複数辞典一括検索+![]()
![]()
広辞苑の検索結果 (1)
○精衛海を填むせいえいうみをうずむ🔗⭐🔉
○精衛海を填むせいえいうみをうずむ
[山海経北山経]無謀な事を企てて、ついに徒労に終わるたとえ。
⇒せい‐えい【精衛】
せいえい‐じゅ【精英樹】
(élite フランス)育種の目標になる、形質と成長においてすぐれた特性をもつ優良樹。プラスツリー。
せい‐えき【精液】
①純粋な液。
②雄性の生殖器から分泌する液。多数の精子を含む。精水。淫水。
③太った人の皮膚に認められる体液あるいは脂肪。〈日葡辞書〉
せい‐えき【請益】
会釈えしゃくして許しを請うこと。しょうやく。〈伊呂波字類抄〉
せい‐えつ【請謁】
①権威者に願い求めること。ねがいでること。
②貴人に面会を乞うこと。
せい‐えん【正塩】
多価の酸の水素原子を全部金属で置換した塩。あるいは多価の塩基の水酸基を全部酸基で置換した塩。CaCl2, Na3PO4, Al2(SO4)3の類。正塩の水溶液は必ずしも中性ではない。
せい‐えん【西燕】
五胡十六国時代に、鮮卑族の慕容泓ぼようおうが山西南部に建てた国。後燕に滅ぼされた。十六国には含めない。(384〜394)
せい‐えん【声援】‥ヱン
声をかけて励まし勢いづかせること。言葉をそえて助勢すること。「―を送る」
せい‐えん【凄艶】
ぞっとするほどあでやかなさま。多く女性の形容に使う。
せい‐えん【清宴・清筵】
世俗をはなれた風雅な宴会。
せい‐えん【清婉】‥ヱン
清くしとやかなさま。
せい‐えん【清艶】
清らかであでやかなさま。
せい‐えん【盛宴・盛筵】
盛んな宴会。
せい‐えん【晴烟】
晴れた空に立つ霞。
せい‐えん【勢焔】
盛んないきおい。気勢。気焔。
せい‐えん【製塩】
食塩を製造すること。海水から製塩するには、古くは揚浜あげはま式塩田・入浜いりはま式塩田、後には流下式塩田・イオン交換膜などによって得た濃厚塩水(鹹水かんすい)を、さらに蒸発させる。
⇒せいえん‐どき【製塩土器】
ぜいえん【説苑】‥ヱン
君主を訓戒するため逸話を列挙した教訓的説話集。君道・臣術・建本・立節・貴徳・復恩など20編。漢の劉向りゅうきょう撰。
せい‐えんこう【青鉛鉱】‥クワウ
鉛と銅を主成分とする含水硫酸塩からなる単斜晶系の鉱物。青色で柱状ないし皮膜状。
せいえん‐どき【製塩土器】
塩水を煮つめ、製塩する専用の土器。世界各地にあり、日本にも縄文時代後期から奈良・平安時代までのものがある。
製塩土器
⇒せい‐えん【製塩】
せい‐おう【成王】‥ワウ
周の第2代の王。武王の子。名は誦。幼時、叔父周公旦が摂政、7年後親政。洛陽に東都成周を営む。
せい‐おう【西欧】
(Occident)
①近東諸地域(Orient)に対してヨーロッパ、東洋に対して西洋をいう。
②ヨーロッパの西部。近代民主政治が早く発達したイギリス・フランス・オランダなどの諸国。西ヨーロッパ。↔東欧。
⇒せいおう‐しゅぎ【西欧主義】
⇒せいおう‐どうめい【西欧同盟】
せい‐おう【聖王】‥ワウ
聖徳ある君主。
せいおう‐しゅぎ【西欧主義】
(zapadnichestvo ロシア)19世紀半ば以後に現れたロシア思想史上の一潮流。ロシアの後進性を西欧的な道によって克服しようとし、対立するスラヴ主義の側はこれを西欧崇拝として攻撃。
⇒せい‐おう【西欧】
せいおう‐どうめい【西欧同盟】
(Western European Union)ソ連の軍事的脅威への対処を目的に結成された西欧諸国の集団防衛機構。1948年英・仏・ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの5カ国によりブリュッセル条約機構として発足。55年改組され、現名となる。現在、集団防衛を除く危機管理等の機能はEUに移管。加盟10カ国(2006)。WEU
⇒せい‐おう【西欧】
せいおうぼ【西王母】‥ワウ‥
①中国に古く信仰された女仙。周の穆ぼく王が西に巡狩して崑崙こんろんに遊び、西王母に会ったという。また、漢の武帝が長生を願っていた際、西王母は天上から降り、仙桃七顆を与えたという。
②能。神物。西王母が桃の実を周の穆王に贈ったことを脚色。
せい‐おん【正音】
①正しい音声。
②呉音に対し、新しく輸入された漢音の平安時代における称。
せい‐おん【声音】
①こえ。音声。
②[孟子梁恵王上]音楽。声楽。
⇒せいおん‐がく【声音学】
⇒せいおん‐もじ【声音文字】
せい‐おん【清音】
①すんだねいろ。
②〔言〕(→)無声音に同じ。
③日本語で、濁点・半濁点をつけない仮名で表す音。特に、カサタハ各行の音。↔濁音
せい‐おん【聖恩】
天子の恩恵。皇恩。
せい‐おん【静穏】‥ヲン
しずかでおだやかなこと。「―な日々を送る」
せいおん‐がく【声音学】
音声学の旧称。
⇒せい‐おん【声音】
せいおん‐もじ【声音文字】
表音文字の別称。
⇒せい‐おん【声音】
せい‐か【世家】
①[孟子滕文公下]中国で、ある特典をもち、代々これを世襲する家柄、すなわち諸侯の類。
②[史記太史公自序]諸侯など、世襲の家柄の記録。→本紀→列伝
せい‐か【正価】
かけねのない値段。
せい‐か【正貨】‥クワ
(specie)本位貨幣。金本位国では金貨、銀本位国では銀貨、金銀複本位国ないし跛行はこう本位国では金貨および銀貨。その名目価値は素材価値と完全に一致する。広義には、金銀貨のほか金銀地金・金為替を含む。→在外正貨。
⇒せいか‐じゅんび【正貨準備】
⇒せいか‐ゆそう【正貨輸送】
⇒せいか‐ゆそうてん【正貨輸送点】
⇒せいか‐ゆにゅうてん【正貨輸入点】
せい‐か【正課】‥クワ
学校などで、修めるべき正規の課業。「柔道を―に採り入れる」
せい‐か【生花】‥クワ
①江戸中期に成立した華道の様式。天地人を象徴する3本の役枝やくえだを用いて花姿をととのえるのが特徴。流派によって古称の「しょうか」を用いる。流儀花。格花。→いけばな。
②(造花に対して)自然の生きた花。
せい‐か【生家】
その人の生まれた家。実家。「野口英世の―」
せい‐か【成果】‥クワ
なしえたよい結果。できばえ。「―をあげる」「―を収める」「研究―」
⇒せいか‐しゅぎ【成果主義】
せい‐か【西夏】
李元昊りげんこうが、宋代に甘粛省およびオルドス地方に建てた国。大夏と自称。都は興慶(銀川)。中心はチベット系タングート(党項)族。宋・遼・金と和平・抗争を繰り返して最後にモンゴルに滅ぼされた。文化は中国文化・西方文化の混融したもので、仏教が栄え、独自の西夏文字を有した。(1038〜1227)
⇒せいか‐ご【西夏語】
⇒せいか‐もじ【西夏文字】
せい‐か【声価】
世間の評価。名声。「―が高い」
せい‐か【制可】
天皇が政務を裁可すること。
せい‐か【青果】‥クワ
青果物の略。「―市場」
⇒せいか‐ぶつ【青果物】
せいか【青果】‥クワ
⇒まやませいか(真山青果)
せい‐か【青華・青花】‥クワ
白地に青の文様のある陶磁器。日本で染付そめつけというのに対する中国名。→染付3
せい‐か【斉家】
家庭をととのえ治めること。「修身―」
せい‐か【砌下】
①軒下で、雨垂れ落ちの所。切石のある階下の前。
②書簡の脇付に用いる語。足下。
せい‐か【清夏】
空の晴れ渡ったさわやかな夏の日。
せい‐か【清歌】
①清らかな声でうたうこと。
②管弦の伴奏なしで歌うこと。
せい‐か【盛花】‥クワ
季節の盛りの花。→珍花→残花
せい‐か【盛夏】
夏の暑さのさかり。真夏。〈[季]夏〉。「―を思わせる日ざし」
せい‐か【勢家】
権勢ある家柄。「権門―」
せい‐か【聖化】‥クワ
①帝王の徳化。正法眼蔵辧道話「―太平なれば仏法その力をうるものなり」
②〔宗〕
㋐聖別に同じ。
㋑(sanctification)キリストによって与えられる神の恩恵により、義と認められた者が聖霊を受けて、愛に満ちた人格に成熟してゆくこと。神化。
