ゆうずう【融通】 (１)金などを貸し借りすること。やりくりすること。 (２)臨機応変に適切な処置をとること。「―がきかない」 (３)滞（とどこお）りなく通じること。

ゆうずうしょうけん【融通証券】 政府が予算の執行上必要な一時的資金を調達するために発行する証券。期限は 1 年以内で国会の承認が必要。大蔵省証券・食糧証券など。

ゆうずうてがた【融通手形】 実際の商取引はないのに，振出人・裏書人が指図人に自分の信用を利用させて，資金の融通を受けさせるために振り出したり裏書きしたりした手形。好意手形。⇔商業手形

ゆうずうねんぶつしゅう【融通念仏宗】 平安末期，良忍によって開かれた一宗派。江戸時代に大通融観により宗団として固定化された。総本山は大阪市東住吉区の大念仏寺。大念仏宗。

ゆうずうぶつ【融通物】 私法上，取引の対象となりうる物。⇔不融通物

ゆうずうむげ【融通無礙】 何ものにもとらわれることなく自由であること。