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さ【差】
[0]🔗⭐🔉
さ【差】
[0]
(一)〔量・質の〕ちがい。へだたり。
「―が△つく(開く)/著しい―を生じる/―を△設ける(縮める)/―別・大―」
(二)一つの数量からある数量を引いた残り(の数量)。
「―額・誤―」
和


さい【差異】[1]🔗⭐🔉
さい【差異】[1]
他と比べて違う点。違い。
「―が生じる」
[表記]「差違サヰ」とも書く。
さえき【差益】[0]🔗⭐🔉
さえき【差益】[0]
予定と実際の差として生まれた利益。差額の利益。
「円高―[5]」
さがく【差額】[0]🔗⭐🔉
さがく【差額】[0]
差し引いた残りの△数量(金額)。
さがくべっど【差額ベッド】[4]🔗⭐🔉
さがくべっど【差額ベッド】[4]
健康保険による医療費との差額を入院する個人に負担させる、個室のベッド。差額徴収ベッド。
さし【差し】【差】🔗⭐🔉
さし【差し】【差】
[一][2] 余人を交えず、当事者だけで意見の交換を行なったりすること。
「―の会談/―で話し合う/―で〔=水入らずに二人だけで〕飲む」
[二](造語)
(一)さすこと。
「―湯・―水」
(二)さす道具。
「状―・うちわ―[3]」
(三)〔すもうで〕差し手。
「もろ―ザシ」
[三](接頭)
(一)その動作・作用が、何かに向けて積極的に行われることを表わす。
「―出す・―もどす」
(二)その動作・作用の結果が はっきり分かるように何かをすることを表わす。
「―替える・―かざす・―かかる・―とめる」
[四](造語)
舞の曲数を算(カゾ)える語。
「一―舞う」
さしあい【差し合い】【差合】サシアヒ[0]🔗⭐🔉
さしあい【差し合い】【差合】サシアヒ[0]
「さしつかえ」の意の老人語。
さしあげる【差し上げる】【差上げる】🔗⭐🔉
さしあげる【差し上げる】【差上げる】
[一][5][0][4]:[0][4](他下一)
(一)手に持って高く上げる。
「目よりも高く―」
(二)「与える」の丁寧表現。
「この本をあなたに差し上げます」
[二](補動・下一型)
「上げる」の丁寧表現。
「何をして差し上げましょうか」
さしあし【差し足】【差足】[2]🔗⭐🔉
さしあし【差し足】【差足】[2]
(一)かかとを上げ、つま先の方から そっと着地する時の片足。〔進行には「抜き足(一)」を伴う〕
「ぬき足―」
(二)〔競馬で〕相手の馬を追い込もうとする走り方。
「―が鋭い」
さしあたり【差し当たり】【差当り】[0]🔗⭐🔉
さしあたり【差し当たり】【差当り】[0]
(副)
〔動詞「差し当たる」の連用形の名詞用法〕
(一)当面△の問題として(必要なものとして)考えられることを表わす。
「―政府から閣僚級などの特使を派遣することは考えていない/―〔=まず〕この本から読み始めるのがよい/―〔=当分〕五万円も有ればいい/―〔=今の所〕どこといって悪い所は無い」
(二)現時点を含め、程遠からぬ将来までの不定の時間を漠然と表わす。
「今後の生活については、―〔=当分の間〕ヨットで寝起きしながら、仕事をさがすという/―〔=しばらく〕は何もする必要はない。そのうちに連絡する/―〔=では〕急いで話をさきへ進めましょう」
(三)さしずめ(一)。
さしあたる【差し当たる】【差当る】[4]:[4][0]🔗⭐🔉
さしあたる【差し当たる】【差当る】[4]:[4][0]
(自五)
〔多く、「差し当たって」の形で〕 今後の展開についてはともかく、当面の問題として事態を考える。
「差し当たっては別に問題も無かった」
さしあぶら【差し油】【差油】[3]🔗⭐🔉
さしあぶら【差し油】【差油】[3]
(一)機械にさす油。
(二)油を△さす(そそぎ入れる)こと。
[表記]「《注油」とも書く。
さしいる【差し入る】【差入る】[3][4]:[3][0]🔗⭐🔉
さしいる【差し入る】【差入る】[3][4]:[3][0]
(自五)
(光が)さして、中に入る。
