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はら【腹】🔗🔉

はら【腹】 (1)動物の体で,胴の下半部。哺乳類ではその前面も内部もいう。胃や腸などの内臓が収まっている。おなか。 (2)消化器,ことに胃腸。 (3)子を宿すところ。 (4)気持ち。感情。考え。 (5)気力。胆力。また,度量。「―の太い人」 (6)物の中央部のふくらんだり広くなったりしたところ。 (7)〔物〕定常波で,振幅の最大な部分。⇔節

はらあて【腹当て】🔗🔉

はらあて【腹当て】 (1)腹掛け。また,腹巻き。 (2)鎧(よろい)の一。胴・草摺(くさずり)を小さく作り,胸・腹・下腹・大腿上部のみを保護するだけの簡単なもの。

はらいせ【腹癒せ】🔗🔉

はらいせ【腹癒せ】 怒り・恨みを他の方面に向けて晴らすこと。

はらいた【腹痛】🔗🔉

はらいた【腹痛】 ふくつう。

はらおび【腹帯】🔗🔉

はらおび【腹帯】 (1)腹に巻く帯。はらまき。 (2)⇒岩田帯(いわたおび) (3)馬具の一。鞍を取りつけるために馬の腹にしめる帯。

はらがけ【腹掛け】🔗🔉

はらがけ【腹掛け】 (1)胸から腹までをおおい,背中で細い共布を十文字に交わらせてとめて着用するもの。職人などが着用する。 (2)幼児が寝冷えしないように衣服の下に着けるもの。胸・腹をおおい,ひもを結んでとめる。腹当て。

はらがまえ【腹構え】🔗🔉

はらがまえ【腹構え】 これから何かをしようとする場合の心の準備。

はらきり【腹切り】🔗🔉

はらきり【腹切り】 切腹(せつぷく)。

はらぐあい【腹具合】🔗🔉

はらぐあい【腹具合】 胃や腸の調子。

はらくだし【腹下し】🔗🔉

はらくだし【腹下し】 (1)下痢(げり)。 (2)下剤。

はらぐろ・い【腹黒い】🔗🔉

はらぐろ・い【腹黒い】 (形) 心の中に悪巧みや陰謀をもっている。「―・い人間」

はらげい【腹芸】🔗🔉

はらげい【腹芸】 (1)演劇で,動作や言葉を押さえて,役の心理・感情を表現する内面的で静的な演技。 (2)言葉や行動によらず,経験や度胸で物事を処理すること。 (3)腹を使ってする座興の芸。

はらこ【腹子】🔗🔉

はらこ【腹子】 魚類の腹中にある卵塊。また,それを塩漬けなどにしたもの。たらこ・すじこなど。(はららご)。

はらごしらえ【腹拵え】🔗🔉

はらごしらえ【腹拵え】 事に当たる前にしっかり食事をしておくこと。

はらごたえ【腹応え】🔗🔉

はらごたえ【腹応え】 物を食べて腹がいっぱいになったという感じ。

はらごなし【腹ごなし】🔗🔉

はらごなし【腹ごなし】 食後,散歩などをして,消化を助けること。

はらだたし・い【腹立たしい】🔗🔉

はらだたし・い【腹立たしい】 (形) おこりだしたくなる気持ちだ。しゃくにさわる。「事情を聞くうちに―・くなる」

はらだちまぎれ【腹立ち紛れ】🔗🔉

はらだちまぎれ【腹立ち紛れ】 腹が立つのにまかせて,見境もなく行動してしまうこと。「―に八つ当たりする」

はらちがい【腹違い】🔗🔉

はらちがい【腹違い】 兄弟姉妹で,父は同じで母が異なること。異腹。

はらつづみ【腹鼓】🔗🔉

はらつづみ【腹鼓】 〔「はらづつみ」とも〕 (1)満腹して満足なようす。 (2)月夜に狸が鼓のように腹を打つと言い伝えられていること。

はらづもり【腹積もり】🔗🔉

はらづもり【腹積もり】 おおよその予定・計画。心づもり。

はらどけい【腹時計】🔗🔉

はらどけい【腹時計】 腹のすきぐあいからおよその時刻を推定できることを,時計にたとえた言い方。

はらのかわ【腹の皮】🔗🔉

はらのかわ【腹の皮】 腹の表皮。

はらのむし【腹の虫】🔗🔉

はらのむし【腹の虫】 (1)体内に寄生する虫。回虫など。 (2)人間の機嫌の良し悪しに関係する心中の感情を,虫にたとえた語。 (3)空腹どきの腹鳴りを,腹中の虫の声であるとしていう語。

