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うみ【海】🔗⭐🔉
うみ【海】
1 地球上、陸地以外の部分で塩水をたたえている所。地球表面積の四分の三弱を占め、三億六千万平方キロメートルに及ぶ。しおうみ。
2 古く、大きな沼や湖をもいった。特に琵琶湖をさすことが多い。*古事記‐中・歌謡「鳰(にほ)鳥の淡海(あふみ)の宇美(ウミ)に」
3 (比喩として用いて「…の海」の形で)その状態を表わす。
液体が多いこと。「涙の海」「血の海」
一面に広いこと。「火の海」
広く深いこと。「恩愛(慈悲)の海」
4 硯(すずり)の水を入れる部分。⇔おか。
5 鞍の前後輪の山形に沿って、表面を低くそらせている部分。鰐口(わにぐち)の上を高くした磯に対する呼称。
●海が山(やま)
海を山にするような無理非道が行なわれるさま。
●海が涌(わ)く
魚が海面に群れ集まる。
●海とも山とも知れず
=うみ(海)の物とも山の物ともつかず
●海波を揚げず
天下泰平である。
●海に千年=山に千年[=川に千年]
=うみせんやません(海千山千)
●海の家(いえ)
避暑、海水浴用に海辺に設けた家。また海水浴客のための有料更衣所。《季・夏》
●海の翁(おきな)
海老(えび)をいう。
●海の神(かみ)
海波をつかさどる神。海神(かいじん)。
●海の=記念日(きねんび)[=日(ひ)]
海洋、貿易等に関する知識を広めるための記念日。七月二〇日。昭和一六年に制定。現在は「海の日」として国民の祝日の一つ。
●海の幸(さち)
=うみさち(海幸)
●海の月(つき)
「海月(くらげ)」を訓読みした語。
●海の外(ほか)
外国。海外。
●海の=宮(みや)[=都(みやこ)]
海中にあって竜神や乙姫(おとひめ)の住むという宮殿。竜宮。
●海の物とも=山[=川]の物とも=つかず[=知れず]
どちらとも決定しかねることや、どういう物であるか、また、どうなっていくのかわからないことなどのたとえ。海とも山とも知れず。
●海のわに
「さめ(鮫)」の異名。
●海も見えぬ舟用意(ふなようい)
物事を早まってすることのたとえ。手まわしのよすぎること。
●海を山にする
きわめて無理なことをするたとえ。



日国 ページ 2163 での【海】単語。