せい‐か【聖火】‥クワ
神に捧げる神聖な火。
⇒せいか‐リレー【聖火リレー】
せい‐か【聖歌】
①神聖な歌。
②宗教歌。讃美歌。「グレゴリオ―」
⇒せいか‐たい【聖歌隊】
せい‐か【精華】‥クワ
①物事の真価とすべきすぐれたところ。「国体の―」
②すぐれていて、はなやかなこと。光彩。「―を放つ」「―を競う」
せい‐か【製菓】‥クワ
菓子を製造すること。
せい‐か【製靴】‥クワ
靴を製造すること。
せい‐か【請暇】
①休暇を願い出ること。また、その休暇。
②令制で、特定の休暇以外の休暇を請願すること。
せい‐が【青蛾】
①まゆずみで書いたみどりの眉まゆ。蛾眉。
②転じて、美人の称。
せい‐が【星河】
あまのがわ。銀河。〈日葡辞書〉
せい‐が【清華】‥グワ
公卿くぎょうの家格の一つ。摂家の次、大臣家の上に位する家。近衛大将を経て太政大臣まで昇り得る家柄。久我こが・転法輪三条・西園寺・徳大寺・花山院・大炊御門おおいみかど・今出川(菊亭)の七家(七清華)。後に広幡・醍醐の二家を加えて九清華という。英雄。英雄家。清華家。華族。
⇒せいが‐もんぜき【清華門跡】
せい‐が【清雅】
きよらかでみやびやかなこと。
せい‐が【笙歌】
笙しょうに合わせて歌をうたうこと。しょうか。平家物語灌頂「大江貞基法師が清涼山にして詠じたりけむ、―遥かに聞ゆ孤雲の上」
せい‐が【菁莪】
[詩経小雅、菁菁者莪、序](「菁」はしげるさま、「莪」はあざみ)多くの人材を育てること。それを楽しむこと。また、多くの人材。
せい‐が【聖駕】
天子ののりもの。
せい‐かい【正解】
①正しい解釈。正しい解答。
②結果として、よい選択であること。「公演の中止を断行したのは―だった」
せい‐かい【制戒】
仏の禁戒。仏のさだめた禁制。謡曲、柏崎「女人の参るまじきとの御―とは」
せいかい【青海】
(Qinghai)
①中国青海省東部にある大塩水湖。標高3200メートルの高原上に位置し、面積4635平方キロメートル。モンゴル名ココノール(「青い湖」の意)。青海湖。
②中国西部、青蔵高原の北東部に位置する省。長江・黄河はともにここに発源する。標高4000メートル前後の高原が大部分を占め、草原が広がり牧畜業が盛ん。面積約72万平方キロメートル。チベット族などの少数民族が人口の約43パーセントを占める。省都は西寧。略称、青。→中華人民共和国(図)。
⇒せいかい‐チベット‐てつどう【青海チベット鉄道】
せい‐かい【政界】
政治または政治家の社会。「―に打って出る」
せい‐かい【清介】
清廉せいれん狷介けんかいの略。潔白すぎて度量の狭いこと。心がきれいで俗世から孤立すること。
せい‐かい【盛会】‥クワイ
盛大な会合。「―を祈る」
せい‐かい【精解】
くわしく解釈すること。
せい‐がい【制外】‥グワイ
制度の範囲外。おきてのほか。
せい‐かいいん【正会員】‥クワイヰン
(準会員などに対して)十全な資格をもつ会員。正規の会員。
せいかい‐けん【制海権】
軍事・通商・航海などに関して一定範囲の海上を支配する権力。主として海軍力による。→制空権
せいかい‐せいど【姓階制度】
人が生まれながらに一定の身分階層に属する社会制度。インドのヴァルナの類。
せいかい‐チベット‐てつどう【青海チベット鉄道】‥ダウ
中国青海省の省都西寧とチベット自治区の区都ラサとを結ぶ鉄道。2006年全線開通。全長1956キロメートル。青蔵高原の険しい地形を通り、最高地点は標高5072メートル。
⇒せいかい【青海】
せいがいは【青海波】
①雅楽の唐楽、盤渉調ばんしきちょうの曲。管弦にも舞楽にも用いる。中国の青海地方の風俗楽か。二人舞。舞人は青海の波と千鳥の文様をあしらった別装束を着け、千鳥の螺鈿らでんの太刀を帯びる。舞楽中最も華麗優雅な名曲。青海破。青海楽。
②青海波の舞曲に用いる波形を描いた衣服の文様。また、それと同様な波文様をいう。近世、塗師の青海勘七がこの技に優れていた。
青海波
③清元。永井素岳作詞。2世清元梅吉作曲。1897年(明治30)5世清元延寿太夫の襲名披露曲として初演。家元の定紋にちなむ。明治期の代表作。
せいがい‐ふ【聖骸布】
イエス=キリストの死骸を包んだとされる亜麻布。
せい‐かがく【生化学】‥クワ‥
(biochemistry)生命・生理現象を化学的側面から研究する学問。生物化学。
せいか‐カリ【青化加里】‥クワ‥
(→)シアン化カリウムの別称。
せいか‐き【盛果期】‥クワ‥
果樹の結実がよく、年々ほぼ同一収量がつづき経済的栽培ができる期間。
せい‐かく【正客】
⇒しょうきゃく
せい‐かく【正格】
①規格に正しくかなっていること。ただしい規則。「動詞の―活用」↔変格。
②漢詩作法上、五言の絶句・律詩において、初句の第2字が仄そく字で起こされるもの。七言においては、初句の第2字が平ひょう字で起こされるもの。↔偏格。
⇒せいかく‐かつよう【正格活用】
せい‐かく【正確】
正しくたしかなこと。「―を期する」「―な計算」
せい‐かく【生獲】‥クワク
いきたままとらえること。いけどること。生擒せいきん。
せい‐かく【性格】
①各個人に特有の、ある程度持続的な、感情・意志の面での傾向や性質。ひとがら。「几帳面な―」→パーソナリティー。
②広く事物に特有な性質・傾向。「―の異なる組織」
⇒せいかく‐がく【性格学】
⇒せいかく‐げき【性格劇】
⇒せいかく‐けんさ【性格検査】
⇒せいかく‐しょうひん【性格小品】
⇒せいかく‐はいゆう【性格俳優】
⇒せいかく‐はたん‐しゃ【性格破綻者】
⇒せいかく‐びょうしゃ【性格描写】
せい‐かく【政客】
政界の事にたずさわる人。政治家。
せい‐かく【清客】
①風雅な客。世俗をはなれた客。
②梅の雅称。
せいかく【聖覚】
(ショウカクとも)鎌倉前期の天台宗の僧。父の澄憲と共に説法にすぐれ、安居院あぐいの唱導の基礎をつくった。後に法然の浄土宗に帰す。著「唯信鈔」、編「言泉集」など。(1167〜1235)
せい‐かく【誠愨】
(「愨」も誠の意)まこと。誠実。質実。
せい‐かく【精確】
精密で、たしかなこと。
せい‐かく【精覈】
(「覈」は調べ明白にする意)くわしく考え調べること。精核。
せい‐かく【製革】
生皮をなめして鞣革なめしがわに製造すること。
せい‐かく【醒覚】
目がさめること。目をさますこと。また、自分の非に気づくこと。覚醒。
せい‐がく【正楽】
(→)雅楽ががくに同じ。
せい‐がく【西学】
①(西郊にあったからいう)中国周代の小学。
②西洋の学問。また、キリスト教を指す。
せい‐がく【西岳】
中国の華山の別称。
せい‐がく【声楽】
(vocal music)人の声による音楽。歌曲・合唱曲・オラトリオ・カンタータ・オペラなど。声楽曲。↔器楽
せい‐がく【星学】
天文学てんもんがくの旧称。
⇒せいがく‐か【星学家】
せい‐がく【聖学】
聖人の説いた学問。特に儒学の称。
せい‐がく【聖楽】
キリスト教の宗教音楽。
せい‐がく【静学】
時間的な要素や原因・結果の関係を考慮しないで経済現象を分析する理論。↔動学
ぜい‐かく【説客】
遊説ゆうぜいする弁士。
ぜい‐がく【税額】
租税のたか。課税の金額。
⇒ぜいがく‐こうじょ【税額控除】
せいがく‐か【星学家】
①天文学者。天文家。
②天文を観て吉凶を占う人。
⇒せい‐がく【星学】
せいかく‐がく【性格学】
(Charakterologie ドイツ)(1867年バーンゼン(J.Bahnsen1830〜1881)の命名)人間の性格またはパーソナリティーを研究する学問。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐かつよう【正格活用】‥クワツ‥
動詞の活用のうち、文語の四段・上二段・下二段・上一段・下一段活用、口語の五段(四段)・上一段・下一段活用の総称。↔変格活用
