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[一](副助) (一)特定の事物に限定出来ないことを表わす。 「だれ― 来たようだ/何― 飲み物がほしい/どこ―で会った/どこから― 飛んで来た/なぜ―おもしろくない/いつ―の約束/何年 ― 前の出来事」 (二)不確かな推定を表わす。 「風邪をひいたの―寒気がする/気のせい―この方が大きく見える」 (三)二者択一の意を表わす。 「賛成―反対―はっきりしなさい/行ける―どう―分からない/食う―食われる―の死闘/映画―芝居を見よう」 (四)「…とすぐ」の意を表わす。 「試合が始まる―始まらない―に雨が降りだした」 [二](終助) (一)質問・疑問の意を表わす。 「これは君のです―/何です―/どうすればよいの―/果たしてそうなるだろう―」 (二)反語の意を表わす。 「そんなことをしてだれが喜ぼう―/そんなことがありえよう―」 (三)難詰の気持を表わす。 「まだ分からないの―/だめじゃない―」 (四)勧誘・依頼の意を表わす。 「そろそろ出かけよう―/君も行かない―/貸してくれません―」 (五)事の意外に驚く気持を表わす。 「なんだ君―/また交通事故―/ああ、そう―/しまった、きょうは休みだったの―/ブルータス、お前も―/まだ―、遅いなあ/なんたる事―/もう十二時―、お暇イトマしよう」 (六)人の言葉や諺(コトワザ)や歌の文句などを反芻(スウ)しながら、その意味や事実をひとりで確かめる意を表わす。 「泣き虫―、けだし適評だ/火の無い所に煙は立たぬ―、それもそうだ」

新明解 ページ 795 での単語。