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けいじか‐てき【形而下的】🔗🔉

けいじか‐てき【形而下的】 〔形動〕精神的なものでなく物質的、具象的な傾向であるさま。

けい‐しき【形式】🔗🔉

けい‐しき【形式】 1 物事が存在する時に表に現われている形。外形。「新しい形式の電車」 2 改まってある物事を行なう時のやり方。事務上の手続き、物事の運営、儀礼的な交際など。また、文学、芸術などの手法。「漢詩の形式」 3 物事の存在様式として固定した型。内容を忘れたものという非難の気持がこめられる場合が多い。「形式に流れる」「形式にとらわれる」 4 かたちだけで実質の伴わないこと。おざなり。*俳・七柏集「託宣にただ形式の人ばしら」 5 哲学で、物事の成立、発現の仕方。

けいしき‐けいようし【形式形容詞】🔗🔉

けいしき‐けいようし【形式形容詞】 1 国文法でいう形式用言の下位分類の一つ。「ごとし」をいう。山田孝雄が唱えた。 2 =ほじょけいようし(補助形容詞)

けいしき‐しゃかいがく【形式社会学】(‥シャクヮイガク)🔗🔉

けいしき‐しゃかいがく【形式社会学】(‥シャクヮイガク) ドイツのジンメルが唱え、おもにドイツで発展した社会学の一つ。社会を形式と内容の二つの面に分けて、研究の対象を形式に求める社会学。

けいしき‐しゅぎ【形式主義】🔗🔉

けいしき‐しゅぎ【形式主義】 1 ものごとの形式を重んじてそれにこだわり、内容を軽視もしくは無視する立場。また、その考え。 2 哲学で、認識の客観性の根拠を主観に求めるカントの批判的観念論の立場。 3 倫理学で、道徳の普遍妥当性の根拠を、実践理性の純粋形式的な道徳法則におくカントの立場。 4 美学で、美的対象となる芸術作品の内容そのものの観念的把握よりも、感覚的な側面を重要視して、表現上の美的原理や統一作用に価値を見出そうとする立場。 5 数学で、数学の理論とは、ある種の記号の列を一定の規則に従って変形することにより得られる記号の列の総体に他ならないとするヒルベルトの立場。

けいしき‐たいげん【形式体言】🔗🔉

けいしき‐たいげん【形式体言】 国文法で実質体言(名詞)に対して、代名詞、数詞を一括していう。特定の意義を有しながら、一定の内容、実質を持たないもの。このうち、代名詞を「主観的形式体言」、また数詞を「客観的形式体言」という。山田孝雄が唱えた。

けいしき‐てき【形式的】🔗🔉

けいしき‐てき【形式的】 〔形動〕 1 形式に関するさま。「形式的には誤りはない」 2 形式を主とするさま。形の上だけで実質は問題にしないさま。うわべだけで実がないさま。「形式的に挨拶する」

日国 ページ 6599