⇒せい‐かく【正格】
せいかく‐げき【性格劇】
主人公の特殊な性格を特に鮮明に表現し、それがもととなって起こる事件を展開した劇。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐けんさ【性格検査】
人の感情・意志など性格を明らかにするための検査。質問紙法・作業検査法・投影法の3種がある。情意検査。
⇒せい‐かく【性格】
ぜいがく‐こうじょ【税額控除】‥ヂヨ
税法上の要件を満たしている場合に、通常の方法で算定された税額から一定の税額を控除する制度。
⇒ぜい‐がく【税額】
せいかく‐しょうひん【性格小品】‥セウ‥
〔音〕(character piece)19世紀の自由な形式の音楽の一種。特にロマン派において漠然とした気分あるいは具体的な場面を喚起する標題をもつピアノのための抒情的小曲をいう。メンデルスゾーン作曲の「七つの性格小品」、シューマン作曲の「子供の情景」など。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐ずほう【正角図法】‥ヅハフ
地球上の角度の関係を地図上に正しく表す図法。メルカトル図法など。
せいかく‐はいゆう【性格俳優】‥イウ
劇中人物の深刻な性格を巧みに表現する才能を有する俳優。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐はたん‐しゃ【性格破綻者】
生活行動の中で、人格の統一性・安定性が失われている人。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐びょうしゃ【性格描写】‥ベウ‥
小説や戯曲で、人物の性格を描き出すこと。
⇒せい‐かく【性格】
せい‐かげき【正歌劇】
①(→)オペラ‐セリア。
②(→)グランド‐オペラ。
せいか‐ご【西夏語】
西夏を建国したタングート族の言語。シナ‐チベット語族のチベット‐ビルマ語派の一つ。
⇒せい‐か【西夏】
せいか‐じ【棲霞寺】
中国南京市、摂山にある名刹めいさつ。南朝の宋の泰始(465〜471)年間、明僧紹(明徴君)の創建。南朝三論宗の中心。南北朝期の千仏巌、隋代の五層石塔などが残る。栖霞寺。
せいかしゅう【井華集】‥クワシフ
高井几董きとうの自選句集。2巻。1789年(寛政1)刊。
せい‐かじゅう【静荷重】‥ヂユウ
構造物が受ける荷重のうち、時間的に変化しない荷重。定荷重。↔動荷重
せいか‐しゅぎ【成果主義】‥クワ‥
従業員の報酬や昇進を、年功でなく仕事の成果を基準に決める考え方。
⇒せい‐か【成果】
せいか‐じゅんび【正貨準備】‥クワ‥
銀行券を兌換だかんするため、中央銀行が金銀貨および地金銀じきんぎんなどを積み立てておくこと。→保証準備。
⇒せい‐か【正貨】
せい‐かぞく【聖家族】
(Holy Family)幼児イエスと聖母マリアおよび聖ヨセフの3人の家族をいう。絵画・彫刻の題材。神聖家族。
せいか‐たい【聖歌隊】
(choir)キリスト教会堂で、聖歌の合唱に当たる信徒たち。
⇒せい‐か【聖歌】
せいがだい【青瓦台】‥グワ‥
(Ch‘ŏngwadae)ソウルの韓国大統領官邸のこと。
せいか‐だいがく【清華大学】‥クワ‥
中国の北京にある理工系大学。1911年創設の清華学堂を前身として、28年国立清華大学が成立。日中戦争中は北京大学・南開大学と共に昆明に移転し、国立西南連合大学を組織。46年北京に復帰。52年総合工業大学となる。
せいか‐たんでん【臍下丹田】
へその下の丹田と称する部位。→丹田
せい‐かつ【正割】
〔数〕(secant)三角関数の一つ。セカント。→三角関数
せい‐かつ【生活】‥クワツ
①[孟子尽心上]生存して活動すること。生きながらえること。
②[北史胡叟伝]世の中で暮らしてゆくこと。また、そのてだて。くちすぎ。すぎわい。生計。「―を営む」「―に追われる」「社会―」
⇒せいかつ‐か【生活科】
⇒せいかつ‐がくしゅう【生活学習】
⇒せいかつ‐がた【生活型】
⇒せいかつ‐がっこう【生活学校】
⇒せいかつ‐かん【生活環】
⇒せいかつ‐かんきょう【生活環境】
⇒せいかつ‐きゅう【生活給】
⇒せいかつ‐きょういく【生活教育】
⇒せいかつ‐きょうどうくみあい【生活協同組合】
⇒せいかつ‐く【生活苦】
⇒せいかつ‐くうかん【生活空間】
⇒せいかつ‐けい【生活形】
⇒せいかつ‐こうがい【生活公害】
⇒せいかつ‐し【生活史】
⇒せいかつ‐しどう【生活指導】
⇒せいかつ‐しどう‐いん【生活指導員】
⇒せいかつ‐しゃ【生活者】
⇒せいかつ‐しゅうかん‐びょう【生活習慣病】
⇒せいかつ‐じゅんび‐せつ【生活準備説】
⇒せいかつ‐しりょう【生活資料】
⇒せいかつ‐すいじゅん【生活水準】
⇒せいかつ‐スタイル【生活スタイル】
⇒せいかつ‐せかい【生活世界】
⇒せいかつ‐せっけい【生活設計】
⇒せいかつ‐たい【生活帯】
⇒せいかつ‐たんげん【生活単元】
⇒せいかつ‐つづりかた【生活綴方】
⇒せいかつ‐なん【生活難】
⇒せいかつ‐ねんれい【生活年齢】
⇒せいかつ‐の‐しつ【生活の質】
⇒せいかつ‐は【生活派】
⇒せいかつ‐はいすい【生活排水】
⇒せいかつ‐はんのう【生活反応】
⇒せいかつ‐ひ【生活費】
⇒せいかつ‐ほご‐ほう【生活保護法】
⇒せいかつ‐ようしき【生活様式】
⇒せいかつ‐ようすい【生活用水】
⇒せいかつ‐らん【生活欄】
⇒せいかつ‐りょく【生活力】
せいかつ‐か【生活科】‥クワツクワ
1989年改訂の学習指導要領により、社会科・理科を統合して新設された小学校低学年の教科。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐がくしゅう【生活学習】‥クワツ‥シフ
実生活から離れた知識中心の教授法に対し、生活の中で生活を通じてなされる学習。→生活教育。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐がた【生活型】‥クワツ‥
〔生〕(life-type)生物の生活様式の類型化。肉食・草食・腐食、あるいは広塩性・狭塩性、陽性・陰性のように、生活のある局面についての類型をいう。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐がっこう【生活学校】‥クワツガクカウ
児童・生徒の生活経験を中心とし、生活教育を重視する新教育の学校。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐かん【生活環】‥クワツクワン
〔生〕(life cycle)生殖細胞に注目した、生物の生活史。すなわち、世代ごとにくりかえされる発生・成長の過程。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐かんきょう【生活環境】‥クワツクワンキヤウ
人間の日常生活に影響する、自然・人事などを含む周囲の状況。「―が悪化する」
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐きゅう【生活給】‥クワツキフ
生活費を基準に決定される賃金。年齢給・家族給などで構成。属人給の性質を持ち、年功賃金を特徴づけるもの。↔能力給↔仕事給。→属人給。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐きょういく【生活教育】‥クワツケウ‥
学習者の生活経験を中心とする教育。知識中心・教科書中心の伝統的な教育に対する新教育の主張。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐きょうどうくみあい【生活協同組合】‥クワツケフ‥アヒ
