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かす・む【霞む・翳む】🔗🔉

かす・む【霞む・翳む】 自五 かすみ・霧・もやなどがかかる。また、そのために(遠くの)物がぼうっと見える。 「大空は梅のにほひに━・みつつ曇りも果てぬ春の夜の月藤原定家・新古今」 「霧雨に街の灯が━」 「涙で文字が━」 詩的な気分をかもす語。 目がはっきりと見えなくなる。目がぼうっとする。 「疲労で目が━」 記憶などがぼんやりとする。 「三〇年も前のことだから、記憶が━のも無理はない」 他のすぐれた存在のために、あるものが目立たなくなる。影が薄くなる。 「脇役の名演技で主役が━・んでしまった」 「倫理の問題が解散の大合唱の陰で━・んで見える」 ◆「掠める」と同語源。 は「霞」、は多く「翳」を使う。 かすみ 関連語 大分類‖自然の現象‖しぜんのげんしょう 中分類‖曇る‖くもる

明鏡国語辞典 ページ 1171 での霞む単語。