はらば・う【腹這う】🔗🔉

はらば・う【腹這う】 (動五) (1)腹を下にして寝そべる。「―・って本を読む」 (2)腹を地につけて手足ではい進む。

はらはちぶ【腹八分】🔗🔉

はらはちぶ【腹八分】 腹いっぱい食べずに少し控えめにしておくこと。腹八分目。「―に医者いらず」

はらびらき【腹開き】🔗🔉

はらびらき【腹開き】 魚を腹側から切り開いておろすこと。干物にする場合は頭を付けたまま開くこともある。

はらびれ【腹鰭】🔗🔉

はらびれ【腹鰭】 魚類の腹部の両側にあるひれのうち,後方の 1 対。

はらぶし【腹節】🔗🔉

はらぶし【腹節】 鰹(かつお)の腹側の肉で作った鰹節。雌節。

はらぶと【腹太】🔗🔉

はらぶと【腹太】 胆力・度量の大きなこと。ふとっぱら。「―な人」

はらぺこ【腹ぺこ】🔗🔉

はらぺこ【腹ぺこ】 非常に腹がすいていること。

はらぼて【腹ぼて】🔗🔉

はらぼて【腹ぼて】 みごもって腹が大きくなること。また,その人。

はらまき【腹巻き】🔗🔉

はらまき【腹巻き】 (1)腹が冷えるのを防ぐために,腹に巻くもの。はらおび。腹当て。 (2)鎧(よろい)の一。胴をぐるりと囲み,背中で合わせるようにした簡略なもの。

はらもち【腹持ち】🔗🔉

はらもち【腹持ち】 食べごたえがあって,空腹の状態にならないこと。

ふくあつ【腹圧】🔗🔉

ふくあつ【腹圧】 腹腔内の圧力。腹筋・横隔膜の収縮・緊張によって上昇する。

ふくあん【腹案】🔗🔉

ふくあん【腹案】 あらかじめ心の中にもっている考えや計画。

ふくい【腹囲】🔗🔉

ふくい【腹囲】 腹の周囲の寸法。

ふくこう【腹腔】🔗🔉

ふくこう【腹腔】 ⇒ふっこう(腹腔)

ふくしきこきゅう【腹式呼吸】🔗🔉

ふくしきこきゅう【腹式呼吸】 横隔膜の上下運動による呼吸の型。腹呼吸。

ふくじょうし【腹上死】🔗🔉

ふくじょうし【腹上死】 性交中に,心臓疾患などが原因で急死すること。

ふくしん【腹心】🔗🔉

ふくしん【腹心】 深く信頼すること。また,そのような人。「―の部下」

ふくしん【腹診】🔗🔉

ふくしん【腹診】 漢方で,切診の一。治療方針を定めるために患者の腹に触れて行う診察法。日本で独自に発達。

ふくすい【腹水】🔗🔉

ふくすい【腹水】 肝硬変・癌性腹膜炎などで,腹腔内に液体が大量にたまった状態。また,その液。

ふくぞう【腹蔵・覆蔵】🔗🔉

ふくぞう【腹蔵・覆蔵】 心中に秘め隠すこと。「―なく言う」

ふくそくるい【腹足類】🔗🔉

ふくそくるい【腹足類】 軟体動物門の一綱。サザエ・アワビ・タニシなどを含む前鰓(ぜんさい)類,ウミウシなどを含む後鰓類,カタツムリ・ナメクジなどを含む有肺類の 3 亜綱がある。

ふくたい【腹帯】🔗🔉

ふくたい【腹帯】 ⇒岩田帯

ふくちゅう【腹中】🔗🔉

ふくちゅう【腹中】 (1)腹の中。 (2)心の中。「―の計」

ふくつう【腹痛】🔗🔉

ふくつう【腹痛】 腹の痛み。

ふくはい【腹背】🔗🔉

ふくはい【腹背】 腹と背。前後。「―の敵」

ふくぶ【腹部】🔗🔉

ふくぶ【腹部】 腹の部分。へそを中心として上腹部と下腹部に分ける。

ふくへき【腹壁】🔗🔉

ふくへき【腹壁】 腹腔の内面の壁。

ふくまく【腹膜】🔗🔉

ふくまく【腹膜】 (1)腹腔および骨盤腔の内面と諸臓器の表面をおおう漿膜(しようまく)。 (2)腹膜炎。

ふくまくえん【腹膜炎】🔗🔉

ふくまくえん【腹膜炎】 腹膜の炎症。急性のものは,膵炎・虫垂炎・胆嚢炎などの波及,腸管の穿孔(せんこう)が原因となることが多い。

ふくまくとうせき【腹膜透析】🔗🔉

ふくまくとうせき【腹膜透析】 血液浄化法の一種。腹膜を介して血液と透析液とが存在するときの浸透圧差を利用して,血液中の有害成分を除去する。尿毒症の治療に用いられる。

ふくめい【腹鳴】🔗🔉

ふくめい【腹鳴】 腸管内のガスと液体が蠕動(ぜんどう)に伴い移動するときの音。グル音。はらなり。

ふくわじゅつ【腹話術】🔗🔉

ふくわじゅつ【腹話術】 口をほとんど動かさずに声を出し,他人や人形などが話しているように思わせる話術。寄席芸の一。

ふっきん【腹筋】🔗🔉

ふっきん【腹筋】 腹部の筋。胸部の前下端から恥骨の上縁に付着し,へそをはさんで縦走する筋群の総称。

ふっこう【腹腔】🔗🔉

ふっこう【腹腔】 哺乳動物の体腔で,横隔膜より下の部分。胃・腸・肝臓・腎臓などを収める腹膜腔と,膀胱や子宮などを含む腹膜後腔とからなる。狭義には前者をさす。ふくこう。〔医学では「ふくくう」〕