消費生活協同組合の略。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐く【生活苦】‥クワツ‥
生活上の苦労。特に、少ない収入で生活していく上での苦労。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐くうかん【生活空間】‥クワツ‥
①日常生活が営まれる環境。
②〔心〕(life space)ある時点での生活体の行動を規定する内的外的事象の総体。その時々の目的に合わせて心の中に作り出される意味のある世界のこと。物理的環境を必ずしも反映していない。レヴィンの用語。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐けい【生活形】‥クワツ‥
〔生〕(life form)生物の生活様式を反映している形態。環境条件に主眼をおいて類型的に扱われる。同一種でも環境により別の生活形を示すこともある。特に、陸上植物が越冬する際の越冬芽の位置に基づくラウンキエ(C. Raunkiaer1860〜1938)の分類が有名。
⇒せい‐かつ【生活】
せい‐かっこう【背恰好】‥カウ
せいの高さやからだつき。せかっこう。浄瑠璃、女殺油地獄「あいつが顔付―成人するに従ひ死なれた旦那に生写し」
せいかつ‐こうがい【生活公害】‥クワツ‥
ごみ・近隣騒音などのように、一般市民の日常生活の場から生じる公害。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐し【生活史】‥クワツ‥
(life history)
①生物の個体が発生または出生してから成体となり死ぬまでの、生活様式に注目した過程。
②(→)ライフ‐ヒストリーに同じ。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しどう【生活指導】‥クワツ‥ダウ
児童・生徒の日常生活を直接指導し、望ましい習慣や態度を養うこと。1920年から生活綴方運動のなかで提唱され始めた。→教科指導。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しどう‐いん【生活指導員】‥クワツ‥ダウヰン
老人福祉施設、身体障害者更生援護施設、知的障害者援護施設、生活保護法による保護施設などに配置され、入所者の生活指導や相談・援助を行う職員。介護保険法により、老人福祉施設では生活相談員、老人保健施設では支援相談員に名称変更。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しゃ【生活者】‥クワツ‥
生活という視点からとらえた、人。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しゅうかん‐びょう【生活習慣病】‥クワツシフクワンビヤウ
動脈硬化・高血圧・悪性腫瘍・糖尿病・肺気腫や骨の退行性変化など、若い時からの生活習慣が原因で壮年期以後好発する病気の総称。成人病。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐じゅんび‐せつ【生活準備説】‥クワツ‥
教育の目的は将来の社会生活に対する準備をさせることであるとする説。児童中心・生活中心の新教育に対して、伝統的な教育観を指す。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しりょう【生活資料】‥クワツ‥レウ
生活に必要な物資。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐すいじゅん【生活水準】‥クワツ‥
ある国・社会階層などに一般的な消費生活の程度。その国民や社会階層の平均所得によって購買され得る財貨やサービスの量によって測定される。生活標準。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐スタイル【生活スタイル】‥クワツ‥
(→)ライフ‐スタイルに同じ。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐せかい【生活世界】‥クワツ‥
(Lebenswelt ドイツ)フッサールの用語。あらゆる科学的探究に先立って、われわれの生活が営まれている、現実として直接的に経験されている日常的世界のこと。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐せっけい【生活設計】‥クワツ‥
目標を立て、それを達成するための暮しの進め方。「―が狂う」
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐たい【生活帯】‥クワツ‥
〔生〕環境条件の違いにより、生物相の段階的変化で生じる帯状分布。温度条件の推移により、水平的には熱帯・亜熱帯・暖帯・温帯・亜寒帯・寒帯に区別し、また垂直的には温帯山岳では低地帯・山地帯・亜高山帯・高山帯に区別する。生物分布帯。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐たんげん【生活単元】‥クワツ‥
系統的・論理的な学問・知識の体系によらず、生活経験を中心として設けた学習単元。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐つづりかた【生活綴方】‥クワツ‥
観念的でない自主的な思考を促すため、生活経験や感じ考えたままを書かせる綴方教育方法。1930年頃から主として東北の小学校教師により教育運動として展開され、戦時下の弾圧を経て50年頃から復興。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐なん【生活難】‥クワツ‥
物価騰貴・収入減少などの結果、生活が困難となること。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ねんれい【生活年齢】‥クワツ‥
誕生を起点とした暦の上の年齢。数え年と満年齢との2通りの数え方がある。暦年齢。→知能年齢→骨こつ年齢。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐の‐しつ【生活の質】‥クワツ‥
(→)クオリティー‐オブ‐ライフに同じ。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐は【生活派】‥クワツ‥
芸術上、現実的な生活の面に重きをおく傾向の人。また、実生活上の経験を重んずる人。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐はいすい【生活排水】‥クワツ‥
炊事・洗濯・入浴などの日常生活に伴って河川等の公共用水域に排出される水。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐はんのう【生活反応】‥クワツ‥オウ
①瀕死の患者の生死を確認するための体の反応。瞳孔反射・脈拍・心音・呼吸など。
②生存中でなければ見られない体の反応。出血・炎症性反応など。死体の傷が生存中のものかどうかの判定に利用できる。生体反応。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ひ【生活費】‥クワツ‥
生活してゆくのに必要な費用。生計費。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ほご‐ほう【生活保護法】‥クワツ‥ハフ
