ふところ【懐】[0]
(一)着た衣服の胸にあたる部分の内側。
「巨額の金を―に入れる/―にする/―〔=自分の手中〕に入る金/母の―に抱かれる/内―
ブトコロ[3]」
(二)(A)「懐(一)」の中に持っていて、自由に使えるお金(の額)。
「人の―をあてにする/―が心細い/―が暖かい〔=持合せの金が多い〕/―が寒い〔=持合せの金が少ない。
お寒い〕」
(B)第三者の勝手な覗(
ノゾ)き見や侵入を許さない、秘部・聖域。
「―〔=人の心中〕を見透かす/敵の―〔=内部〕深く立ち入る」
(三)(A)
山懐(B)山の麓(
フモト)。
「富士山の―で水彩画三昧
ザンマイにふける」
〔(B)は誤用〕