ふっこう【腹稿】🔗🔉

ふっこう【腹稿】 文字に書き記す前に,あらかじめ心の中で考えておいた案。

ふっこうきょう【腹腔鏡】🔗🔉

ふっこうきょう【腹腔鏡】 内視鏡の一。腹部にあけた穴より挿入し,腹腔内の臓器の観察や,細胞や組織の採取,手術を行うための器具。

ふっこうきょうちりょう【腹腔鏡治療】🔗🔉

ふっこうきょうちりょう【腹腔鏡治療】 腹腔鏡を用いて開腹せずに手術する治療法。開腹にくらべ,痛みが少なく,術後の回復が早い。

【腹】🔗🔉

【腹】 〔画 数〕13画 − 常用漢字 〔区 点〕4202〔JIS〕4A22〔シフトJIS〕95A0 〔音 訓〕フク・はら 〔名乗り〕はら 〔熟語一覧〕 →赤腹(あかはら) →朝っ腹(あさっぱら) →後腹(あとばら) →異腹(いふく) →裏腹(うらはら) →御腹(おなか) →開腹(かいふく) →片腹痛い(かたはらいたい) →割腹(かっぷく) →下腹部(かふくぶ) →亀腹(かめばら) →粥腹(かゆばら) →急性腹症(きゅうせいふくしょう) →金腹(きんぱら) →銀腹(ぎんぱら) →空腹(くうふく) →下り腹・瀉腹(くだりばら) →業腹(ごうはら) →口腹(こうふく) →剛腹(ごうふく) →後腹膜(こうふくまく) →小腹(こばら) →鼓腹撃壌(こふくげきじょう) →山腹(さんぷく) →下腹(したはら) →自腹(じばら) →私腹(しふく) →渋り腹(しぶりばら) →蛇腹(じゃばら) →妾腹(しょうふく) →上腹部(じょうふくぶ) →白腹(しろはら) →皺腹(しわばら) →空きっ腹(すきっぱら) →空き腹(すきはら) →切腹(せっぷく) →船腹(せんぷく) →船腹渡し(せんぷくわたし) →太鼓腹(たいこばら) →鱈腹(たらふく) →茶腹(ちゃばら) →中っ腹(ちゅうっぱら) →中腹(ちゅうふく) →詰め腹(つめばら) →同腹(どうふく) →土手っ腹(どてっぱら) →屠腹(とふく) →腹(はら) →腹当て(はらあて) →腹癒せ(はらいせ) →腹痛(はらいた) →腹帯(はらおび) →腹掛け(はらがけ) →腹構え(はらがまえ) →腹切り(はらきり) →腹具合(はらぐあい) →腹下し(はらくだし) →腹黒い(はらぐろい) →腹芸(はらげい) →腹子(はらこ) →腹拵え(はらごしらえ) →腹応え(はらごたえ) →腹ごなし(はらごなし) →腹立たしい(はらだたしい) →腹立ち紛れ(はらだちまぎれ) →腹違い(はらちがい) →腹鼓(はらつづみ) →腹積もり(はらづもり) →腹時計(はらどけい) →腹の皮(はらのかわ) →腹の虫(はらのむし) →腹這う(はらばう) →腹八分(はらはちぶ) →腹開き(はらびらき) →腹鰭(はらびれ) →腹節(はらぶし) →腹太(はらぶと) →腹ぺこ(はらぺこ) →腹ぼて(はらぼて) →腹巻き(はらまき) →腹持ち(はらもち) →脾腹(ひばら) →腓腹筋(ひふくきん) →腓腹筋痙攣(ひふくきんけいれん) →腹圧(ふくあつ) →腹案(ふくあん) →腹囲(ふくい) →腹腔(ふくこう) →腹式呼吸(ふくしきこきゅう) →腹上死(ふくじょうし) →腹心(ふくしん) →腹診(ふくしん) →腹水(ふくすい) →腹蔵・覆蔵(ふくぞう) →腹足類(ふくそくるい) →腹帯(ふくたい) →腹中(ふくちゅう) →腹痛(ふくつう) →腹背(ふくはい) →腹部(ふくぶ) →腹壁(ふくへき) →腹膜(ふくまく) →腹膜炎(ふくまくえん) →腹膜透析(ふくまくとうせき) →腹鳴(ふくめい) →腹話術(ふくわじゅつ) →腹筋(ふっきん) →腹腔(ふっこう) →腹稿(ふっこう) →腹腔鏡(ふっこうきょう) →腹腔鏡治療(ふっこうきょうちりょう) →太っ腹(ふとっぱら) →抱腹・捧腹(ほうふく) →抱腹絶倒・捧腹絶倒(ほうふくぜっとう) →布袋腹(ほていばら) →本腹(ほんばら) →満腹(まんぷく) →水腹(みずばら) →向かっ腹(むかっぱら) →面従腹背(めんじゅうふくはい) →指の腹(ゆびのはら) →横っ腹(よこっぱら) →横腹(よこばら) →立腹(りっぷく) →脇腹(わきばら)

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