「光線が―」
[表記]「《射し入る」とも書く。
さしいれ【差し入れ】【差入】[0]🔗⭐🔉
さしいれ【差し入れ】【差入】[0]
―する 被疑者や未決囚の必要とする食品・衣料・日用品などを、拘置されている被疑者の家族などが届けてやること。また、その品物。〔広義では、仕事で がんばっている人への陣中見舞として届ける食べ物を指す〕
さしいれる【差し入れる】【差入れる】[4][0][5]:[4][0]🔗⭐🔉
さしいれる【差し入れる】【差入れる】[4][0][5]:[4][0]
(他下一)
(一)何かの△中(間)に入れる。
(二)差入れをする。
さしうつむく【差し俯く】【差俯く】[5][0]:[5][0]🔗⭐🔉
さしうつむく【差し俯く】【差俯く】[5][0]:[5][0]
(自五)
「うつむく」の強調形。
さしおく【差し置く】【差置く】[3][0][4]:[3][0]🔗⭐🔉
さしおく【差し置く】【差置く】[3][0][4]:[3][0]
(他五)
当然考慮すべきものを無視する。
「社長を差し置いて/先約を―〔=果たさないままにほうっておく〕」
さしおくる【差し送る】【差送る】[5][0][4]:[0]🔗⭐🔉
さしおくる【差し送る】【差送る】[5][0][4]:[0]
(他五)
「送る」のやや改まった表現。
さしおさえ【差押え】サシオサヘ[0]🔗⭐🔉
さしおさえ【差押え】サシオサヘ[0]
国家機関や債権者が、債務者の財産の使用・処分を禁じること。〔具体的には、税金の滞納のための処分や証拠物件の強制取得をも指す〕
さしおさえる【差し押さえる】【差押える】サシオサヘル[5][6]:[5][0]🔗⭐🔉
さしおさえる【差し押さえる】【差押える】サシオサヘル[5][6]:[5][0]
(他下一)
(一)押えて、動かないようにする。
(二)差押えをする。
さしかえる【差し替える】【差替える】サシカヘル[4][5][0][3]:[4][0][3]🔗⭐🔉
さしかえる【差し替える】【差替える】サシカヘル[4][5][0][3]:[4][0][3]
(他下一)
よりよい状態のものと取り替える。
「刀を―/お茶を―〔=入れ替える〕/別の活字に―」
[名]差替え[0]
[表記]「差し換える」とも書く。
さしかかる【差し掛かる】【差掛る】[4][5]:[4][0]🔗⭐🔉
さしかかる【差し掛かる】【差掛る】[4][5]:[4][0]
(自五)
(一)ちょうどその△所を通りかかる(時期になる)。
「△山場(曲り角)に―」
(二)垂れ下がって、かぶさる。
「庭木が茂って軒に―」
さしかけ【指し掛け】【指掛】【差し掛け】【差掛】[0]🔗⭐🔉
さしかけ【指し掛け】【指掛】【差し掛け】【差掛】[0]
〔将棋で〕勝負が一日で終わらない場合などに、途中で一時中断すること。
下屋(ゲヤ)。
さしかける【差し掛ける】【差掛ける】[4][5][0]:[4][0]🔗⭐🔉
さしかける【差し掛ける】【差掛ける】[4][5][0]:[4][0]
[一](他下一)
おおいになるように、上からあてがう。
「傘を―」
[二](自下一)
ある部分に光が当たる。
「月が―」
さしかざす【差し翳す】【差翳す】[4][5][0]:[4][0]🔗⭐🔉
さしかざす【差し翳す】【差翳す】[4][5][0]:[4][0]
(他五)
(手に持って)かざす。
さしかためる【差し固める】【差固める】[5][6]:[5][0]🔗⭐🔉
さしかためる【差し固める】【差固める】[5][6]:[5][0]
(他下一)
門・戸などを固くとざ△す(して警戒する)。
さしかつ【差し勝つ】【差勝つ】【指し勝つ】【指勝つ】[3][4]:[3][0]🔗⭐🔉
さしかつ【差し勝つ】【差勝つ】【指し勝つ】【指勝つ】[3][4]:[3][0]
(自五)
〔すもう・レスリングなどで〕自分に有利な組み手を差す。
〔将棋で〕自分の作戦通りに 駒(コマ)を展開させて勝つ。
さしがね【差し金】【差金】[0]🔗⭐🔉
さしがね【差し金】【差金】[0]
