つみれ【摘入】 〔「つみいれ」の転〕 (１)すりつぶした魚肉を卵や小麦粉などをつなぎにしてこね合わせ，少しずつ摘み取ってまるめ，汁に入れて煮たもの。 (２)魚肉をすって団子のようにまるめて蒸したもの。つみいれはんぺん。

つむ【錘・紡錘】 綿などから糸を引き出し，撚（よ）りをかけながら巻き取る道具。ぼうすい。

つ・む【詰む】 （動五） (１)密ですき間がなくなる。つまる。「毛糸の目が―・む」 (２)将棋で，王将が逃げ場がなくなる。

つ・む【摘む】 （動五） (１)（「抓む」とも書く）指先や爪の先などではさみとる。「茶を―・む」「悪の芽を―・む」 (２)はさみなどで先を刈る。「枝を―・む」

つ・む【積む】 （動五） (１)物の上に物を重ねて置く。 (２)乗り物に荷物をのせる。 (３)物事を継続して，または反復して行う。「経験を―・む」 (４)貯金する。 (５)ある特別なことのために金銭を用意する。「いくら金（かね）を―・まれても断る」

つむぎ【紬】 紬糸で織った絹織物。

つむぎいと【紬糸】 屑繭（くずまゆ）または真綿からつむいだ絹糸。

つむ・ぐ【紡ぐ】 （動五） 綿・繭を錘（つむ）にかけて繊維を引き出し，よりをかけて糸にする。「糸を―・ぐ」

つむじ【旋毛】 頭頂にあって，毛が渦のように巻いているところ。

━が曲がる 性格がひねくれている。

つむじ【旋風】 ⇒つむじかぜ

つむじかぜ【旋風】 渦を巻いて吹く強い風。つじかぜ。つむじ。せんぷう。

つむじまがり【旋毛曲がり】 性質がねじけていること。また，その人。

つむぶり【紡錘鰤】 スズキ目の海魚。全長 1.5m。背面は青藍色，腹部は銀白色。食用。オキブリ。キツネ。

つむり【頭】 あたま。かしら。おつむ。

つむりのひかる【頭光】 （1754-1796） 江戸後期の狂歌師。本名，岸宇右衛門。日本橋亀井町の町代。狂歌四天王の一人。宿屋飯盛（やどやのめしもり）らの伯楽連の中心人物。編著「才蔵集」「狂歌上段集」など。