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うづき‐え【卯月会】(‥ヱ)🔗🔉

うづき‐え【卯月会】(‥ヱ) 陰暦四月八日、比叡山戒壇堂で開帳式を行ない、衆僧が法華経を修する法会。

うづき‐ぐもり【卯月曇】🔗🔉

うづき‐ぐもり【卯月曇】 陰暦四月の曇りがちな天気。卯の花ぐもり。《季・夏》

うつき‐せいく【宇津木静区】🔗🔉

うつき‐せいく【宇津木静区】 江戸後期の陽明学者。近江彦根藩士。名は靖道。はじめ頼山陽に学び、のち大塩平八郎の門に入る。平八郎の挙兵を阻止しようとして殺された。詩集「浪迹小草」。(一八〇九〜三七)

うづき‐どり【卯月鳥】🔗🔉

うづき‐どり【卯月鳥】 (卯月のころ鳴きはじめるところから)「ほととぎす(杜鵑)」の異名。

うづきのもみじ【卯月紅葉】(うづきのもみぢ)🔗🔉

うづきのもみじ【卯月紅葉】(うづきのもみぢ) 浄瑠璃「与兵衛おかめひぢりめん卯月の紅葉」の通称。

うづき‐ぼん【卯月本】🔗🔉

うづき‐ぼん【卯月本】 元和六年卯月と寛永六年卯月に刊行された謡本。観世左近大夫慕閑の奥書がある謡本中最古のもの。

うっ‐きょう【鬱胸】🔗🔉

うっ‐きょう【鬱胸】 胸中にわだかまる悩みや不快感。

うっきり‐と🔗🔉

うっきり‐と 〔副〕うきうきとはなやかなさま。*四座役者目録‐下「うっきりとのってうつことならぬ鼓也」*譬喩尽‐四「白浄(ウッキリ)とした女じゃ」

うつ・く【空く・虚く】🔗🔉

うつ・く【空く・虚く】 〔自カ下二〕⇒うつける(空)

うつく【美】🔗🔉

うつく【美】 〔形動〕(形容詞「うつくし」の「うつく」が語幹のように意識されて独立したもの)美しいさま。*黄・高漫斉行脚日記‐中「けふは天気もよく、見物にうつくなものもだいぶ出ましゃう」

うつくし【美し・愛し】🔗🔉

うつくし【美し・愛し】 〔形シク〕⇒うつくしい(美)

うつくし・い【美しい・愛しい】🔗🔉

うつくし・い【美しい・愛しい】 〔形口〕うつくし〔形シク〕(上代は主として肉親に対する愛情を表わし、現代の「いとしい」「かわいい」などの意に使われ、「めぐし」「かな(愛)し」などに近い。中古以降はこの他に、情意性と状態性とを兼ね、特に小さいものに寄せる愛、小さいものの美に対する愛を表わし、「愛らしく美しい」の意に多く使われ、「ろうたし」などに近い。現代のように美一般を表わすようになったのは、かなり後である。また、初めは主に連用形で、「ちゃんとしている」「きれいさっぱりしている」などの意にも使われることがあったが、これは「うるわし」「きよし」などに近い) 1 (妻、子、孫、老母などの肉親に対するいつくしみをこめた愛情についていったが、次第に意味が広がって、一般に慈愛の心についていう)かわいい。いとしい。愛らしい。*書紀‐斉明四年一〇月・歌謡「于都倶之枳(ウツクシキ)吾(あ)が若き子を」 2 (幼少の者、小さい物などに対してやや観賞的にいうことが多い)様子が、いかにもかわいらしい。愛らしく美しい。可憐である。*竹取「それを見れば三寸ばかりなる人いとうつくしうてゐたり」 3 (美一般を表わし、自然物などにもいう。室町期の「いつくし」に近い)美麗である。きれいだ。みごとである。立派だ。 形や色についていう。「花(紅葉)が美しい」*大鏡‐六「色こくさきたる木のやうたいうつくしきが侍りしを」話、文章、音色などについていう。「美しい話し方(文章・メロディー)」 4 (不足や欠点、残余や汚れなどないのにいう)ちゃんとしている。きちんとしている。 ちゃんとしていて申し分ない。きちんと整っていて結構だ。*源氏‐乙女「その日のふみ、うつくしう作り給て進士になり給ひぬ」残余や汚れがなく、きれいさっぱりとしている。*日葡辞書「Vtucux(ウツクシュウ) ハテタ〈略〉ネコガ vtccux(ウツクシュウ) クウタ」 5 人の行為や態度が好ましい感じである。「美しい行ない(友情)」 うつくし‐が・る(他ラ四)/うつくし‐げ(形動)/うつくしげ‐さ(名)/うつくし‐さ(名)

日国 ページ 2066