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さ‐こん【左近】🔗⭐🔉
さ‐こん【左近】
1 「さこんえふ(左近衛府)」の略。⇔右近。
2 「さこん(左近)の桜」の略。
●左近の荒手番(あらてつがい)
中古、左近衛府の舎人(とねり)が、左近の馬場で行った荒手番。
●左近の蔵人(くろうど)
左近衛府の官人で蔵人を兼任した者。
●左近の桜(さくら)
紫宸殿の南階下の東側に植えた桜で、左近衛府の官人がこの桜から南に陣列したところからいう。左近。⇔右近の橘。
●左近の=将監(しょうげん)[=尉(じょう・ぞう)]
=さこんえ(左近衛)の将監
●左近の少将(しょうしょう)
=さこんえ(左近衛)の少将
●左近の=将曹(しょうそう)[=そうかん]
=さこんえ(左近衛)の将曹
●左近の陣(じん)
(「さこんえ(左近衛)の陣」の略)紫宸殿の東向かいの門、日華門内にあり、儀式のとき、左近衛の武官が詰めて警衛した場所。左近衛の陣。
●左近の=将監蔵人(ぞうのくろうど)[=蔵人将監(くろうどのぞう)]
左近衛府の将監(しょうげん)で、六位の蔵人を兼ねた者の称。
●左近の大将(だいしょう)
=さこんえ(左近衛)の大将
●左近の=大夫(たいふ)[=大夫将監(たいふしょうげん)]
(「大夫」は五位の通称)左近衛将監(さこんえのしょうげん=従六位上相当)で五位に叙せられたもの。
●左近の中将(ちゅうじょう)
=さこんえ(左近衛)の中将
●左近の司(つかさ)
=さこんえふ(左近衛府)
●左近の馬場(ばば・うまば)
左近衛府に属した馬場。平安京一条西洞院の東、室町の西(京都市上京区射場(いば)町付近)にあって、毎年五月、ここで近衛の役人の競馬(くらべうま)の行事が行われた。左近のうまば。左近衛の馬場。
●左近の真手番(まてつがい)
左近衛府の舎人(とねり)が、左近の馬場で行う騎射の行事。
日国 ページ 8653 での【左近】単語。