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なに‐とも【何とも】🔗⭐🔉
なに‐とも【何とも】
〔連語〕どういうものとも(…しない)。どうとも(…でない)。*枕‐一四九「さる言ふかひなき物にて、なかなかなにとも見えず」
〔副〕
1 否定表現を伴って、事態や発言の実質に対して、全く意に介さないさまを表す。別にたいしたこととも(思わない)。格別重要なこととも(考えない)。*土左「ふなこかぢとりはふなうたうたひて、なにともおもへらず」
2 手段を尽くそうとする意志を表す。どのようにしてでも。なんとかして。*宇治拾遺‐一五・一「この渡り、なにともして渡してんや」
3 ある事態がどう見てもそう名状するしかない、という感情を表す。まったく。どうも。いかにも。なんとも。*日葡辞書「Nanitomo(ナニトモ) メイワクニ ゴザル」
4 同類のものを、格別特定することなく列挙するときに用いる。…やなにかも。…なども。*今昔‐三〇・一「形ち、有様も美かりけり。気はひなにとも物云ひも可咲かりければ」


なん‐とも【何とも】🔗⭐🔉
なん‐とも【何とも】
〔副〕(「なにとも」の変化)
1 事物・事態を非選択的に指示する。どのようにも。どんなものでも。*ロドリゲス日本大文典「Nantomo(ナントモ)アレカシ、ドウシンイタスマイ」
2 否定的表現に用いて、問題としないさま、また、形容すべきものに思い当たらないさまを表す。*浮・好色五人女‐一「世の取沙汰なんともおもはず」
3 対応すべき態度に思い当たらないほどに程度がはなはだしいさまを表す。「なんともあきれた人だ」*狂言記・皸「なんとも迷惑に御ざりまする」
●何とも=彼(か)とも[=かんとも]
形容すべきものに思い当たらないさまを表す。
●何とも=彼(か)とも[=かんとも]🔗⭐🔉
●何とも=彼(か)とも[=かんとも]
形容すべきものに思い当たらないさまを表す。
なんど‐やく【納戸役】
江戸幕府の職名の一つ。将軍の衣服・調度を管理し、諸侯・旗本から献上されたり、彼らに賜与されたりする金銀・諸物に関する事務をつかさどる役。また、その役人。納戸方。
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