だいいんしん【大陰唇】 女性の外陰の一部。恥丘（ちきゆう）から会陰（えいん）に至る左右の皮膚の隆起。大陰唇に囲まれた部分を陰裂といい，内側に小陰唇がある。

たいいんたいようれき【太陰太陽暦】 太陰暦に，太陽暦の要素を取り入れて作った暦。普通，太陰暦といわれるもののほとんどは厳密にはこれに属する。日本の旧暦や，ギリシャ暦・ユダヤ暦・中国暦など。陰陽暦。

たいいんちょう【太陰潮】 月の引力によって起こる潮汐。月の起潮力は太陽の起潮力に対して約 2 倍。⇔太陽潮

たいいんねん【太陰年】 純粋の太陰暦における 12 か月のこと。朔望月（約 29.53 日）を 12 回繰り返す時間で，約 354 日。

たいいんひょう【太陰表】 月の運動についての一定の理論に基づき，月の位置を計算するために必要な数値を記載した数表。月行表。

たいいんれき【太陰暦】 月の運行を基準として定めた暦法。純太陰暦は朔望月をもとにして日を数えるので，1 年は約 354 日となり季節の推移に合わなくなる。イスラム暦がその例。また太陰太陽暦を含めていうこともある。陰暦。→太陽暦

だいういきょう【大茴香】 モクレン科の常緑樹。果実の粉末を中国料理用の香料とする。八角。スター-アニス。

だいうちゅう【大宇宙】 〔macrocosm〕 人間の構造と宇宙の構造との間に類比・照応を認め，人間を小宇宙とするのに対し，全体としての宇宙をいう。

だいうんが【大運河】 中国東部を天津から杭州まで縦貫する水路。長さ 1700km。その原形は，隋の煬帝（ようだい）が洛陽を中心に天津と杭州とを連結した水路。元代に済州河（1283 年開通）と会通河（1289 年開通）が建設され，現在の東寄りのコースが完成。今も部分的に利用。

たいえい【大永】 年号（1521.8.23-1528.8.20）。後柏原・後奈良天皇の代。