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あら‐あら【荒荒・粗粗】🔗⭐🔉
あら‐あら【荒荒・粗粗】
〔副〕
(荒荒)荒々しいさま。乱暴なさま。粗雑なさま。*太平記‐三九「雪の如くなる御足に、荒々としたる鞋(わらぢ)を召されて」
(粗粗)
1 詳細、丁寧にではなく物事を行なうさま。おおよそ。ざっと。概略。*太平記‐一七「あらあら云て聞かせんとて」
2 大まかなさま。きめがあらいさま。


あらあら‐し・い【荒荒しい・粗粗しい】🔗⭐🔉
あらあら‐し・い【荒荒しい・粗粗しい】
〔形口〕
あらあら
し〔形シク〕
(荒荒)
1 物の動きや人の心、行動などが、あたりかまわず、はげしい。いかにも荒っぽい。ひどく乱暴だ。猛烈だ。*宇津保‐国譲上「おそろしくあらあらしきを心もたまへるこそ」
2 手ざわりなどが、ごつごつした感じである。*源氏‐手習「大きなる木の、いとあらあらしきによりゐて」
3 こまやかな心づかいがない。粗野だ。ぶこつだ。*枕‐二四五「いみじくあらあらしくうたてあれば、殿上人、女房、『あらはこそ』とつけたるを」
(粗粗)作りかたなどが粗雑である。そまつである。すきまがある。*源氏‐浮舟「はかなく作りたる家なりけり。まだいとあらあらしきに」
あらあらし‐げ(形動)/あらあらし‐さ(名)




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