(一)かねじゃく。
(二)かげで人をあやつること。入れ知恵。
「君はだれの―でやって来たんだ」
[表記](二)は人形浄瑠璃(ジヨウルリ)から出た言葉で、「挿し金」とも書く。
さしがみ【差し紙】【差紙】[0]🔗⭐🔉
さしがみ【差し紙】【差紙】[0]
江戸時代、 奉行所 (ブギヨウシヨ) からの呼出し状。
さしかわす【差し交わす】【差交す】サシカハス[5][0][4]:[0][4]🔗⭐🔉
さしかわす【差し交わす】【差交す】サシカハス[5][0][4]:[0][4]
(他五)
両方から出て来て、クロスする。
「枝を―」
さしきる【指し切る】【指切る】【差し切る】【差切る】[3][4]:[3][0]🔗⭐🔉
さしきる【指し切る】【指切る】【差し切る】【差切る】[3][4]:[3][0]
(自五)
〔将棋で〕手駒(テゴマ)を(使い切って)指す手段が無くなる。
[名]指切り[0]
〔競馬で〕他の馬を追い抜いて勝つ。
さしきん【差し金】【差金】[0][2][3]🔗⭐🔉
さしきん【差し金】【差金】[0][2][3]
(一)内金。
(二)不足を補う金。
さしぐすり【差し薬】【差薬】[3]🔗⭐🔉
さしぐすり【差し薬】【差薬】[3]
目にさす薬。点眼薬。
さしぐむ【差しぐむ】[3]:[3]🔗⭐🔉
さしぐむ【差しぐむ】[3]:[3]
(自四)
〔雅〕涙が出そうになる。
「涙差しぐみ帰り来ぬ」
さしくる【差し繰る】【差繰る】[3][0]:[3][0]🔗⭐🔉
さしくる【差し繰る】【差繰る】[3][0]:[3][0]
(他五)
くりあわせる。
さしげ【刺し毛】【刺毛】【差し毛】【差毛】[0][2]🔗⭐🔉
さしげ【刺し毛】【刺毛】【差し毛】【差毛】[0][2]
〔下毛シタゲと違って〕動物のからだに生えている、長い ふさふさした毛。
別な色の毛が交じること。また、その毛。
さしごえ【差し肥】【差肥】[0]🔗⭐🔉
さしごえ【差し肥】【差肥】[0]
イグサ・水稲などに与える肥料。ぶつ切りにした干しニシンなどを土の中に差し込む。
さしこえる【差し越える】【差越える】[4][5]:[4][0]🔗⭐🔉
さしこえる【差し越える】【差越える】[4][5]:[4][0]
(他下一)
△有るべき順序を無視して(でしゃばって)先に行う。
さしこす【差し越す】【差越す】[4]:[0]🔗⭐🔉
さしこす【差し越す】【差越す】[4]:[0]
[一](自五)
(一)越えて前へ出る。
(二)差し越える。
[二](他五)
「(送って)よこす」意の老人語。 [名] 差越し[0]
「御オ―の品」
さしこみ【差し込み】【差込】[0]🔗⭐🔉
さしこみ【差し込み】【差込】[0]
(一)さしこむこと。また、その道具。〔狭義では、電気の接続を行う部品のプラグを指す。また、俗に、コンセントの称〕
(二)さしこむ病気。おもに、胃けいれん。癪(シヤク)。
[表記](一)は、「挿込み」とも書く。
さしこむ【差し込む】【差込む】[4][0][3]:[0][3]🔗⭐🔉
さしこむ【差し込む】【差込む】[4][0][3]:[0][3]
[一](自五)
(一)急に△胃(腹)の一部が痛み出す。
(二)太陽・月の光がその場所に届き明るく見える。
(三)〔潮が〕満ちてくる。
[二](他五)
きっちりと入れて、抜けないようにする。
[表記][一] (二)は「《射し込む」、 [二] は「刺し込む・挿し込む」とも書く。
さしさわり【差し障り】【差障】サシサハリ[0]🔗⭐🔉
さしさわり【差し障り】【差障】サシサハリ[0]
物事の進行をおさえようとする事情。
「―が有って行けない/―〔=ほかの人に迷惑がかかるような事情〕が有るからここでは言えない」
さしずめ【差し詰め】【差詰】サシヅメ[0]🔗⭐🔉
さしずめ【差し詰め】【差詰】サシヅメ[0]
(副)
(一)(A)そのものの根本性格が、究極において、譬喩(ヒユ)として取り上げられた名辞と近似する、という判断を表わす。
「―現代のアミューズメント センターといった所と思えばいいだろう」
