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パピルス🔗🔉

パピルス (ラテンpapyrus) 1 カヤツリグサ科の多年草。ヨーロッパ南部、熱帯アフリカ・エジプト・中近東の湿地に野生し、日本へは明治二八年に渡来。観葉植物として温室で栽培される。稈は太く三稜形で、高さ二メートル内外になる。葉は退化して鞘となる。頂部に細長い線形葉状の総苞を三〜一〇個傘状に群生する。小穂は淡栗色で多数密生する。花期は秋。三、四千年以前ナイル河畔に生い茂っていたと伝えられ、稈を圧搾して丈夫な繊維をとり、紙を製した。かみがやつり。紙葦(かみい)。 2 紙が発明される以前に、古代エジプトで使用された書写材料。1の髄の細長い薄片を縦横にあわせ、圧搾し日光で乾燥させたもの。

日国 ページ 16537 でのパピルス単語。