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かぶ・る【被る】🔗🔉

かぶ・る【被る】 他五 頭に載せたり顔につけたりして、その部分をおおう。冠する。また、頭からすっぽりとおおう。かむる。 「頭に冠を━」 「帽子を斜めに━」 「頭から布団を━・って寝る」 「好人物らしい仮面を━・って近づく」 「猫を━」 帽子などでは「冠る」とも。 〔山や野を頭に、雪や雲を帽子に見立てて〕野山に雪が積もることや山頂が雲に隠れることをいう。 「雪を━・った山が白く光っている」 「頂上は雲を━・って見えない」 冠る」とも。 《「暈かさを━」の形で》月や太陽の周囲に丸い輪ができる。 「月が暈を━・っている」 ◇暈を笠に見立てる。 《「皮を━」の形で》 皮がむかれない状態にある。 「皮を━・ったままの里芋」 神話や伝説などで、人や動物が他の動物や人の皮を身につけて他のものになりすます。着る。 「人の皮を━・った狼おおかみ」 「信徒の皮を━・った悪魔の申し子」 粉末状のものや液体などを上から浴びる。〔多くは自然の作用にいうが、意図的な人の動作にもいう〕 「書棚の本が埃ほこりを━・っている」 「森の樹木が火の粉を━・って燃え広がる」 「水害で稲が水を━」 「頭から水を━・って皮膚を鍛える」 本来ならば引き受けなくてもよいものを身に受けてしまう。 「殺人の罪[損害・不況の波]を━」 「委員長みずからが泥を━」 自五 写真で、現像処理の失敗や露出過多などのためにフィルムや印画紙がくもって見える。 「この写真は━・っている」 〔俗〕重なる。 「予定が━」 普通かな書き。 かぶれる 関連語 大分類‖水に関わる行為‖みずにかかわるこうい 中分類‖浴びる‖あびる

明鏡国語辞典 ページ 1262 での被る単語。