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はり‐ぎり【針桐】🔗⭐🔉
はり‐ぎり【針桐】
ウコギ科の落葉高木。各地の山地に生える。高さ二五メートル、径一メートルに達する。枝は灰紫色でとげを散生する。葉は長柄をもち、枝先に集まってつく。葉身は扁円形で掌状に浅く五〜七裂、長さ一〇〜二〇センチメートル、幅一〇〜三〇センチメートル。各裂片は卵状三角形、先はとがり、縁に不規則な鋸歯があり、裏に淡褐色の軟毛を散生する。初夏、枝端に球形の散形花序を作り、小さな黄緑色の四〜五弁花が群がってつく。果実は径約三ミリメートルの球形で碧紫色に熟す。樹皮を
痰薬として用い、材は建築・土木・船舶・器具・楽器・彫刻用。漢名、刺楸樹。せんのき。やまぎり。いぬだら。ぼうだら。

日国 ページ 16630 での【針桐】単語。