だ （打・〈朶・蛇・駄）→【字音語の造語成分】

だ［打］ (一)うつ。たたく。 「打撃・打倒・打撲・打電・殴打・乱打」 (二)〔野球・ゴルフなどで〕ボールを打つ。〔算^カゾえる時にも用いられる。例、「第二打」〕 「打者・投打[1]・快打・本塁打」 (三)動詞に冠して、語調を整える。 「打開・打算」

だ［朶］ 一かたまり。 「一朶の雲を起こす／一朶の暗き髪を束^ツカねながらも…／一朶の山桜」

だ［蛇］ (一)ヘビ。 「蛇足・長蛇・蛇蝎^ダカツ」 (二)（ヘビのように）まがりくねっていること。 「蛇行・委蛇^イダ[1]」じゃ

だ［駄］ (一)馬の背に荷物をつけて運ばせる。〔荷物を算^カゾえる時にも用いられる〕 「駄賃・駄馬」 (二)〔「駄馬」が、荷役に使うだけで、乗馬にならないところから〕いかにも安っぽくて、感心出来ない様子だ。 「駄句・駄作・駄菓子^ガシ」

だ [一]（助動・―な／―に 型） その事柄を△指定（断定）する主体の判断を表わす。 「あすは休み―／これは真理である／病気なので行けない／君ならば出来る／試験はあすから―〔＝行われる〕／私は卓球―〔＝…を選ぶ〕／あとは決行するのみ―／だから注意したの―／適任者は君―／花は何と言っても吉野―」 だろう [二]（終助） 一言ひとこと△相手を説得しよう（自分の言う事を噛^カみしめよう）という主体の気持を表わす。 「これは―ね／僕は―、なんとしても―、納得出来なかったんだ」