(B)究極において どの判断が△成立するか(適当であるか)という主体の判断を表わす。
(二)(A)ほかのものは ともかく、まず そのものが取り上げられるに値する、という判断を表わす。
「―考えられるのは、当事者の言い分を聞くことだね」
(B)実質的には、そういう性格を持っていると判断させることを表わす。
(三)当座・喫緊の問題として その事が考えられる、ということを表わす。
「―〔=早く〕一夕立ほしいという気候だな/若モし馘首クビになれば―〔=当分の間〕喰クう事が出来なくなる」
さしせまる【差し迫る】【差迫る】[5][4]:[0][4]🔗⭐🔉
さしせまる【差し迫る】【差迫る】[5][4]:[0][4]
(自五)
〔時間や解決を要する問題などが〕まぢかに迫る。
「差し迫って〔=近近のうちに〕これだけの金が必要だ/△困難(危険)が差し迫っている/差し迫った問題ではない」
さしぞえ【差し添え】【差添】サシゾヘ[0]🔗⭐🔉
さしぞえ【差し添え】【差添】サシゾヘ[0]
大刀に添えてさした小刀(シヨウトウ)。脇差(ワキザシ)。
さしだす【差し出す】【差出す】[3][0][4]:[3][0]🔗⭐🔉
さしだす【差し出す】【差出す】[3][0][4]:[3][0]
(他五)
(一)前へ出す。
「手を―」
(二)提出する。
「書類を―」
(三)〔郵便物などを〕送り出す。
さしたてる【差し立てる】【差立てる】[0][5][4]:[0][4]🔗⭐🔉
さしたてる【差し立てる】【差立てる】[0][5][4]:[0][4]
(他下一)
(一)送り出す。
「〔郵便局から〕 郵便物を―」
(二)さし向ける。
「使いの者を―」
[名]差立て[0]
さしちがえる【刺し違える】【刺違える】【差し違える】【差違える】サシチガヘル🔗⭐🔉
さしちがえる【刺し違える】【刺違える】【差し違える】【差違える】サシチガヘル
(自下一)
〔向かいあった二人が〕互いに相手(の胸)を刺しあう。 [名] 刺違え[0]・刺違い[0]
(他下一)
〔すもうで〕行司(ギヨウジ)が まちがって軍配を負けた方に上げる。
[名]差違え[0]・差違い[0]
さしぢち【差し乳】【差乳】[0][2]🔗⭐🔉
さしぢち【差し乳】【差乳】[0][2]
(一)乳の出ない母親に代わって乳を与えること。また、その人。
(二)お椀(ワン)を伏せたような、形のよい乳房。〔よく乳が出るものとされる〕 さしぢ[0][2]。
さしつかえる【差し支える】【差支える】サシツカヘル
[5][6]:[5][0]🔗⭐🔉
さしつかえる【差し支える】【差支える】サシツカヘル
[5][6]:[5][0]
(自下一)
〈(なにニ)―〉 何かをするのに都合の悪い事情△が起きる(に在る)。
[名]差支え[0]
「…と言って―無い」
[表記]→付表「差し支える」

さしつかわす【差し遣わす】【差遣す】サシツカハス[5][6]:[0][6]🔗⭐🔉
さしつかわす【差し遣わす】【差遣す】サシツカハス[5][6]:[0][6]
(他五)
人を(代理として)行かせる。派遣する。
さしつさされつ【差しつ差されつ】[1]‐[3]🔗⭐🔉
さしつさされつ【差しつ差されつ】[1]‐[3]
(副)
互いに 酒をつぎ合って飲む様子。
さしつち【差し土】【差土】[0][2]🔗⭐🔉
さしつち【差し土】【差土】[0][2]
花壇などに土を加えること。また、その土。
さしつめひきつめ【差し詰め引き詰め】【差詰引詰】[0]🔗⭐🔉
さしつめひきつめ【差し詰め引き詰め】【差詰引詰】[0]
(副)
〔昔の戦闘で〕弓に矢をつがえたり 弓を引きしぼったり して、どんどん攻め立てることを表わす。
「―さんざんに射る」
さして【差し手】【差手】[3]🔗⭐🔉
さして【差し手】【差手】[3]
〔すもうで〕相手のわきの下に差し込んで組む取り口。また、その手。
「―争い」
さしで【差し出】【差出】[0]🔗⭐🔉
さしで【差し出】【差出】[0]
さしでること。
