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うご‐つ・く【驟く】🔗🔉

うご‐つ・く【驟く】 〔自カ四〕(「うこづく」とも)動揺する。うごめく。*浮・本朝二十不孝‐五「目ばかりうごつき」

うこっ‐けい【烏骨鶏】🔗🔉

うこっ‐けい【烏骨鶏】 ニワトリの一品種。東アジア原産。多くは白色で、レグホンより小さい。毛冠があり、脚は羽毛でおおわれる。皮膚から骨までカラスに似た黒紫色なのでこの名がある。愛玩用。天然記念物。おこっけい。

うご‐なわ・る【集る】(‥なはる)🔗🔉

うご‐なわ・る【集る】(‥なはる) 〔自ラ四〕(「うごく」の「うご」と同じ擬態語「うご」に、その行為をする意の接尾語「なう」のついた「うごなう」の自発形か)寄り集まる。*儀式‐五「参集〈読みて末為宇古那波礼留(まゐウゴナハレる)と曰ふ〉」

うご‐のり【海髪海苔】🔗🔉

うご‐のり【海髪海苔】 「おごのり(於胡海苔)」の異名。

うごま【胡麻】🔗🔉

うごま【胡麻】 植物「ごま(胡麻)」の異名。

うご‐めか・す【蠢かす】🔗🔉

うご‐めか・す【蠢かす】 〔他サ五(四)〕うごめくようにする。多く、身体の一部についていう。「鼻をうごめかす」*滑・七偏人‐五「口を何やらうごめかし」

うご‐め・く【蠢く】🔗🔉

うご‐め・く【蠢く】 〔自カ五(四)〕(「うご」は擬態語、「めく」は接尾語) 1 這うように絶えず少しずつ動く。こまかくうごく。おごめく。*海道記「小蟹ども、おのが穴々より出でて蠢き遊ぶ」 2 比喩的に、ある気持が少しずつ起こってくる。*仮・浮世物語‐一「心のうごめくままに」

うご‐も・つ【墳つ】🔗🔉

うご‐も・つ【墳つ】 〔自タ四〕土などが高く盛り上がる。また、土地が肥える。うぐもつ。うごもる。*大唐西域記長寛元年点‐七「土地は沃壌(ウゴモチ)て」

うごもり🔗🔉

うごもり 「やまのいも(山芋)」の異名。

うご‐も・る【墳る】🔗🔉

うご‐も・る【墳る】 〔自ラ四〕=うごもつ(憤)*色葉字類抄「墳ウコモルウコモツ」

うごろ‐もち【鼠・土竜】🔗🔉

うごろ‐もち【鼠・土竜】 「もぐら(鼠)」の異名。

う‐こん【右近】🔗🔉

う‐こん【右近】 1 「うこんえふ(右近衛府)」の略。 2 「うこん(右近)の橘」の略。*雑俳・柳多留‐二八「春左近夏は右近が匂ふ也」 謡曲。脇能物。観世・宝生・金剛流。世阿弥作。観世小次郎信光加筆。古名「右近の馬場」。「伊勢物語」による。鹿島の神職が京都の右近の馬場で桜葉明神の化現である美しい女と神花を賞し合う。 「うこんげんざえもん(右近源左衛門)」の略。 ●右近の荒手番(あらてつがい) 右近衛府の舎人(とねり)が右近の馬場で行なう荒手番。 ●右近の蔵人(くろうど) 右近衛府の官人で蔵人を兼任した者。 ●右近の将監(しょうげん) =うこんえ(右近衛) ●右近の少将(しょうしょう) =うこんえ(右近衛)の少将 ●右近の=将曹(しょうそう)[=そうかん] =うこんえ(右近衛)の将曹 ●右近の陣(じん) (「うこんえ(右近衛)の陣」の略)紫宸殿(ししんでん)の西向かいの門、月華門内にあり、儀式のとき、右近衛府の武官が詰めて警衛した場所。 ●右近の=将監蔵人(ぞうのくろうど)[=蔵人将監(くろうどのぞう)] 右近衛府の将監(しょうげん)で、六位の蔵人を兼ねた者の称。 ●右近の大将(だいしょう) =うこんえ(右近衛)の大将 ●右近の大夫(たいふ) 右近衛将監(うこんえのしょうげん)で五位に叙せられたものをいう。大夫は五位の通称。 ●右近の橘(たちばな) 紫宸殿の南階下の西側に植えた橘で、平安時代、右近衛府の官人がこの橘から南に陣列したことからいう。右近。⇔左近の桜。 ●右近の中将(ちゅうじょう) =うこんえ(右近衛)の中将 ●右近の司(つかさ) =うこんえふ(右近衛府) ●右近の馬場(ばば・うまば) 右近衛府に属した馬場。毎年五月、ここで近衛(このえ)の役人の競馬(くらべうま)の行事があった。⇔左近の馬場。 ●右近の真手番(まてつがい) 右近衛府の舎人(とねり)が、右近の馬場で行なう騎射の行事。

日国 ページ 1874