国が国民の健康で文化的な最低限度の生活を守るために、生活困窮者に対して必要な保護を行い、その自立を助長する目的の法律。日本国憲法第25条の理念に基づき、1950年制定。
→参照条文:日本国憲法第25条
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ようしき【生活様式】‥クワツヤウ‥
生物の生活の仕方。生息場所や行動、栄養の摂取法、繁殖の仕方などを総合的にとらえる場合にいう。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ようすい【生活用水】‥クワツ‥
工業用水に対して、日常生活を営むのに使用する水。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐らん【生活欄】‥クワツ‥
「家庭欄」参照。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐りょく【生活力】‥クワツ‥
社会生活に適応するための身体的・精神的または経済的能力。
⇒せい‐かつ【生活】
⇒せい‐えん【製塩】
せい‐おう【成王】‥ワウ
周の第2代の王。武王の子。名は誦。幼時、叔父周公旦が摂政、7年後親政。洛陽に東都成周を営む。
せい‐おう【西欧】
(Occident)
①近東諸地域(Orient)に対してヨーロッパ、東洋に対して西洋をいう。
②ヨーロッパの西部。近代民主政治が早く発達したイギリス・フランス・オランダなどの諸国。西ヨーロッパ。↔東欧。
⇒せいおう‐しゅぎ【西欧主義】
⇒せいおう‐どうめい【西欧同盟】
せい‐おう【聖王】‥ワウ
聖徳ある君主。
せいおう‐しゅぎ【西欧主義】
(zapadnichestvo ロシア)19世紀半ば以後に現れたロシア思想史上の一潮流。ロシアの後進性を西欧的な道によって克服しようとし、対立するスラヴ主義の側はこれを西欧崇拝として攻撃。
⇒せい‐おう【西欧】
せいおう‐どうめい【西欧同盟】
(Western European Union)ソ連の軍事的脅威への対処を目的に結成された西欧諸国の集団防衛機構。1948年英・仏・ベルギー・オランダ・ルクセンブルクの5カ国によりブリュッセル条約機構として発足。55年改組され、現名となる。現在、集団防衛を除く危機管理等の機能はEUに移管。加盟10カ国(2006)。WEU
⇒せい‐おう【西欧】
せいおうぼ【西王母】‥ワウ‥
①中国に古く信仰された女仙。周の穆ぼく王が西に巡狩して崑崙こんろんに遊び、西王母に会ったという。また、漢の武帝が長生を願っていた際、西王母は天上から降り、仙桃七顆を与えたという。
②能。神物。西王母が桃の実を周の穆王に贈ったことを脚色。
せい‐おん【正音】
①正しい音声。
②呉音に対し、新しく輸入された漢音の平安時代における称。
せい‐おん【声音】
①こえ。音声。
②[孟子梁恵王上]音楽。声楽。
⇒せいおん‐がく【声音学】
⇒せいおん‐もじ【声音文字】
せい‐おん【清音】
①すんだねいろ。
②〔言〕(→)無声音に同じ。
③日本語で、濁点・半濁点をつけない仮名で表す音。特に、カサタハ各行の音。↔濁音
せい‐おん【聖恩】
天子の恩恵。皇恩。
せい‐おん【静穏】‥ヲン
しずかでおだやかなこと。「―な日々を送る」
せいおん‐がく【声音学】
音声学の旧称。
⇒せい‐おん【声音】
せいおん‐もじ【声音文字】
表音文字の別称。
⇒せい‐おん【声音】
せい‐か【世家】
①[孟子滕文公下]中国で、ある特典をもち、代々これを世襲する家柄、すなわち諸侯の類。
②[史記太史公自序]諸侯など、世襲の家柄の記録。→本紀→列伝
せい‐か【正価】
かけねのない値段。
せい‐か【正貨】‥クワ
(specie)本位貨幣。金本位国では金貨、銀本位国では銀貨、金銀複本位国ないし跛行はこう本位国では金貨および銀貨。その名目価値は素材価値と完全に一致する。広義には、金銀貨のほか金銀地金・金為替を含む。→在外正貨。
⇒せいか‐じゅんび【正貨準備】
⇒せいか‐ゆそう【正貨輸送】
⇒せいか‐ゆそうてん【正貨輸送点】
⇒せいか‐ゆにゅうてん【正貨輸入点】
せい‐か【正課】‥クワ
学校などで、修めるべき正規の課業。「柔道を―に採り入れる」
せい‐か【生花】‥クワ
①江戸中期に成立した華道の様式。天地人を象徴する3本の役枝やくえだを用いて花姿をととのえるのが特徴。流派によって古称の「しょうか」を用いる。流儀花。格花。→いけばな。
②(造花に対して)自然の生きた花。
せい‐か【生家】
その人の生まれた家。実家。「野口英世の―」
せい‐か【成果】‥クワ
なしえたよい結果。できばえ。「―をあげる」「―を収める」「研究―」
⇒せいか‐しゅぎ【成果主義】
せい‐か【西夏】
李元昊りげんこうが、宋代に甘粛省およびオルドス地方に建てた国。大夏と自称。都は興慶(銀川)。中心はチベット系タングート(党項)族。宋・遼・金と和平・抗争を繰り返して最後にモンゴルに滅ぼされた。文化は中国文化・西方文化の混融したもので、仏教が栄え、独自の西夏文字を有した。(1038〜1227)
⇒せいか‐ご【西夏語】
⇒せいか‐もじ【西夏文字】
せい‐か【声価】
世間の評価。名声。「―が高い」
せい‐か【制可】
天皇が政務を裁可すること。
せい‐か【青果】‥クワ
青果物の略。「―市場」
⇒せいか‐ぶつ【青果物】
せいか【青果】‥クワ
⇒まやませいか(真山青果)
せい‐か【青華・青花】‥クワ
白地に青の文様のある陶磁器。日本で染付そめつけというのに対する中国名。→染付3
せい‐か【斉家】
家庭をととのえ治めること。「修身―」
せい‐か【砌下】
①軒下で、雨垂れ落ちの所。切石のある階下の前。
②書簡の脇付に用いる語。足下。
せい‐か【清夏】
空の晴れ渡ったさわやかな夏の日。
せい‐か【清歌】
①清らかな声でうたうこと。
②管弦の伴奏なしで歌うこと。
せい‐か【盛花】‥クワ
季節の盛りの花。→珍花→残花
せい‐か【盛夏】
夏の暑さのさかり。真夏。〈[季]夏〉。「―を思わせる日ざし」
せい‐か【勢家】
権勢ある家柄。「権門―」
せい‐か【聖化】‥クワ
①帝王の徳化。正法眼蔵辧道話「―太平なれば仏法その力をうるものなり」
②〔宗〕
㋐聖別に同じ。
㋑(sanctification)キリストによって与えられる神の恩恵により、義と認められた者が聖霊を受けて、愛に満ちた人格に成熟してゆくこと。神化。
せい‐か【聖火】‥クワ
神に捧げる神聖な火。
⇒せいか‐リレー【聖火リレー】
せい‐か【聖歌】
①神聖な歌。
②宗教歌。讃美歌。「グレゴリオ―」
⇒せいか‐たい【聖歌隊】
せい‐か【精華】‥クワ
①物事の真価とすべきすぐれたところ。「国体の―」
②すぐれていて、はなやかなこと。光彩。「―を放つ」「―を競う」
せい‐か【製菓】‥クワ
菓子を製造すること。
せい‐か【製靴】‥クワ
靴を製造すること。
せい‐か【請暇】
①休暇を願い出ること。また、その休暇。
②令制で、特定の休暇以外の休暇を請願すること。
せい‐が【青蛾】
①まゆずみで書いたみどりの眉まゆ。蛾眉。
②転じて、美人の称。
せい‐が【星河】
あまのがわ。銀河。〈日葡辞書〉
せい‐が【清華】‥グワ
公卿くぎょうの家格の一つ。摂家の次、大臣家の上に位する家。近衛大将を経て太政大臣まで昇り得る家柄。久我こが・転法輪三条・西園寺・徳大寺・花山院・大炊御門おおいみかど・今出川(菊亭)の七家(七清華)。後に広幡・醍醐の二家を加えて九清華という。英雄。英雄家。清華家。華族。
⇒せいが‐もんぜき【清華門跡】
せい‐が【清雅】
きよらかでみやびやかなこと。
せい‐が【笙歌】
