複数辞典一括検索+

ぜんたい【全体】🔗🔉

ぜんたい【全体】 [一][0] (一)他と区別される形を備えたもののすべてを一体化されたものとしてとらえた時の、そのもの自身。 「―が船の形をした変わった建物/―に〔=すべてにわたって〕金メッキが施された風呂桶フロオケ/―〔=からだ中〕が△かゆい(痛い)/―にわたって〔=全身に〕傷を受けている」 (二)関連する範囲内に存在するものとしてとらえられるすべて。 「この大学では―〔=全学生〕の半数近くが何もスポーツをしていないとのことだ/湖の―〔=全域〕が工場廃水に汚染された/教室―〔=一杯〕にみなぎる活気/会場―を〔=隅から隅まで〕見渡す/五年間の累積赤字は業界―で五兆円を超えた/―会議[5]・―集会[5]・―討議[5]」 (三)他と明確に切り離され、それ自身一体としてとらえられる統一体。 「部分部分はよくわかるが、―の構成が今一つわからない論文/特に目立つ選手はいないが、チーム―としては〔=総合的には〕パワーがある/この問題に関し、―に〔=支配的な傾向としては〕変化を望まない声が高い/この社会の文化的―〔=支配的な文化そのもの〕としての宗教を無視するわけにはいかない/―〔=全般〕的には評価しながらも、細部については厳しい注文が出された/新資料の発見で、事件の―像〔=全貌ゼンボウ〕が最近やっと明らかになった」 [二](副) (一)[0][4] 本来の起因を追求し、指摘することを表わす。 「―〔=もともと〕君が悪いからさ」 (二)[0][1] 「一体全体」の略。

新明解 ページ 3055 での全体単語。