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さながら【宛ら】【宛】[0]🔗🔉

さながら【宛ら】【宛】[0] (副) (一)増減したり 飾り立てたり すること無しに額面通りの内容であることを表わす。そのまま。 「近代から現代の短歌史を―生きた人」 (二)現在△目の前に(わが耳に)するものが、種種の点で他者であるものによく似ていたり それを思わせたり することを表わす。 「―〔=まるで〕飢えた虎トラのように爪ツメを立てて来る/情況が―〔=そのまま〕目に見えるようで」 (三)〔副助詞的に〕 大体の構造や全般の状況から そう言ってもよいくらい、そのものによく似た状態△が見られる(を思わせる)ことを表わす。 「実戦―〔=同様〕の訓練/赤い布キレを見せられた牡牛―〔=のように〕猪突チヨトツ盲進して来た/浜の真砂マサゴ―〔=と同じように〕結婚詐欺は絶えない/文章―〔=そっくり〕のシャープな顔立ち/太古―〔=を思わせる〕の森」

新明解 ページ 2108 での宛ら宛単語。