複数辞典一括検索+

もとおり‐のりなが【本居宣長】(もとをり‥)🔗🔉

もとおり‐のりなが【本居宣長】(もとをり‥) 江戸中期の国学者、語学者。伊勢国(三重県)の人。通称、弥四郎。号は鈴屋(すずのや)。初め医学を修業したが、契沖の書に啓発されて古典の学に志し、「源氏物語」などを研究した。賀茂真淵に会ってから古道研究の素志を固め、「古事記」の研究に着手し、「古事記伝」を完成した。彼の家学は、子春庭、養子大平に継承された。著は他に「源氏物語玉の小櫛」「古今集遠鏡」「てにをは紐鏡」「詞の玉緒」「玉勝間」「うひ山ぶみ」など。(一七三〇〜一八〇一)

もとおり‐はるにわ【本居春庭】(もとをりはるには)🔗🔉

もとおり‐はるにわ【本居春庭】(もとをりはるには) 江戸後期の国学者。通称、健蔵。号は後鈴屋。宣長の長子。語学、和歌にすぐれる。眼病を患って失明したため門人稲掛大平に父の後を継がせ、自身は鍼医をしながら門弟を指導。著に「詞八衢」「詞通路」、歌集に「後鈴屋集」。(一七六三〜一八二八)

もとお・る【回る・徘徊る・繞る】(もとほる)🔗🔉

もとお・る【回る・徘徊る・繞る】(もとほる) 〔自ラ四〕 1 まわる。めぐる。徘徊する。*古事記‐中・歌謡「細螺のい這ひ母登富理(モトホリ)」 2 (曲がる意から)まっすぐでない行いをする。曲がったことをする。*成唯識論寛仁四年点‐六「很(ひすかし)まに戻(モトホル)を以て性と為」 3 思うようにはこぶ。思うように自在に動く。自由になる。*浮・傾城禁短気‐一「もとおらぬ三味線鳴らしてゐやう程に」 4 役に立つ。*滑・早変胸機関「もとをらねへことをいったっても始まらねへ」

もとおろ・う【回ろう】(もとほろふ)🔗🔉

もとおろ・う【回ろう】(もとほろふ) 〔自ハ四〕(動詞「もとおる(回)」の未然形に反復・継続を表す助動詞「ふ」が付いた「もとおらふ」の変化)=もとおる(回)*古事記‐中・歌謡「大石に這ひ母登富呂布(モトホロフ)細螺の」

もどか🔗🔉

もどか 〔形シク〕→もどかしい

日国 ページ 19537