や人。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐てき【実験的】🔗🔉

じっけん‐てき実験的】 ①実験2の手順を踏んで事を行うさま。「―に確かめられる」 ②ためしに行なってみるさま。「―に導入する」 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐どうぶつ【実験動物】🔗🔉

じっけん‐どうぶつ実験動物】 医学・薬学・農学・生物学の研究や医薬品の検定・製造に用いるため育種・飼育された動物。モデル動物と呼ばれることが多い。マウス・ラット・モルモット・ウサギ・ハムスターなど小型の哺乳動物やショウジョウバエ・線虫などが多く用いられ、目的に応じて純系・近交系・無菌動物・疾患モデル動物など特別のものがある。 ⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐はっせいがく【実験発生学】🔗🔉

じっけん‐はっせいがく実験発生学】 胚組織の移植・除去など、実験的方法を以て発生を研究する学問。→発生学⇒じっ‐けん【実験】

じっけん‐ぶつりがく【実験物理学】🔗🔉

じっけん‐ぶつりがく実験物理学】 実験装置を手段として物理法則を探究する学問分野。→理論物理学→応用物理学 ⇒じっ‐けん【実験】

大辞林の検索結果 (15)

じっ-けん【実験】🔗🔉

じっ-けん [0] 【実験】 (名)スル (1)〔experiment〕 実際に試み,考え方の正否を調べること。特に自然科学で,特定の現象や関係を研究するため,人工的な一定の条件を設定し現象を起こさせて,観察し測定すること。仮説や理論を検証し,新しい現象を探し出すために行われる。「―室」 (2)実際の経験。「昼夜吸入器を掛けねばならない様な場合の気苦労は―せねば解りません/一隅より(晶子)」

じっけん-おんせいがく【実験音声学】🔗🔉

じっけん-おんせいがく [7] 【実験音声学】 音声の物理的側面を,カイモグラフ・オシログラフ・スペクトログラフやコンピューターなどの機器を用いて自然科学的に実証する音声学の一分野。現在では生理面からの実験も行われるため,一般的に音響音声学と呼ぶ。

じっけん-かがく【実験科学】🔗🔉

じっけん-かがく ―クワ― [5] 【実験科学】 実験を研究の主要な方法とする科学。自然科学の大部分,また,心理学なども含まれる。

じっけん-がっこう【実験学校】🔗🔉

じっけん-がっこう ―ガクカウ [5] 【実験学校】 学校教育の進歩発展のために,教育理論や技術の実験を目的として運営される学校。モデル-スクール。実験校。

じっけん-けいかくほう【実験計画法】🔗🔉

じっけん-けいかくほう ―ケイクワクハフ [0] 【実験計画法】 数理統計学の応用手法の一。誤りの少ない統計的判断を行うために,実験の場に導入する確率モデル,実験処理の選択,データの収集方法,分析の技法等を研究する。フィッシャーにより創始され,実験の計画はフィッシャーの三原則((1)反復 (2)無作為化 (3)局所管理)に従う。

じっけん-げんしょうがく【実験現象学】🔗🔉

じっけん-げんしょうがく ―ゲンシヤウ― [7] 【実験現象学】 意識体験をあるがままにとらえ,それを可能な限り細かく記述し,実験的に比較・分類する心理学の立場。

じっけん-しき【実験式】🔗🔉

じっけん-しき [3] 【実験式】 (1)〔experimental formula〕 理論によらないで,実験のデータに合うようにつくった関係式。実験公式。 (2)化学式の一。化合物を構成する原子の種類と,その個数の最も簡単な整数比を表す。実験式と分子量の測定値から,分子式を知ることができる。例えば,ブドウ糖の実験式は CHO で,分子式は CHO である。組成式。

じっけん-しゅぎ【実験主義】🔗🔉

じっけん-しゅぎ [5] 【実験主義】 〔experimentalism〕 〔哲〕アメリカのプラグマティスト,デューイの哲学的立場。実験的経験論とも呼ばれる。認識を人間による環境への実験的働きかけ(行動)として捉え,その正否は行動の結果によってテストされるとする考え。

じっけん-しょうせつ【実験小説】🔗🔉

じっけん-しょうせつ ―セウ― [5] 【実験小説】 〔(フランス) roman exprimental〕 (1)フランスの小説家ゾラの唱えた自然主義小説の方法論。自然科学上の実験と観察の方法を文学に適用して,一定の遺伝条件と環境の中に置かれた人間の運命を正確に記録しようとするもの。 (2)新しい文学を求める意図のもとに書かれた前衛的小説の総称。ジョイス・プルースト・コクトーらの作品,ヌーボー-ロマンなど。

じっけん-しんりがく【実験心理学】🔗🔉

じっけん-しんりがく [7] 【実験心理学】 精神活動や行動を実験的方法で研究する心理学の総称。一九世紀後半にフェヒナーやブントによって確立され,現代心理学の主流をなす。

じっけん-だい【実験台】🔗🔉

じっけん-だい [0] 【実験台】 (1)その上で実験を行う台。 (2)実験の対象となる物や人。

じっけん-てき【実験的】🔗🔉

じっけん-てき [0] 【実験的】 (形動) ためしに行なってみるさま。「新技術を―に導入する」

じっけん-どうぶつ【実験動物】🔗🔉

じっけん-どうぶつ [5] 【実験動物】 医薬品の効果・副作用や,遺伝・ホルモン作用・栄養障害などを検査・実験するために使われる動物。ウサギ・モルモット・イヌ・サルなど。

じっけん-ぶつりがく【実験物理学】🔗🔉

じっけん-ぶつりがく [7] 【実験物理学】 実験的研究に重点をおいた物理学。 ⇔理論物理学

じっけん【実験】(和英)🔗🔉

じっけん【実験】 (an) experiment;→英和 a test;→英和 experimentation;one's experience (経験).〜する (make an) experiment;putto test.〜的(に) experimental(ly); empirical(ly).→英和 ‖実験室 a laboratory.実験主義《哲》experimentalism.実験段階the experimental stage.

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