しにがね【死に金】 (１)ためておくだけで活用しない金。 (２)役に立たないところに使う無駄な金。 (３)死んだときの用意に蓄える金。

しにがみ【死に神】 人を死に誘う神。

シニカル【cynical】 （形動） 皮肉であるさま。冷笑的。シニック。「―な笑い」

しにぎわ【死に際】 臨終の時。末期。

しにく【死肉・屍肉】 死体の肉。

しにく【歯肉】 歯茎（はぐき）。歯齦（しぎん）。

しにくえん【歯肉炎】 歯肉の炎症。歯肉が赤く腫れ出血しやすい。歯齦（しぎん）炎。

しにくち【死に口】 口寄せの一。死霊が巫女（みこ）に乗り移ってものを言うこと。また，その言葉。⇔生き口

ジニけいすう【ジニ係数】 所得や資産の分布の不平等度を表す指標の一。係数は 0 と 1 の間の値で示され，完全に平等なとき最小値 0 をとり，不平等度が大きいほど 1 に近づく。イタリアの統計学者ジニ（C. Gini，1884-1965）が考案。

しにげしょう【死に化粧】 死者の顔にする化粧。

しにざま【死に様】 死ぬときのありさま。死によう。

シニシズム【cynicism】 (１)キニク学派の主張。現世に対して逃避的・嘲笑的な態度をとる。犬儒学派。シニスム。 (２)社会風習や道徳・理念などを冷笑・無視する生活態度をさす。犬儒主義。冷笑主義。シニスム。

しにしょうぞく【死に装束】 (１)死者に着せる衣服。 (２)切腹するときの装束。

シニスム【(フ) cynisme】 ⇒シニシズム

しにせ【老舗】 代々同じ商売を続けている店。由緒正しい古い店。

しにぞこない【死に損ない】 死ぬべき場で死ねなかったこと。死のうとして死ねなかったこと。また，その人。

しにたい【死に体】 相撲で，力士がもつれて同時に倒れるときに，つま先が上を向いて足の裏が返り，立て直すことが不可能と判断される状態。⇔生き体