さしでがましい【差し出がましい】【差出がましい】[6]:[6][0]🔗⭐🔉
さしでがましい【差し出がましい】【差出がましい】[6]:[6][0]
(形)
でしゃばる感じを与える様子だ。
――さ[6][5]
さしでぐち【差し出口】【差出口】[0]🔗⭐🔉
さしでぐち【差し出口】【差出口】[0]
口出し。でしゃばった言葉。
さしでる【差し出る】【差出る】[3][4]:[3][0]🔗⭐🔉
さしでる【差し出る】【差出る】[3][4]:[3][0]
(自下一)
身分・地位・立場などを越えた言動をする。
「差し出た口をきく」
さしとめる【差し止める】【差止める】[4][5]:[4][0]🔗⭐🔉
さしとめる【差し止める】【差止める】[4][5]:[4][0]
(他下一)
いけない と強く言って、やめさせる。
「外出を―」
[名]差止め[0]
さしにない【差し担い】【差担い】サシニナヒ[0]🔗⭐🔉
さしにない【差し担い】【差担い】サシニナヒ[0]
二人で かつぐこと。さし。
さしぬか【差し糠】【差糠】[0][2]🔗⭐🔉
さしぬか【差し糠】【差糠】[0][2]
古くなった糠床(ヌカドコ)に糠を補充すること。
さしのべる【差し延べる】【差延べる】[4][5][0]:[4][0]🔗⭐🔉
さしのべる【差し延べる】【差延べる】[4][5][0]:[4][0]
(他下一)
(一)(A)その目標に向かって少しでも近づくように手を出す。
「両手を差し延べて 『助けてくれ』 と叫んでいた/暖かい手を―」
(B)差し出す。
「両手を差し延べて握手を求める」
(二)〔その方向に向けて〕持てる力を効果的にいかす。
「△救い(援助)の手を―」
[表記]「差し伸べる」とも書く。
さしのぼる【差し上ぼる】【差上る】[4]:[4][0]🔗⭐🔉
さしのぼる【差し上ぼる】【差上る】[4]:[4][0]
(自五)
「〔太陽や月が〕空にのぼる」意の雅語的表現。
「今―日の影に」
[表記]「差し昇る」とも書く。
さしば【差し歯】【差歯】[3][2][0]🔗⭐🔉
さしば【差し歯】【差歯】[3][2][0]
(一)足駄の台に歯を入れること。また、その歯。
(二)根だけを残し、そこに人工の歯を継ぐこと。また、その歯。
[かぞえ方](一)(二)とも一枚・一本
さしひかえる【差し控える】【差控える】サシヒカヘル[5]:[5]🔗⭐🔉
さしひかえる【差し控える】【差控える】サシヒカヘル[5]:[5]
[一](自下一)
命(メイ)を受けて控える。
[二](他下一)
△しよう(したい)と思った事をやめる。
「行動を―/発表を―〔=(a)一時見合わせる。 (b)遠慮して、やめる〕」
[名]差控え[0]
「意見―」
さしひき【差し引き】【差引】[2]🔗⭐🔉
さしひき【差し引き】【差引】[2]
―する
(一)引き去△ること(った残り)。
(二)差したり 引いたり すること。
「潮の―〔=みちひ〕/体温の―〔=上下〕」
さしひく【差し引く】【差引く】[4][0][3]:[0][3]🔗⭐🔉
さしひく【差し引く】【差引く】[4][0][3]:[0][3]
(他五)
ある数量から他の数量を引き去る。
さしひびく【差し響く】【差響く】[4]:[4]🔗⭐🔉
さしひびく【差し響く】【差響く】[4]:[4]
(自五)
影響する。
[名]差響き[0]
さしまえ【差し前】【差前】サシマヘ[0]🔗⭐🔉
さしまえ【差し前】【差前】サシマヘ[0]
自分が差している刀。差し料。
さしまねく【差し招く】【差招く】[4]:[4]🔗⭐🔉
さしまねく【差し招く】【差招く】[4]:[4]
(他五)
〔どこに進むかを示す意〕 手招きをする。
[表記]もと、「〈麾く」と書いて、指揮を意味した。
さしまわす【差し回す】【差回す】サシマハス[4][0][5]:[4][0]🔗⭐🔉
さしまわす【差し回す】【差回す】サシマハス[4][0][5]:[4][0]
(他五)
指定の場所に向ける。
「車を―〔=回す〕/スパイを―〔=あやつって、行かせる〕」
