複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (5)
せっ‐ちゅう【折衷・折中】🔗⭐🔉
せっ‐ちゅう【折衷・折中】
[史記孔子世家、賛]あれこれと取捨して適当なところをとること。日葡辞書「セッチュウスル、また、セッチュウシテナヲス」。「―案」「和洋―」
⇒せっちゅう‐がく‐は【折衷学派】
⇒せっちゅう‐しゅぎ【折衷主義】
⇒せっちゅう‐なわしろ【折衷苗代】
⇒せっちゅう‐よう【折衷様】
せっちゅう‐がく‐は【折衷学派】🔗⭐🔉
せっちゅう‐がく‐は【折衷学派】
江戸中期の儒学の一派。朱子学・古学・陽明学などの派にとらわれず、各自が諸説を取捨選択して独自の学説を立てようとしたもの。18世紀後半に片山兼山・井上蘭台・井上金峨・大田錦城ら、折衷を旨とした学者を輩出したことから、のちにこう総称した。
⇒せっ‐ちゅう【折衷・折中】
せっちゅう‐しゅぎ【折衷主義】🔗⭐🔉
せっちゅう‐しゅぎ【折衷主義】
(eclecticism)種々の哲学・思想体系から相互に調和できる考えだけを選び取って、まとまった形に作り上げる態度。殊に古代哲学の末期に有力となり、キケロはその代表者。近世においてもライプニッツ‐ウォルフ学派その他フランス19世紀のクーザン一派にもこの傾向が見られる。
⇒せっ‐ちゅう【折衷・折中】
せっちゅう‐なわしろ【折衷苗代】‥ナハ‥🔗⭐🔉
せっちゅう‐なわしろ【折衷苗代】‥ナハ‥
水苗代と陸苗代との利点を兼ね備えるように工夫された苗代。灌排水が自由にできる水田に設けて、必要に応じて灌排水を行いながら稲苗を育成するもの。
⇒せっ‐ちゅう【折衷・折中】
○雪中に炭を送るせっちゅうにすみをおくる
相手が最も困っている時に救いの手を差し伸べること。
⇒せっ‐ちゅう【雪中】
せっちゅう‐よう【折衷様】‥ヤウ🔗⭐🔉
せっちゅう‐よう【折衷様】‥ヤウ
鎌倉時代以降、和様を基にして唐様からようまたは天竺様、あるいは両者の手法が加わった社寺建築様式。大阪の観心寺金堂が代表的なもの。
⇒せっ‐ちゅう【折衷・折中】
大辞林の検索結果 (8)
せっ-ちゅう【折衷・折中】🔗⭐🔉
せっ-ちゅう [0] 【折衷・折中】 (名)スル
二つ以上の考え方や事物から,それぞれのよいところをとって一つに合わせること。「両案を―する」「和洋―の家」
せっちゅう-がくは【折衷学派】🔗⭐🔉
せっちゅう-がくは [5] 【折衷学派】
江戸中期の儒学の一派。古学・朱子学・陽明学のいずれにも偏せず先行学説の長所のみをとるという折衷的態度の学派。井上金峨・片山兼山らが提唱。
せっちゅう-じゃく【折衷尺】🔗⭐🔉
せっちゅう-じゃく [3] 【折衷尺】
享保尺(キヨウホウジヤク)と又四郎尺とを,伊能忠敬が折衷して作った尺。現在に残る遺品によればその一尺は30.304センチメートル。明治時代に曲尺(カネジヤク)を定めるのに最も有力な根拠となった。
せっちゅう-しゅぎ【折衷主義】🔗⭐🔉
せっちゅう-しゅぎ [5] 【折衷主義】
(1)〔哲〕
〔eclecticism〕
相異なる哲学上・宗教上の見解のうちから正しいと思われるものを選び出して調和させようとする考え方。古代哲学ではキケロ,近世哲学ではウォルフ・クーザンなどにみられる。
(2)建築・家具などの様式で,独自の様式を創造せずに過去の歴史的様式を模倣すること。1830年代以後のフランスの建築・工芸などにみられる。歴史主義。
せっちゅう-なわしろ【折衷苗代】🔗⭐🔉
せっちゅう-なわしろ ―ナハ― [5] 【折衷苗代】
水苗代と陸(オカ)苗代の様式を折衷させた苗代。種子の発芽や生長に合わせて,水を入れたり,干したりする。
せっちゅう-は【折衷派】🔗⭐🔉
せっちゅう-よう【折衷様】🔗⭐🔉
せっちゅう-よう ―ヤウ [0] 【折衷様】
社寺建築の一様式。和様を基礎とし,新様式の唐様・天竺(テンジク)様の特徴を取り入れる。鎌倉末期から室町時代にかけて行われた。大阪府の観心寺本堂はその代表例。観心寺様。
広辞苑+大辞林に「折衷」で始まるの検索結果。