のぎ【芒】 稲・麦などイネ科植物の実の外殻にある針のような毛。のげ。

のぎ【野木】 栃木県南部，下都賀（しもつが）郡の町。近世，日光街道の宿場町。西部に渡良瀬川遊水池がある。

のきいた【軒板】 軒の裏面に張る板。

のぎく【野菊】 山野に自生する菊。ノコンギク・ノジギクなどの類。

のぎくのはか【野菊の墓】 小説。伊藤左千夫作。1906 年（明治 39）「ホトトギス」に発表。千葉県松戸の田園を背景に，政夫と民子の悲恋を感傷的な筆致で描く。

のきさき【軒先】 (１)軒の先。 (２)軒に近い所。また，家の前。

のきした【軒下】 軒の下。

ノギス 〔（ド） Nonius〕 口ばしで挟むように物を挟んで，物の厚さ・内径などを測る工具。

のきなみ【軒並み】 (１)家並み。「古い―が続く」 (２)すべての家。家ごと。 (３)どれもこれも。「―値上がりした」

のぎへん【ノ木偏】 漢字の偏の一。「私」「秒」などの「禾」の部分。

のぎまれすけ【乃木希典】 （1849-1912） 軍人。長州の人。日露戦争では第三軍司令官として旅順を攻略。のち，学習院長。静子夫人とともに明治天皇の大葬の日に殉死。

のぎらん【芒蘭】 ユリ科の多年草。高さ 20〜40cm。夏，淡黄緑色の小花をつける。キツネノオ。