笙しょうに合わせて歌をうたうこと。しょうか。平家物語灌頂「大江貞基法師が清涼山にして詠じたりけむ、―遥かに聞ゆ孤雲の上」
せい‐が【菁莪】
[詩経小雅、菁菁者莪、序](「菁」はしげるさま、「莪」はあざみ)多くの人材を育てること。それを楽しむこと。また、多くの人材。
せい‐が【聖駕】
天子ののりもの。
せい‐かい【正解】
①正しい解釈。正しい解答。
②結果として、よい選択であること。「公演の中止を断行したのは―だった」
せい‐かい【制戒】
仏の禁戒。仏のさだめた禁制。謡曲、柏崎「女人の参るまじきとの御―とは」
せいかい【青海】
(Qinghai)
①中国青海省東部にある大塩水湖。標高3200メートルの高原上に位置し、面積4635平方キロメートル。モンゴル名ココノール(「青い湖」の意)。青海湖。
②中国西部、青蔵高原の北東部に位置する省。長江・黄河はともにここに発源する。標高4000メートル前後の高原が大部分を占め、草原が広がり牧畜業が盛ん。面積約72万平方キロメートル。チベット族などの少数民族が人口の約43パーセントを占める。省都は西寧。略称、青。→中華人民共和国(図)。
⇒せいかい‐チベット‐てつどう【青海チベット鉄道】
せい‐かい【政界】
政治または政治家の社会。「―に打って出る」
せい‐かい【清介】
清廉せいれん狷介けんかいの略。潔白すぎて度量の狭いこと。心がきれいで俗世から孤立すること。
せい‐かい【盛会】‥クワイ
盛大な会合。「―を祈る」
せい‐かい【精解】
くわしく解釈すること。
せい‐がい【制外】‥グワイ
制度の範囲外。おきてのほか。
せい‐かいいん【正会員】‥クワイヰン
(準会員などに対して)十全な資格をもつ会員。正規の会員。
せいかい‐けん【制海権】
軍事・通商・航海などに関して一定範囲の海上を支配する権力。主として海軍力による。→制空権
せいかい‐せいど【姓階制度】
人が生まれながらに一定の身分階層に属する社会制度。インドのヴァルナの類。
せいかい‐チベット‐てつどう【青海チベット鉄道】‥ダウ
中国青海省の省都西寧とチベット自治区の区都ラサとを結ぶ鉄道。2006年全線開通。全長1956キロメートル。青蔵高原の険しい地形を通り、最高地点は標高5072メートル。
⇒せいかい【青海】
せいがいは【青海波】
①雅楽の唐楽、盤渉調ばんしきちょうの曲。管弦にも舞楽にも用いる。中国の青海地方の風俗楽か。二人舞。舞人は青海の波と千鳥の文様をあしらった別装束を着け、千鳥の螺鈿らでんの太刀を帯びる。舞楽中最も華麗優雅な名曲。青海破。青海楽。
②青海波の舞曲に用いる波形を描いた衣服の文様。また、それと同様な波文様をいう。近世、塗師の青海勘七がこの技に優れていた。
青海波
③清元。永井素岳作詞。2世清元梅吉作曲。1897年(明治30)5世清元延寿太夫の襲名披露曲として初演。家元の定紋にちなむ。明治期の代表作。
せいがい‐ふ【聖骸布】
イエス=キリストの死骸を包んだとされる亜麻布。
せい‐かがく【生化学】‥クワ‥
(biochemistry)生命・生理現象を化学的側面から研究する学問。生物化学。
せいか‐カリ【青化加里】‥クワ‥
(→)シアン化カリウムの別称。
せいか‐き【盛果期】‥クワ‥
果樹の結実がよく、年々ほぼ同一収量がつづき経済的栽培ができる期間。
せい‐かく【正客】
⇒しょうきゃく
せい‐かく【正格】
①規格に正しくかなっていること。ただしい規則。「動詞の―活用」↔変格。
②漢詩作法上、五言の絶句・律詩において、初句の第2字が仄そく字で起こされるもの。七言においては、初句の第2字が平ひょう字で起こされるもの。↔偏格。
⇒せいかく‐かつよう【正格活用】
せい‐かく【正確】
正しくたしかなこと。「―を期する」「―な計算」
せい‐かく【生獲】‥クワク
いきたままとらえること。いけどること。生擒せいきん。
せい‐かく【性格】
①各個人に特有の、ある程度持続的な、感情・意志の面での傾向や性質。ひとがら。「几帳面な―」→パーソナリティー。
②広く事物に特有な性質・傾向。「―の異なる組織」
⇒せいかく‐がく【性格学】
⇒せいかく‐げき【性格劇】
⇒せいかく‐けんさ【性格検査】
⇒せいかく‐しょうひん【性格小品】
⇒せいかく‐はいゆう【性格俳優】
⇒せいかく‐はたん‐しゃ【性格破綻者】
⇒せいかく‐びょうしゃ【性格描写】
せい‐かく【政客】
政界の事にたずさわる人。政治家。
せい‐かく【清客】
①風雅な客。世俗をはなれた客。
②梅の雅称。
せいかく【聖覚】
(ショウカクとも)鎌倉前期の天台宗の僧。父の澄憲と共に説法にすぐれ、安居院あぐいの唱導の基礎をつくった。後に法然の浄土宗に帰す。著「唯信鈔」、編「言泉集」など。(1167〜1235)
せい‐かく【誠愨】
(「愨」も誠の意)まこと。誠実。質実。
せい‐かく【精確】
精密で、たしかなこと。
せい‐かく【精覈】
(「覈」は調べ明白にする意)くわしく考え調べること。精核。
せい‐かく【製革】
生皮をなめして鞣革なめしがわに製造すること。
せい‐かく【醒覚】
目がさめること。目をさますこと。また、自分の非に気づくこと。覚醒。
せい‐がく【正楽】
(→)雅楽ががくに同じ。
せい‐がく【西学】
①(西郊にあったからいう)中国周代の小学。
②西洋の学問。また、キリスト教を指す。
せい‐がく【西岳】
中国の華山の別称。
せい‐がく【声楽】
(vocal music)人の声による音楽。歌曲・合唱曲・オラトリオ・カンタータ・オペラなど。声楽曲。↔器楽
せい‐がく【星学】
天文学てんもんがくの旧称。
⇒せいがく‐か【星学家】
せい‐がく【聖学】
聖人の説いた学問。特に儒学の称。
せい‐がく【聖楽】
キリスト教の宗教音楽。
せい‐がく【静学】
時間的な要素や原因・結果の関係を考慮しないで経済現象を分析する理論。↔動学
ぜい‐かく【説客】
遊説ゆうぜいする弁士。
ぜい‐がく【税額】
租税のたか。課税の金額。
⇒ぜいがく‐こうじょ【税額控除】
せいがく‐か【星学家】
①天文学者。天文家。
②天文を観て吉凶を占う人。
⇒せい‐がく【星学】
せいかく‐がく【性格学】
(Charakterologie ドイツ)(1867年バーンゼン(J.Bahnsen1830〜1881)の命名)人間の性格またはパーソナリティーを研究する学問。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐かつよう【正格活用】‥クワツ‥
動詞の活用のうち、文語の四段・上二段・下二段・上一段・下一段活用、口語の五段(四段)・上一段・下一段活用の総称。↔変格活用
⇒せい‐かく【正格】
せいかく‐げき【性格劇】
主人公の特殊な性格を特に鮮明に表現し、それがもととなって起こる事件を展開した劇。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐けんさ【性格検査】
人の感情・意志など性格を明らかにするための検査。質問紙法・作業検査法・投影法の3種がある。情意検査。
⇒せい‐かく【性格】
ぜいがく‐こうじょ【税額控除】‥ヂヨ
税法上の要件を満たしている場合に、通常の方法で算定された税額から一定の税額を控除する制度。
⇒ぜい‐がく【税額】
せいかく‐しょうひん【性格小品】‥セウ‥
〔音〕(character piece)19世紀の自由な形式の音楽の一種。特にロマン派において漠然とした気分あるいは具体的な場面を喚起する標題をもつピアノのための抒情的小曲をいう。メンデルスゾーン作曲の「七つの性格小品」、シューマン作曲の「子供の情景」など。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐ずほう【正角図法】‥ヅハフ
地球上の角度の関係を地図上に正しく表す図法。メルカトル図法など。
せいかく‐はいゆう【性格俳優】‥イウ
