複数辞典一括検索+
こん‐でい【健児】🔗⭐🔉
こん‐でい【健児】
1 奈良時代、天平五年一般の兵士の中から強健で武芸に秀でた三〇〇人を選んだもの。田租と雑徭(ぞうよう)が半分免除され、中男(ちゅうなん=一七〜二〇歳男子)二人が馬子として付けられた。天平宝字六年には郡司の子弟、および農民の二〇〜四〇歳の中から選ぶこととした。
2 平安時代、延暦一一年に諸国軍団の兵士が廃止された代わりに設けた兵制。諸国の郡司の子弟をこれにあて、交替で各国の国府、兵庫、鈴蔵などを警備させた。のち、勲位を持つ者、さらには白丁(はくてい)をも採用した。
3 =こんでいわらわ(健児童)
日国 ページ 8337 での【健児】単語。