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ほの‐か【仄か・側か】🔗🔉

ほの‐か【仄か・側か】 〔形動〕(「か」は接尾語。奥に大きなもの、確かなものがあって、その一部分がわずかに認知されるときや、次第に大きく確実になっていくものが、そのはじめの、まだ十分でない過程において認知されたときなどに用いられる) 1 わずかにそれとわかるさま。分明でないさま。 物の形、音などが、わずかに見えたり、聞こえたりするさま。*源氏‐明石「ほのかなるけはひ、伊勢の御息所にいとようおぼえたり」光、色などが、はっきりしない程度で、わずかに見えるさま。ほんのり。うっすら。*多武峰少将「ようさりつかた、月のほのかなるに、立寄り給へり」心、意識がぼんやりしているさま。かすかに認識するさま。「ほのかな記憶」*今鏡‐一「作らせ給へること、ほのかに覚え侍」 2 程度がわずかなさま。いささか。ちょっと。しばし。「ほのかな香り」*源氏‐夕顔「ほのかにも軒端の荻を結ばずは」

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