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ふと・い【太い】🔗⭐🔉
ふと・い【太い】
〔形口〕
ふと・し〔形ク〕
物体の周囲の長さが長かったりして、体積・容量が大きい。
1 棒状のものや線状のもののまわりや幅が大きい。*宇津保‐藤原の君「ふとき縄ひきて、布の御衣かけたり」
2 体の肉づきがよい。肥えている。*能因本枕‐六〇「おとなだちたる人はふときよし」
3 声や息の容量が大きい。低音で音量が豊かである。
4 金や品物などたくわえが多い。財宝豊かである。*雑俳・智恵くらべ「太(フト)ふ成り・煙の細ひ銀子かしや」
5 非常に大きい。はなはだしい。甚大だ。*伽・猿源氏草紙「ただふとく物を思ふと見えたり」
心や気持が豊かで大きい。
1 大胆で、物事に恐れず、動揺しない。落ち着きがあって安定している。*万葉‐一九〇「真木柱太(ふとき)心はありしかど」
2 (悪い意味に使われて)横着である。ずうずうしい。ずぶとくふてぶてしい。ふらちだ。「ふとい料簡」*俳・毛吹草‐五「竹の子をぬすむもふとき心哉」
3 歌論で、歌が堂々として雄大である。男性的でたくましい美を示し、「たけたかし」に近い。
●太く短(みじか)く
人生をおくるのに、したいことをして楽しく過ごせるなら、長生きなどはしなくてもかまわないという処世の態度をいう。



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