そら‐ぎき【空聞】 聞かないふりで聞くこと。

そら‐ぎしょう【空起請】（‥ギシャウ） うその誓い文。いつわって書いた起請文。

そら‐ぎせい【空擬勢】 みせかけの勢力や元気。

そ‐らく【落】 １ 死ぬこと。特に、天子の死去すること。崩御。 ２ しぼみおちること。凋落。

そ‐らく【疎略・疏略】 ＝そりゃく(疎略)

そら‐ぐもり【空曇】 空の曇ること。

そら‐けいはく【空軽薄】 心にもない世辞をいうこと。そらぞらしい世辞。空世辞(からせじ・そらせじ)。

そら‐げんか【空喧嘩】（‥ゲンクヮ） けんかのふりをすること。なれあいのけんか。

そら‐ごころ【空心】 いつわりの心。うわのそらの心。

そら‐ごたえ【空答】（‥ごたへ） 問いかける相手がないのに、問いかけて答えがあったようにみせて応答すること。＊宇津保‐国譲中「そらごたへをし給ひつつ」

そら‐ごと【空言・虚言・空事】 事実でない事柄、またはことば。本心でないことば。うそ。また、根拠のないうわさ。そらことば。＊竹取「かくあさましき空ことにてありければ」

そらごと‐びと【空言人】 嘘つき。人を欺く人。

そら‐ざま【空様】 １ 空の方。上方。うえざま。かみざま。＊古本説話集‐六五「そらさまに、一二尺ばかりのぼる」 ２ 仰向きになるさま。＊源平盛衰記‐三四「空様(ソラサマ)に倒て」

そら‐ざや【空鞘】 １ 刀を長く見せるため、実際の刀身よりも不相応に長く作った鞘。 ２ 転じて、すきま。余裕。ゆとり。＊日葡辞書「Sorazayamo(ソラザヤモ) ナイ ヒト」 ３ 外見と中身がちがうこと。事実よりも大げさであること。 ４ ＝そとども(外艫)

そら‐ざれ【空戯】 ふざけたふりをすること。

そら‐さわぎ【空騒】 些細なことを、ことさらに騒ぎ立てること。わけもなく大騒ぎすること。からさわぎ。