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ただ【只】【唯】【但】[1]🔗🔉

ただ【只】【唯】【但】[1] (一)それをすることによって、相手から当然△要求されるはずの代価(受けるはずの報酬)が無いことを表わす。 「―〔=無料〕より高いものはない/―では△済まない(おかない)ぞ〔=何か仕返しが有るものと覚悟しろ〕/―同然で売る」 (二)特に変わった所が無いことを表わす。 「はたち過ぎれば―の〔=平凡な〕人/―〔=普通〕でさえ寒いのに/―のからだではない〔=妊娠中だ〕」 (副) (一)取り立てて言うことがほかに無いことを表わす。 「―〔=むなしく〕行って来たというだけだ/―〔=ともかく〕言われた通りにすればいい/―〔=ほかにとりえは無く〕人がいいというだけだ/―〔=ほかの用事は無く〕それだけで伺ったのです/― 文通するだけの仲です〔=文通以上の深い交際は無い〕/―〔=もっぱら〕泣いてばかりいる〔=泣く以外の事を何もしない〕」 (二)程度・数量が取り立てて言うほどでない様子。 「生還したのは―〔=わずかに〕一人のみ」 (接) 前に述べた事柄について、全面的な肯定を保留する言葉。 「―〔=ただし〕わがままなのが欠点だ」 [表記][一] は、「《唯」とも書く。また [二](一)は、「《徒」とも書く。[三]は、常用漢字表では、「但し」のみを掲出。

新明解 ページ 3315 での只唯但単語。