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《「…の手に━」などの形で》…によって直接的に処理される。特に、…に殺される。🔗🔉

《「…の手に━」などの形で》…によって直接的に処理される。特に、…に殺される。 「名人の手に━と五分でできる」 「彼(の手)に━・ってはまとまる話もまとまらない」 「敵の手に━」 網・針などのしかけで動物が捕らえられる。また、人が検問などでひっかかる。 「ウサギが猟師のわなに━」 「魚が網に━」 「ハエがクモの巣に━」 「検問に━」 人が計略などに遭ってだまされる。 「ペテン[計略]に━」 生命・財産などが保障される契約が結ばれる。 「この家屋には保険が━・っている」 議案などが公の場で取り上げられる。 「案件が会議に━」 「毒殺事件が裁判に━」 「懸かる」を使うが、かな書きが多い。 そのような性質・傾向を帯びる。 「青みの━・った緑色」 「すごみの━・った(=利いた)声」 「回転の━・った球」 「━・った」「━・って」の形が多い。 《連体形を使って》物事に関係する。かかわる。 「本件に━陳述書」 「施策に━案件」 ふつう「係る」と書く。 《「…の」+動作性サ変動詞の語幹(A)+「に━」の形で、連体形を使って》…がAするところの。…がAした。 「兄の所有に━(=兄が所有する)屋敷」 「止利仏師とりぶっしの制作に━仏像」 「係る」を使うが、かな書きも多い。 《「AがBに━・っている」の形で》問題点AがBと深くかかわっている。…に左右される。…による。 「事の成否は努力いかんに━・っている」 「賜杯の行方は新大関の活躍に━・っている」 「係る」を使うが、かな書きも多い。 文法で、上の語句が下の語句に意味や形のうえで続いていく関係にある。 「この副詞は文末の動詞に━・っている」 ⇔受ける ふつう「係る」と書く。 動五《動詞の連用形に付いて複合動詞を作る》 今にも…しようとする。かける。 「日が沈み━」 「死に━・おぼれ━」 その方向に作用を及ぼして身を任せる。 「もたれ━・寄り━・倒れ━・のし━」 物事をしはじめる。 「取り━・やり━・し━」 接尾《名詞に付いて、「がかる」の形で》 …の性質を帯びる意を表す。 「芝居━・った声」 「時代━・った建物」 「左━・った意見」 …の色を帯びる意を表す。 「紫[黄色・黒み・オレンジ]━・った赤い色」 ◆「掛」は広く一般に使うが、かな書きも多く(特に以下)、実質的な意味が薄れたものは積極的にかな書きにされる(「お金がかかる・仕事にかかる・医者にかかる・脅しにかかる」)。「懸」は、宙づりになってぶらさがる・心にかかる意味合いでの一部などで使い、「係」はかかわる意味合いでに使うが、かな書きも多い。「架」はの一部に使う。はかな書きが普通。 かかれる 掛かり・係 関連語 大分類‖関係‖かんけい 中分類‖関係‖かんけい 大分類‖水に関わる行為‖みずにかかわるこうい 中分類‖浴びる‖あびる かかる【斯かる】 連体このような。こうした。 「━事態に至っては手の打ちようがない」 ◇文語ラ変動詞「かかり(=かくあり)」の連体形から。

明鏡国語辞典 ページ 1081 での《「…の手に━」などの形で》…によって直接的に処理される。特に、…に殺される。単語。