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●針の山(やま)🔗⭐🔉
●針の山(やま)
地獄にあって針を植えてあるという山。罪人などに苦痛を与えるといわれる。また転じて、苦痛で、そこにいるのに耐えられない場所のたとえ。
●針ほどのことを棒ほどに言う
(「針を棒に言いなす」とも)小さな事を大きく言いふらす。おおげさに言う。針小棒大。
●針を蔵に積む
長年にわたって、せっせと小金をためこむたとえ。なかなかいっぱいにならないところから、少しもたまらない、いくらあっても足りないなどの意をかけて用いる。
●針を立つる土地無し
針を立てるほどの、ごくわずかな土地もない。ぜんぜん余地がない。
●針を以(もっ)て地を刺す
(「説苑‐弁物」から)狭い見識で、高い見識に対して推測を加え、見当ちがいの判断を下す。また、不可能なことを計画するたとえ。
はり【張】
1 たるみなく、開いたり、のびたり、ふくらんだりすること。また、その具合。*浮・好色五人女‐三「目のはりりんとして」
2 博打(ばくち)で、物や金銭などを賭(か)けること。また、その賭け具合。
3 引いたり、踏みこたえたりする力。「張りの強い弓」
4 肉付き、声、気持などが引き締まっていること。「張りのある声」
5 特に、義太夫・謡曲などで上音にうたう節。
6 物事を行おうとする意欲。物事をするかい。張合い。「生活にはりを持たせる」
7 自分の意志や意見をどこまでも通そうとする強い精神。いきじ。いきはり。いじ。*評判・難波物語「はり少くて、いきも足らず」
8 色恋の相手としてつけねらうこと。
〔接尾〕
1 弦をはった弓・琴などの類を数えるのに用いる。
2 張って作ったもの、張りめぐらして用いるもの、すなわち、ちょうちん・幕・蚊帳などを数えるのに用いる。「かや三はり」


日国 ページ 16623 での【やま】単語。