こう【溝】 数の単位。穣（じよう）の 1 万倍。すなわち 10 の 32 乗。〔塵劫記〕

こう【綱】 生物分類上の一段階。門の下位，目の上位に位置する。脊椎動物門の哺乳綱・鳥綱・爬虫綱など。→亜綱

こう【稿】 詩文などの下書き。原稿。

こう【鋼】 2％以下の炭素を含有する鉄。炭素鋼ともいう。製錬の過程で，銑鉄から炭素を減らして得られる。炭素含量によって硬さなどの性質が種々に変化する。鋼鉄。はがね。スチール。

こう【講】 (１)講ずること。講義。 (２)僧による仏典の講読や説法を中心とする仏事。法華八講・最勝講など。講会（こうえ）。 (３)僧や信徒が集まって行う各種の仏教儀式。涅槃（ねはん）講・地蔵講・報恩講など。 (４)仏事や神事を行うための結社。富士講・伊勢講など。 (５)貯蓄・融資などのための相互扶助団体。頼母子（たのもし）講など。

こ・う【恋う】 [１]（動五） 　　(１)異性を慕う。恋する。 　　(２)ある人を慕う。「母を―・う」 　　(３)（ある場所や物を）なつかしく思う。「故郷を―・う」

こ・う【請う・乞う】 （動五） (１)物を求める。 (２)願う。たのむ。「教えを―・う」

こう【斯う】 （副） このように。このとおり。「―思う」

ごう【号】 [１] 　　(１)画家・文人・学者などが，本名のほかにつける名。雅号。 　　(２)雑誌など，定期的に発行されるもののそれぞれ。 　　(３)活字の大きさの単位。 　　(４)キャンバスの大きさを表す単位。0 号が最小で，写真のキャビネ判よりやや大きいもの。 [２]（接尾） 　　(１)順序のあるものについて，順を追って数える語。「3―で廃刊になる」「1―車は禁煙車」 　　(２)乗り物などの名に付けて用いる語。「ひかり―」