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広辞苑の検索結果 (6)

くも‐い【雲居・雲井】‥ヰ🔗🔉

くも‐い雲居・雲井‥ヰ (「居」はすわる意。「井」は当て字) ①雲のあるところ。そら。万葉集2「時つ風―に吹くに」 ②雲。古事記「はしけやし我家わぎえの方よ―立ち来も」 ③(比喩的に)遠くまたは高くてはるかに離れていること。後撰和歌集「ちはやふる神にもあらぬわが中の―遥かになりもゆくかな」 ④宮中。皇居。雲のうえ。斎宮女御集「里わかずとびわたるなるかりがねを―に聞くはわが身なりけり」 ⑤皇居のあるところ。みやこ。源氏物語明石「秋の夜の月毛の駒よわが恋ふる―に翔れ時のまも見む」 ⑥専売制度以前の民間の上等刻みタバコの名。常陸国太田(現、常陸太田市)付近の産。 ⇒くもい‐じ【雲居路】 ⇒くもい‐ぢょうし【雲井調子】 ⇒くもい‐の‐きょく【雲井の曲】 ⇒くもい‐の‐さくら【雲居の桜】 ⇒くもい‐の‐そら【雲居の空】 ⇒くもい‐の‐にわ【雲居の庭】 ⇒くもい‐の‐よそ【雲居の余所】 ⇒くもい‐ろうさい【雲井弄斎】

くもい【雲井】‥ヰ(姓氏)🔗🔉

くもい雲井‥ヰ 姓氏の一つ。 ⇒くもい‐たつお【雲井竜雄】

くもい‐たつお【雲井竜雄】‥ヰ‥ヲ🔗🔉

くもい‐たつお雲井竜雄‥ヰ‥ヲ 幕末・維新の志士。米沢藩士。本名は小島守善。奥羽越列藩同盟によって新政府軍に抗しようとしたが成らず、1870年(明治3)政府を倒す陰謀を企てたとして梟首。(1844〜1870) ⇒くもい【雲井】

くもい‐ぢょうし【雲井調子】‥ヰデウ‥🔗🔉

くもい‐ぢょうし雲井調子‥ヰデウ‥ 近世箏曲の箏そうの調弦法の一つ。第2〜6弦に都節みやこぶし音階の5音が現れる。平ひら調子に次いで多く用いられる。 ⇒くも‐い【雲居・雲井】

くもい‐の‐きょく【雲井の曲】‥ヰ‥🔗🔉

くもい‐の‐きょく雲井の曲‥ヰ‥ 箏曲。組歌。「四季の曲」「扇の曲」と共に奥許おくゆるし三曲の一つ。八橋検校作曲の13曲の組歌中、唯一雲井調子を用いる。 ⇒くも‐い【雲居・雲井】

くもい‐ろうさい【雲井弄斎】‥ヰ‥🔗🔉

くもい‐ろうさい雲井弄斎‥ヰ‥ ①箏曲。八橋検校作曲。弄斎節の歌詞を組み合わせたもの。 ②地歌。長歌物、のちに手事物てごともの。佐山検校作曲。歌弄斎とも。二上りの長歌物の嚆矢という。 ⇒くも‐い【雲居・雲井】

大辞林の検索結果 (7)

くも-い【雲居・雲井】🔗🔉

くも-い [0] 【雲居・雲井】 〔「井」は当て字〕 (1)雲のある所。大空。 (2)雲。「愛(ハ)しけやし吾家(ワギエ)の方よ―起ち来も/古事記(中)」 (3)雲のかかっているはるかかなた。高くまたは遠く隔たっている所。「遠くありて―に見ゆる妹が家に/万葉 1271」 (4)禁中。宮中。雲のうえ。

くもい-ぢょうし【雲井調子】🔗🔉

くもい-ぢょうしデウ― [4] 【雲井調子】 箏の調弦法の一つ。平調子についで多く用いられる。平調子の三と八が半音下がり,四と九が一音上がる。巾(キン)も半音下がるものを本雲井調子という。

くもい【雲井】🔗🔉

くもい クモ 【雲井】 姓氏の一。

くもい-たつお【雲井竜雄】🔗🔉

くもい-たつお クモタツヲ 【雲井竜雄】 (1844-1870) 幕末の志士。米沢藩士。本名,小島守善。東北諸藩の同盟を画策,官軍への抵抗を企てて失敗。のち,政府転覆の陰謀を理由に斬首。

くもいのかり【雲井の雁】🔗🔉

くもいのかり クモ― 【雲井の雁】 源氏物語の作中人物。頭の中将の女(ムスメ)。夕霧の妻。

くもいのきょく【雲井の曲】🔗🔉

くもいのきょく クモノキヨク 【雲井の曲】 八橋検校が作曲した箏の弾き歌いの曲。箏の組歌十三曲の一つ。本雲井調子。「雲井調子」の名称もこの曲に由来するといわれる。

くもいろうさい【雲井弄斎】🔗🔉

くもいろうさい クモロウサイ 【雲井弄斎】 地歌・箏曲の曲名。当時の流行歌謡の弄斎(ロウサイ)節を歌詞とする。 (1)八橋検校作曲の箏の弾き歌いの曲。本雲井調子。 (2)佐山検校編詞・作曲による三味線弾き歌い曲。二上り。「歌弄斎」ともいう。

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