[名]差回し[0]
「―の車に乗る」
さしみ【差し身】【差身】[0][3]🔗⭐🔉
さしみ【差し身】【差身】[0][3]
〔すもうで〕自分の得意の方の差し手を、早く相手のわきに差す体勢になること。
「―がうまい」
さしみず【差し水】【差水】サシミヅ[2]🔗⭐🔉
さしみず【差し水】【差水】サシミヅ[2]
―する
(一)水をつぎたすこと。また、その水。
(二)(悪い)水が外から井戸にしみこむこと。
さしむかい【差し向かい】【差向い】サシムカヒ[0]🔗⭐🔉
さしむかい【差し向かい】【差向い】サシムカヒ[0]
(男女二人だけで)向かい合うこと。さし。
[動]差し向かう[0][5][4]:[0][4](自五)
さしむき【差し向き】【差向】[0]🔗⭐🔉
さしむき【差し向き】【差向】[0]
(副)
急いで処理しなければならない事態にあること(を表わす)。
「―〔=さしあたり〕何をする事も無い」
さしむける【差し向ける】【差向ける】[4][5][0]:[4][0]🔗⭐🔉
さしむける【差し向ける】【差向ける】[4][5][0]:[4][0]
(他下一)
その方向に△向かせる(向かわせる)。
「銃口を相手に―/△人(車)を―〔=指示してそちらへ行かせる〕」
さしもどす【差し戻す】【差戻す】[4][0]:[4][0]🔗⭐🔉
さしもどす【差し戻す】【差戻す】[4][0]:[4][0]
(他五)
(一)元の状態に戻す。
(二)下級の裁判所の判決を、上級の裁判所が破棄して、審理をやり直させる。
[名]差戻し[0]
「―審[5]」
さしやる【差し遣る】【差遣る】[4]:[0]🔗⭐🔉
さしやる【差し遣る】【差遣る】[4]:[0]
(他五)
「押 し や る」 意 の 老人語。
さしゆ【差し湯】【差湯】[2]🔗⭐🔉
さしゆ【差し湯】【差湯】[2]
―する
(一)〔茶の湯で〕濃茶(コイチヤ)を一応練ったところへ、湯を差すこと。また、その時の湯。
(二)〔煎セン茶で〕いれたお茶が濃かったりして、もう一度湯を差すこと。
さしゆるす【差し許す】【差許す】[4]:[4]🔗⭐🔉
さしゆるす【差し許す】【差許す】[4]:[4]
(他五)
許す。許可する。
さしりょう【差し料】【差料】サシレウ[2]🔗⭐🔉
さしりょう【差し料】【差料】サシレウ[2]
「佩刀ハイトウ」の意の和語的表現。
さしわたし【差し渡し】【差渡】[0]🔗⭐🔉
さしわたし【差し渡し】【差渡】[0]
「(円の)直径」の意の和語的表現。
さす【差す】
[1]:[1]🔗⭐🔉
さす【差す】
[1]:[1]
[一](自五)
(一)〈(どこ・なにニ)―〉〔今まで見られなかったものが〕そこに見えるようになる。
「潮が―〔=寄せる〕/△赤み(かげり)が―〔=表面や表情に現われる〕」
(二)〈(どこ・なにニ)―〉 光が届いて、そこが明るくなって見える。
「影が障子に―〔=うつる〕/△西日(薄日)が―〔=当たる〕」
(三)ある種の気分や心的状況におそわれる。
「眠気が―/嫌気が―〔=
嫌気〕/魔が―〔=
魔〕」
[二](他五)
(一)〔雅〕 何かをするために人をどこかへ行かせる。
「差し遣ツカワす・差し回す」
(二)〈なにニなにヲ―〉 そこに△無い(有る方がいい)物を、加え入れる。
「水を―/杯を―/茶を―〔=新たに加えつぐ〕/朱を―〔=書き加える〕/紅を―〔=付ける〕/目薬を―〔=点眼する〕/差し土」
(三)〈なにニなにヲ―〉 戸・門に錠をかけたり 樽(タル)の口に栓をしたり して、出入りを絶つ。
(四)〔すもうで〕相手の わきばらと腕の間に手を差しこんで、まわしを△取る(取ろうとする)。
[表記][一] (二)は「《射す」、[二] (二)は「《注す」、(三)は「鎖す」とも書く。



さすて【差す手】[1]🔗⭐🔉
さすて【差す手】[1]
手首や ひじの関節をうまく折りなして伸ばす時の、舞の手つき。
「―引く手」
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