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とべら【海桐花】🔗🔉

とべら【海桐花】 1 トベラ科の常緑低木。関東以西の本州、四国、九州の海岸に生え、また庭木としても栽植される。幹はよく枝を分け、こんもりと茂り、高さ二〜三メートルになる。葉は枝の上部に集中してつき、長さ五〜一〇センチメートルの倒卵形。光沢がある革質で、縁は少し裏にそりかえる。初夏、芳香のある径一センチメートル内外の白色、のちに黄変する五弁花を開く。花は枝頂にややまばらに集まって集散花序となる。果実は指頭大で短毛を密布し、熟すと三裂して赤い粘った種子を出す。節分に枝を扉にはさんで鬼をよける風習から「とびらのき」といい、和名は、その略という。漢名、海桐。とべらのき。 2 「しゃくなげ(石南花)」の異名。

とべら‐か【海桐花科】(‥クヮ)🔗🔉

とべら‐か【海桐花科】(‥クヮ) 双子葉植物の一科。世界に九属二百余種あり熱帯を中心に分布、特にオーストラリアには八属が固有する。高木または低木、時につる性。日本では暖かい地方の海岸に自生。

とべら‐やき【海桐花焼】🔗🔉

とべら‐やき【海桐花焼】 海桐花(とべら)1の木を燃料として、節分の豆を煎(い)ること。臭気がある。戸にさして鬼を防ぐなど種々の呪法に使われた。

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