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か(音節)🔗🔉

①後舌面を軟口蓋に接し破裂させて発する無声子音〔k〕と母音〔a〕との結合した音節。〔ka〕 ②平仮名「か」は「加」の草体。片仮名「カ」は「加」の偏。

か【日】🔗🔉

】 日数を表す語。け。古事記「日には十―を」。「三―三晩」

か【香】🔗🔉

】 ①鼻で嗅いで知る物の気。におい。よいかおり。「―をかぐ」「梅が―」 ②(女房詞)味噌。

か【蚊】🔗🔉

】 ハエ目カ科の昆虫の総称。体・翅・脚共に細くか弱い。体は褐色または黒褐色で、白い紋のあるものが多い。飛ぶ時、羽音を発する。口吻は吸収に適し、雌は人畜を刺しその血を吸い、マラリアや日本脳炎などの伝染病を媒介するものがある。世界に約2000種。幼虫は「ぼうふら」。〈[季]夏〉。〈倭名類聚鈔19⇒蚊の食う程にも思わぬ ⇒蚊の鳴くような声

か【鹿】🔗🔉

鹿】 (鳴き声に基づく名)シカ。万葉集1「―鳴かむ山そ」

か【甕】🔗🔉

】 飲食物を盛る器の総称。け。「み―」「ひら―」

か【下】🔗🔉

】 (呉音はゲ) ①したの方。しも。また、表に現れない部分。「意識―」 ②わるいこと。劣っていること。「下の下」 ③順序で、あとの方。「下巻げかん」「―記」 ④(接尾語的に)「…の影響のもとで」の意を表す。「戦時―」「県―」 ⑤相手に属するものの下にいる意で、敬意を表す。「殿―」

か【化】クワ🔗🔉

クワ (呉音はケ) ①徳を以て教えみちびくこと。平家物語5「尭舜無為の―をうたひ」 ②化学の略。「―繊」

か【戈】クワ🔗🔉

クワ ①古代中国に独特の兵器。鳶口とびぐちのように、柄の上端に直角に刃部を付け、打ちこんで引き切ったもの。青銅製から鉄製のものに進む。→銅戈。 ②⇒ほこ

か【火】クワ🔗🔉

クワ ①律令制の軍団で、兵士10人から成る一組。 ②五行ごぎょうの第2。時季では夏、方位では南、十干では丙・丁に当てる。 ③仏教で、四大の一つ。 ④火曜の略。

か【加】🔗🔉

】 ①たしざん。「―の値を求めよ」 ②加賀国かがのくにの略。「―越」 ③加奈陀カナダの略。「日―」 ④加利福尼亜カリフォルニアの略。「―州」

か【可】🔗🔉

】 よいこと。よしとして許すこと。「優・良・―」 ⇒可もなく不可もなし

か【伽】🔗🔉

】 (キャは慣用音)梵語の音訳に用いる。「閼―あか→とぎ(伽)

か【価】🔗🔉

】 ①〔化〕原子・基などの原子価、イオンの電荷などを数える呼称。また、アルコール類の分子中で水酸基の数をいう語。 ②〔数〕変数の各値に対して決まる関数の値が何通りあるかを示す語。「一―関数」

か【果】クワ🔗🔉

クワ ①木の実。くだもの。また、それを数える語。菓。 ②〔仏〕 ㋐原因によって生ずる一切のもの。↔因。 ㋑仏果ぶっか

か【河】🔗🔉

】 ①かわ。 ②中国の黄河の称。 ③河内国かわちのくにの略。

か【科】クワ🔗🔉

クワ ①一定の標準を立てて区分けした一つ一つ。「―を立てる」 ②〔生〕(family)生物分類上の一階級。目もくの下で属の上。→階級(表) ⇒科に盈ちて後進む

か【夏】🔗🔉

】 (呉音はゲ) ①殷いんの前にあったとされる中国最古の王朝。伝説では、禹が舜の禅ゆずりを受けて建国。都は安邑(山西省)など。紀元前21〜16世紀頃まで続く。桀けつに至り、殷の湯王に滅ぼされたという。殷に先行する時代の都市遺跡が夏王朝のものと主張される。 ②五胡十六国の一つ。大夏。→赫連勃勃かくれんぼつぼつ。 ③西夏せいか→げ(夏)