劇中人物の深刻な性格を巧みに表現する才能を有する俳優。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐はたん‐しゃ【性格破綻者】
生活行動の中で、人格の統一性・安定性が失われている人。
⇒せい‐かく【性格】
せいかく‐びょうしゃ【性格描写】‥ベウ‥
小説や戯曲で、人物の性格を描き出すこと。
⇒せい‐かく【性格】
せい‐かげき【正歌劇】
①(→)オペラ‐セリア。
②(→)グランド‐オペラ。
せいか‐ご【西夏語】
西夏を建国したタングート族の言語。シナ‐チベット語族のチベット‐ビルマ語派の一つ。
⇒せい‐か【西夏】
せいか‐じ【棲霞寺】
中国南京市、摂山にある名刹めいさつ。南朝の宋の泰始(465〜471)年間、明僧紹(明徴君)の創建。南朝三論宗の中心。南北朝期の千仏巌、隋代の五層石塔などが残る。栖霞寺。
せいかしゅう【井華集】‥クワシフ
高井几董きとうの自選句集。2巻。1789年(寛政1)刊。
せい‐かじゅう【静荷重】‥ヂユウ
構造物が受ける荷重のうち、時間的に変化しない荷重。定荷重。↔動荷重
せいか‐しゅぎ【成果主義】‥クワ‥
従業員の報酬や昇進を、年功でなく仕事の成果を基準に決める考え方。
⇒せい‐か【成果】
せいか‐じゅんび【正貨準備】‥クワ‥
銀行券を兌換だかんするため、中央銀行が金銀貨および地金銀じきんぎんなどを積み立てておくこと。→保証準備。
⇒せい‐か【正貨】
せい‐かぞく【聖家族】
(Holy Family)幼児イエスと聖母マリアおよび聖ヨセフの3人の家族をいう。絵画・彫刻の題材。神聖家族。
せいか‐たい【聖歌隊】
(choir)キリスト教会堂で、聖歌の合唱に当たる信徒たち。
⇒せい‐か【聖歌】
せいがだい【青瓦台】‥グワ‥
(Ch‘ŏngwadae)ソウルの韓国大統領官邸のこと。
せいか‐だいがく【清華大学】‥クワ‥
中国の北京にある理工系大学。1911年創設の清華学堂を前身として、28年国立清華大学が成立。日中戦争中は北京大学・南開大学と共に昆明に移転し、国立西南連合大学を組織。46年北京に復帰。52年総合工業大学となる。
せいか‐たんでん【臍下丹田】
へその下の丹田と称する部位。→丹田
せい‐かつ【正割】
〔数〕(secant)三角関数の一つ。セカント。→三角関数
せい‐かつ【生活】‥クワツ
①[孟子尽心上]生存して活動すること。生きながらえること。
②[北史胡叟伝]世の中で暮らしてゆくこと。また、そのてだて。くちすぎ。すぎわい。生計。「―を営む」「―に追われる」「社会―」
⇒せいかつ‐か【生活科】
⇒せいかつ‐がくしゅう【生活学習】
⇒せいかつ‐がた【生活型】
⇒せいかつ‐がっこう【生活学校】
⇒せいかつ‐かん【生活環】
⇒せいかつ‐かんきょう【生活環境】
⇒せいかつ‐きゅう【生活給】
⇒せいかつ‐きょういく【生活教育】
⇒せいかつ‐きょうどうくみあい【生活協同組合】
⇒せいかつ‐く【生活苦】
⇒せいかつ‐くうかん【生活空間】
⇒せいかつ‐けい【生活形】
⇒せいかつ‐こうがい【生活公害】
⇒せいかつ‐し【生活史】
⇒せいかつ‐しどう【生活指導】
⇒せいかつ‐しどう‐いん【生活指導員】
⇒せいかつ‐しゃ【生活者】
⇒せいかつ‐しゅうかん‐びょう【生活習慣病】
⇒せいかつ‐じゅんび‐せつ【生活準備説】
⇒せいかつ‐しりょう【生活資料】
⇒せいかつ‐すいじゅん【生活水準】
⇒せいかつ‐スタイル【生活スタイル】
⇒せいかつ‐せかい【生活世界】
⇒せいかつ‐せっけい【生活設計】
⇒せいかつ‐たい【生活帯】
⇒せいかつ‐たんげん【生活単元】
⇒せいかつ‐つづりかた【生活綴方】
⇒せいかつ‐なん【生活難】
⇒せいかつ‐ねんれい【生活年齢】
⇒せいかつ‐の‐しつ【生活の質】
⇒せいかつ‐は【生活派】
⇒せいかつ‐はいすい【生活排水】
⇒せいかつ‐はんのう【生活反応】
⇒せいかつ‐ひ【生活費】
⇒せいかつ‐ほご‐ほう【生活保護法】
⇒せいかつ‐ようしき【生活様式】
⇒せいかつ‐ようすい【生活用水】
⇒せいかつ‐らん【生活欄】
⇒せいかつ‐りょく【生活力】
せいかつ‐か【生活科】‥クワツクワ
1989年改訂の学習指導要領により、社会科・理科を統合して新設された小学校低学年の教科。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐がくしゅう【生活学習】‥クワツ‥シフ
実生活から離れた知識中心の教授法に対し、生活の中で生活を通じてなされる学習。→生活教育。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐がた【生活型】‥クワツ‥
〔生〕(life-type)生物の生活様式の類型化。肉食・草食・腐食、あるいは広塩性・狭塩性、陽性・陰性のように、生活のある局面についての類型をいう。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐がっこう【生活学校】‥クワツガクカウ
児童・生徒の生活経験を中心とし、生活教育を重視する新教育の学校。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐かん【生活環】‥クワツクワン
〔生〕(life cycle)生殖細胞に注目した、生物の生活史。すなわち、世代ごとにくりかえされる発生・成長の過程。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐かんきょう【生活環境】‥クワツクワンキヤウ
人間の日常生活に影響する、自然・人事などを含む周囲の状況。「―が悪化する」
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐きゅう【生活給】‥クワツキフ
生活費を基準に決定される賃金。年齢給・家族給などで構成。属人給の性質を持ち、年功賃金を特徴づけるもの。↔能力給↔仕事給。→属人給。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐きょういく【生活教育】‥クワツケウ‥
学習者の生活経験を中心とする教育。知識中心・教科書中心の伝統的な教育に対する新教育の主張。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐きょうどうくみあい【生活協同組合】‥クワツケフ‥アヒ
消費生活協同組合の略。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐く【生活苦】‥クワツ‥
生活上の苦労。特に、少ない収入で生活していく上での苦労。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐くうかん【生活空間】‥クワツ‥
①日常生活が営まれる環境。
②〔心〕(life space)ある時点での生活体の行動を規定する内的外的事象の総体。その時々の目的に合わせて心の中に作り出される意味のある世界のこと。物理的環境を必ずしも反映していない。レヴィンの用語。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐けい【生活形】‥クワツ‥
〔生〕(life form)生物の生活様式を反映している形態。環境条件に主眼をおいて類型的に扱われる。同一種でも環境により別の生活形を示すこともある。特に、陸上植物が越冬する際の越冬芽の位置に基づくラウンキエ(C. Raunkiaer1860〜1938)の分類が有名。
⇒せい‐かつ【生活】
せい‐かっこう【背恰好】‥カウ
せいの高さやからだつき。せかっこう。浄瑠璃、女殺油地獄「あいつが顔付―成人するに従ひ死なれた旦那に生写し」
