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えい【衛】(ヱイ)🔗⭐🔉
えい【衛】(ヱイ)
中国、周代の諸侯国の一つ。周公の弟康叔を祖とし、都を殷の旧都朝歌(河南省湯陰県)に置く。一一代武公のときが最盛期で、紀元前二〇九年、四二代で秦に滅ぼされた。
えい【嬰】🔗⭐🔉
えい【嬰】
1 生まれたばかりの子。みどりご。嬰児。
2 邦楽で、五声中の一音を一律、すなわち半音だけ高くしたもの。通常、嬰商、嬰羽の二つがある。
3 洋楽で、ある音符に対して半音高いことを示す語。シャープ。嬰記号。
えい【翳】🔗⭐🔉
えい【翳】
1 かげり。かげ。
2 鳥の羽や絹を張ったうちわ形のもので、長い柄のついたかざし道具。貴人の顔を隠すために用いた。さしば。きぬがさ。
えい【纓】🔗⭐🔉
えい【纓】
1 冠の装飾具。冠のうしろに長く垂れるもの。古くは、髻(もとどり)を入れて巾子(こじ)の根を引き締めた紐の余りを、うしろに垂らした。のちには、別に両端に骨を入れ羅(うすぎぬ)を張り、巾子の背面の纓壺(えつぼ)に、差し込んで垂らした。主として文官は垂纓、武官は巻纓で、江戸以降、天皇は立纓(りゅうえい)を用いた。五位以上は有文、六位以下は無文。そのほか柏夾(かしわばさみ)、細纓、縄纓がある。
2 冠を固定するために、あごの下で結ぶ紐。
え・い【善い・好い】🔗⭐🔉
え・い【善い・好い】
〔形口〕
え・し〔形ク〕よい。いい。すばらしい。*書紀‐天智一〇年一二月・歌謡「鮎こそは島辺も曳岐(エキ)」

えい🔗⭐🔉
えい
〔感動〕
1 人の呼び掛けに対して答える時に発することば。*宇治拾遺‐一・一二「無期ののちに『ゑい』といらへたりければ」
2 強く感動したり驚いたりした時、驚いて問い返す時などに発することば。*謡曲・烏帽子折「えいなにとなにと」
3 力を入れようとする時に発することば。*平家‐一一「ゑいといひてあけ給ひしよりして」
4 人に呼び掛ける時に発することば。*虎寛本狂言・末広がり「『ヱイ、戻たか』『唯今戻りました』」
日国 ページ 2329。