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かかる【掛かる】【掛る】🔗🔉

かかる【掛かる】【掛る】 [一][2]:[2](自五) (一)〈なに・だれ・どこニ―〉 掛けられた状態になる。 「網に―/所得税が―/△圧力(電話)が―/ウエートが―〔=置かれる〕/ブレーキが―〔=加えられる〕/撒いた水が歩行者のズボンに―/月が中天に―〔=位置する〕/偶然そこを通り―/赤みが―〔=幾分か加わる〕/△霧(もや)が―〔=一面に漂う〕」 (二)〈なに・だれ・どこニ―〉 ある範囲内に届く。 「汽車が鉄橋に―〔=来かかる〕/鼻に掛かった声/時効に―〔=なる〕」 (三)〈なに・だれ・どこニ―〉 その△人(もの)と何らかの交渉を保つ。 「あの人に掛かっては たまらない/上役に食って―〔=攻撃的な態度を取る〕/仕事に―〔=仕事を始めた状態になる〕/かさに―〔= カサ〕/大先輩にお目に―〔=お会いする〕/犯人は彼だと(頭から)決めて―〔=それ以外ではあり得ないと初めから先入主をもって臨む〕/新任者の肩に―〔=責任をもって処理すべきものとされる〕/気に―〔=事の成否が大きく気持にのしかかる〕」 (四)〈なに・だれ・どこニ―〉 何かに依存する。 「名医に―〔=診てもらう〕/武力行使に及ぶかどうかは相手の出方一つに―〔=出方次第である〕/寄り―・もたれ―」 (五)〈なに・だれニ―〉 マイナスの交渉を何かと持つ。 「肺炎に―/盗難に―〔=盗まれる〕/人手に―〔=その人に殺される〕」 (六)〈なにニ―〉 それだけの△時間(費用・手間)が必要とされる。 「△金(負担・手)が―/思ったより掛かった」 [表記](一)(二)は「懸かる」、(三)は「係る・〈繋る」、(五)は「〈罹る」とも書く。 [二]〔接尾語的に〕 (今にも)その事が実現しそうな状態に在る。 「死に―・倒れ―」 [かかり[二]

新明解 ページ 880 での掛かる掛る単語。