せいかつ‐こうがい【生活公害】‥クワツ‥
ごみ・近隣騒音などのように、一般市民の日常生活の場から生じる公害。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐し【生活史】‥クワツ‥
(life history)
①生物の個体が発生または出生してから成体となり死ぬまでの、生活様式に注目した過程。
②(→)ライフ‐ヒストリーに同じ。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しどう【生活指導】‥クワツ‥ダウ
児童・生徒の日常生活を直接指導し、望ましい習慣や態度を養うこと。1920年から生活綴方運動のなかで提唱され始めた。→教科指導。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しどう‐いん【生活指導員】‥クワツ‥ダウヰン
老人福祉施設、身体障害者更生援護施設、知的障害者援護施設、生活保護法による保護施設などに配置され、入所者の生活指導や相談・援助を行う職員。介護保険法により、老人福祉施設では生活相談員、老人保健施設では支援相談員に名称変更。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しゃ【生活者】‥クワツ‥
生活という視点からとらえた、人。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しゅうかん‐びょう【生活習慣病】‥クワツシフクワンビヤウ
動脈硬化・高血圧・悪性腫瘍・糖尿病・肺気腫や骨の退行性変化など、若い時からの生活習慣が原因で壮年期以後好発する病気の総称。成人病。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐じゅんび‐せつ【生活準備説】‥クワツ‥
教育の目的は将来の社会生活に対する準備をさせることであるとする説。児童中心・生活中心の新教育に対して、伝統的な教育観を指す。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐しりょう【生活資料】‥クワツ‥レウ
生活に必要な物資。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐すいじゅん【生活水準】‥クワツ‥
ある国・社会階層などに一般的な消費生活の程度。その国民や社会階層の平均所得によって購買され得る財貨やサービスの量によって測定される。生活標準。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐スタイル【生活スタイル】‥クワツ‥
(→)ライフ‐スタイルに同じ。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐せかい【生活世界】‥クワツ‥
(Lebenswelt ドイツ)フッサールの用語。あらゆる科学的探究に先立って、われわれの生活が営まれている、現実として直接的に経験されている日常的世界のこと。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐せっけい【生活設計】‥クワツ‥
目標を立て、それを達成するための暮しの進め方。「―が狂う」
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐たい【生活帯】‥クワツ‥
〔生〕環境条件の違いにより、生物相の段階的変化で生じる帯状分布。温度条件の推移により、水平的には熱帯・亜熱帯・暖帯・温帯・亜寒帯・寒帯に区別し、また垂直的には温帯山岳では低地帯・山地帯・亜高山帯・高山帯に区別する。生物分布帯。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐たんげん【生活単元】‥クワツ‥
系統的・論理的な学問・知識の体系によらず、生活経験を中心として設けた学習単元。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐つづりかた【生活綴方】‥クワツ‥
観念的でない自主的な思考を促すため、生活経験や感じ考えたままを書かせる綴方教育方法。1930年頃から主として東北の小学校教師により教育運動として展開され、戦時下の弾圧を経て50年頃から復興。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐なん【生活難】‥クワツ‥
物価騰貴・収入減少などの結果、生活が困難となること。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ねんれい【生活年齢】‥クワツ‥
誕生を起点とした暦の上の年齢。数え年と満年齢との2通りの数え方がある。暦年齢。→知能年齢→骨こつ年齢。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐の‐しつ【生活の質】‥クワツ‥
(→)クオリティー‐オブ‐ライフに同じ。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐は【生活派】‥クワツ‥
芸術上、現実的な生活の面に重きをおく傾向の人。また、実生活上の経験を重んずる人。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐はいすい【生活排水】‥クワツ‥
炊事・洗濯・入浴などの日常生活に伴って河川等の公共用水域に排出される水。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐はんのう【生活反応】‥クワツ‥オウ
①瀕死の患者の生死を確認するための体の反応。瞳孔反射・脈拍・心音・呼吸など。
②生存中でなければ見られない体の反応。出血・炎症性反応など。死体の傷が生存中のものかどうかの判定に利用できる。生体反応。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ひ【生活費】‥クワツ‥
生活してゆくのに必要な費用。生計費。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ほご‐ほう【生活保護法】‥クワツ‥ハフ
国が国民の健康で文化的な最低限度の生活を守るために、生活困窮者に対して必要な保護を行い、その自立を助長する目的の法律。日本国憲法第25条の理念に基づき、1950年制定。
→参照条文:日本国憲法第25条
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ようしき【生活様式】‥クワツヤウ‥
生物の生活の仕方。生息場所や行動、栄養の摂取法、繁殖の仕方などを総合的にとらえる場合にいう。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐ようすい【生活用水】‥クワツ‥
工業用水に対して、日常生活を営むのに使用する水。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐らん【生活欄】‥クワツ‥
「家庭欄」参照。
⇒せい‐かつ【生活】
せいかつ‐りょく【生活力】‥クワツ‥
社会生活に適応するための身体的・精神的または経済的能力。
⇒せい‐かつ【生活】
大辞林の検索結果 (1)
せいえい=海を填(ウズ)む🔗⭐🔉
――海を填(ウズ)む
〔山海経(北山)〕
不可能な事を計画して,いたずらに力を費やし無駄に終わること。
広辞苑+大辞林に「精衛海を填む」で始まるの検索結果。