か【家】🔗🔉

】 (呉音はケ) ①身うち。一族。「徳川家とくがわけ」 ②その道の人。その道にすぐれた人。また、そのような性質・傾向の人である意を表す。「書道―」「恐妻―」

か【荷】🔗🔉

】 荷物を数えるのに用いる語。宇津保物語蔵開上「わりご五十―」

か【華】クワ🔗🔉

クワ (呉音はケ)(礼文の盛んな地の意)中国の自称。「―僑」 ⇒華を去り実に就く

か【菓】クワ🔗🔉

クワ 木の実。くだもの。果。

か【訛】クワ🔗🔉

クワ 発音の正しくないこと。なまり。「イガムはユガムの―」

か【過】クワ🔗🔉

クワ おおげさな物言い。狂言、今参「かやうに―をば申せども、召使ふ者はただ一人」

か【暇】🔗🔉

】 (「假」とも)古代令制で官人に与えられた休暇をいう。け。

か【瑕】🔗🔉

】 玉についたきず。欠点。欠陥。

か【禍】クワ🔗🔉

クワ わざわい。災厄さいやく

か【窠】クワ🔗🔉

クワ ①あな(穴)。穴の中にある鳥などのす(巣)。 ②鳥の窠が卵を包容する形に似た文様。→窠文かもん→窠に霰あられ→木瓜もっこう

か【靴】クワ🔗🔉

クワ 「靴の沓くつ」の略。

か【寡】クワ🔗🔉

クワ ①ひとりもの。やもめ。 ②(徳の少ない意)王侯の謙称。 ⇒寡は衆に敵せず

か【歌】🔗🔉

】 漢詩のうち楽府がふの一種。→楽府題

か【箇・个・ケ】🔗🔉

箇・个・ケ】 (「ケ」の字は「个」からか) ①物を一つ一つさし示す語。「―条書」 ②(漢語名詞の前に付いて)物を数える語。「3―月」→こ(個・箇)

か【銙】クワ🔗🔉

クワ 革帯かくたいの飾りの金具。

か【課】クワ🔗🔉

クワ ①仕事や義務をわりあて。また、それを数える語。「1日2―」 ②事務組織などの小区分。また、それを数える語。「営業―」

か【顆】クワ🔗🔉

クワ ①丸いもの。つぶ。 ②粒状のもの、丸いものを数える語。「みかん1―」

か【彼】🔗🔉

】 〔代〕 ①遠くにある物や人を指す。かれ。あれ。万葉集14「―の児ろと宿ずやなりなむはだすすき裏野の山に月つくかた寄るも」 ②「何」と対応して、並列される事物を漠然と指し表す。浄瑠璃、夏祭浪花鑑「何をいふも―をいふも皆こつちの不調法」。「何や―や」

