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はり‐ぎり【針桐】🔗⭐🔉
はり‐ぎり【針桐】
ウコギ科の落葉高木。各地の山地に生える。高さ二五メートル、径一メートルに達する。枝は灰紫色でとげを散生する。葉は長柄をもち、枝先に集まってつく。葉身は扁円形で掌状に浅く五〜七裂、長さ一〇〜二〇センチメートル、幅一〇〜三〇センチメートル。各裂片は卵状三角形、先はとがり、縁に不規則な鋸歯があり、裏に淡褐色の軟毛を散生する。初夏、枝端に球形の散形花序を作り、小さな黄緑色の四〜五弁花が群がってつく。果実は径約三ミリメートルの球形で碧紫色に熟す。樹皮を
痰薬として用い、材は建築・土木・船舶・器具・楽器・彫刻用。漢名、刺楸樹。せんのき。やまぎり。いぬだら。ぼうだら。

はり‐き・る【張り切る】🔗⭐🔉
はり‐き・る【張り切る】
〔自ラ五(四)〕
1 ぴんと張る。十分に張る。「張り切った健康な肌」
2 元気がみなぎりあふれる。大いに意気ごむ。*伎・霊験曾我籬‐六幕「今日行きたいと張り切ってゐらるる」
3 緊張する。「張り切った気がゆるむ」
〔自ラ下二〕⇒はりきれる(張切)
〔他ラ五(四)〕強く張って切り裂く。引っぱって切る。*和泉式部集‐上「うへのきぬをはりきりて」



はり‐き・れる【張り切れる】🔗⭐🔉
はり‐き・れる【張り切れる】
〔自ラ下一〕
はりき・る〔自ラ下二〕
1 過度に張りふくれて切れる。
2 引っぱりすぎて切れる。

はり‐くすし【鍼医】🔗⭐🔉
はり‐くすし【鍼医】
=はりい(鍼医)
はり‐くだ・く【張り砕く】🔗⭐🔉
はり‐くだ・く【張り砕く】
〔他カ四〕なぐって砕く。打ち砕く。*浄・孕常盤‐一「しゃ頭微塵にはりくだかんと」
はり‐ぐち【針口】🔗⭐🔉
はり‐ぐち【針口】
(「はりくち」とも)
1 天秤の中央、支柱の上部にあって平均を示す指針。また、その部分。小さい槌でたたいて針の動きを調節し、物の重さをはかった。転じて、この指針のついた天秤。
2 和裁で、運針のとき、最後に留める針の穴。また、その場所。
はり‐くよう【針供養】(‥クヤウ)🔗⭐🔉
はり‐くよう【針供養】(‥クヤウ)
毎年二月八日や一二月八日に女性が裁縫を休み、折れた針を集めて、豆腐や蒟蒻(こんにゃく)にさして川に流したり、神社に納めたりなどして供養すること。納め針。《季・春》
日国 ページ 16630。