か(副詞)🔗🔉

〔副〕 あのように。ああ。万葉集17「―行きかく行き見つれども」。万葉集2「浪の共むた―寄りかく寄る」

か(助詞)🔗🔉

〔助詞〕 ➊(係助詞)種々の語に付き、活用語には連体形に付く。話し手の疑念を表し、その結果、この語を受ける結びが活用語の時は、断言することを避けて連体形になり、係結びの関係ができる。表す意味は「や」と近いが、「や」がこれと定めた対象への疑問であるのに対し、「か」は、対象を定めない「…か何か」という形での疑問となる。→や。 ①そこに挙げたものを中心にして、それに類するものを対象にしての疑問を表す。古事記「にひばり筑波を過ぎて幾夜―寝つる」。万葉集1「少女らが玉裳の裾に潮満つらむ―」。万葉集15「吾妹子がいかに思へ―ぬば玉の一夜も落ちず夢いめにし見ゆる」。「青い鳥はいつ来るの―」「これは夢ではないだろう―」 ②一つに決めがたく、列挙した中から選ぶ意を表す。並立助詞とする説もある。万葉集16「荒雄らを来む―来じ―と飯盛りて門に出で立ち待てど来まさぬ」。古今和歌集「秋風のふきあげに立てる白菊は花―あらぬ―浪のよする―」。平治物語「大国―小国―官裳加階も進むべし」。浄瑠璃、博多小女郎波枕「今日―明日―は戻られふ」。「する―しない―が問題だ」 ③相手に問いかける。平家物語10「宗清は御供して候―」。十訓抄「此の木はさくら―」。浄瑠璃、淀鯉出世滝徳「こなたは御存じござらぬ―」。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「春様はまだ帰らず―」。「あれは何―」「君は知っていたの―」 ④(多く不定を表す語と共に用いられ)不確実な意を表す。源氏物語桐壺「いづれの御時に―、女御更衣あまたさぶらひ給ひける中に」。浄瑠璃、生玉心中「いやいや今迄幾たび―たらされた」。浄瑠璃、菅原伝授手習鑑「伊勢の御師―なんぞの様に」。「何―いい話、知らないか」「2度―聞いたことがある」 ⑤反語を表す。「かは」の形や文末では「ものか」の形で用いられることが多い。…か、いや…ない。万葉集17「いづれの時―吾が恋ひざらむ」。万葉集15「心なき鳥にぞありけるほととぎす物思ふ時に鳴くべきもの―」。古今和歌集「声絶えず鳴けや鶯ひととせに再びとだに来べき春―は」。竹取物語「何の疑ひ―あらむ」。「真実を誰―知ろう」「こんなことがあっていいもの―」 ⑥(打消の語を受けて)願望を表す。…ないか。万葉集3「わが命も常にあらぬ―昔見し象きさの小河を行きて見むため」。「早く来ない―なあ」 ⑦相手に念を押す。「いい―、間違っても言うな」 ⑧相手を咎める意を表す。「どうして、できないの―」「泣く人があります―」 ⑨(打消・推量の表現を受けて)誘いかける。「うちへ来ない―」「出かけよう―」 ➋(終助詞) ①詠嘆の意を表す。…かなあ。多く、事に気づいた時の心の動揺を表す。助詞「も」と呼応することが多い。古事記「山県に蒔ける青菜も吉備人と共にし摘めばたのしくもある―」。万葉集1「三輪山をしかも隠す―雲だにも情こころあらなも隠さふべしや」。古今和歌集「はかなくも散る花ごとにたぐふ心―」。「彼も死んだ―」 ②不意の事に出会った驚きを表す。「誰かと思ったら、君―」 ③近世、上層で下女などに呼びかける時その名に付けて言う。浮世風呂2「弥寿―」

か(接頭)🔗🔉

〔接頭〕 形容詞に冠して語調を整える。万葉集15「―黒き髪に」。「―細い」「―弱い」

か(接尾)🔗🔉

〔接尾〕 状態を表す体言を形づくる。「さだ―」「ひそ―」「ゆた―」

か【処】🔗🔉

】 〔接尾〕 (ソコのコ、イヅクのクと同源)場所の意を表す。万葉集5「国の奥―を」。「住み―」

か(くわ)🔗🔉

(形容詞の語尾クに助詞ハの付いた「…くは」の約)…ければ。狂言、素襖落「諷ひた―此方諷はつしやれ」

カー【car】🔗🔉

カーcar】 車。車両。自動車。特に、乗用車。

カー【Edward H. Carr】🔗🔉

カーEdward H. Carr】 イギリスの外交官・国際政治学者。国際政治における理想と現実の関係を考察、またロシア革命史を研究。著「危機の二十年」「ソ連史」など。(1892〜1982)

か‐あお【か青】‥アヲ🔗🔉

か‐あおか青‥アヲ (カは接頭語)青。万葉集2「―なる玉藻沖つ藻」

かあ‐かあ🔗🔉

かあ‐かあ (幼児語。鳴き声の擬声語から)烏。

カーキ‐いろ【カーキ色】🔗🔉

カーキ‐いろカーキ色】 (khākī ヒンディーは土埃つちぼこりの意)黄色に淡い茶色のまじった色。枯草色。 Munsell color system: 1Y5/5.5

カー‐ゲー‐ベー【KGB】🔗🔉

カー‐ゲー‐ベーKGB】 (Komitet gosudarstvennoi bezopasnosti ロシア)国家保安委員会の略称。ソ連の秘密警察。1954年内務省から改組し、反体制派の監視、スパイの摘発などを行う。91年解体。ケー‐ジー‐ビー。

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