複数辞典一括検索+

かがふ・る【被る】🔗🔉

かがふ・る被る】 〔他四〕 ①かぶる。万葉集5「麻ぶすま引き―・り」 ②身に受ける。特に、上からの仰せをお受けする。承る。万葉集20「かしこきや命みこと―・り」

かぶ・る【被る】🔗🔉

かぶ・る被る】 [一]〔他五〕 (カガフルの転) ①頭の上からおおう。かむる。為忠集「五月雨に苫引き―・るあま小舟棹さしわくる葦の葉末を」。日葡辞書「ヅキンヲカブル」。「面を―・る」 ②(水などを)あびる。「頭から水を―・る」「火の粉を―・る」 ③身に受ける。背負いこむ。こうむる。日葡辞書「バチ(罰)ヲカブル」。滑稽本、続膝栗毛「目をあくと今夜の奢りを―・るのだが承知かね」 [二]〔自五〕 ①(芝居社会の隠語。「毛氈もうせんをかぶる」の意から)失敗する。主・親などに顔向けできなくなる。洒落本、辰巳之園「かぶる。もうせんかぶる事也。芝居より出たる言也」「あの子はねヱ、七さんと色をしてねヱ―・つて居なさりやす」 ②芝居などで観客がどっと来る。大入りになる。 ③芝居などが終りになる。はねる。「芝居が―・る」 ④だまされる。世間胸算用3「どこの牛の骨やらしらいで人の―・る衣装つき」 ⑤写真で、露出過度、現像過程での失敗、フィルムの欠点などのため、曇りができて不鮮明になる。

かむ・る【被る・冠る】🔗🔉

かむ・る被る・冠る】 〔他五〕 「かぶる(被る)」に同じ。

こうぶ・る【被る】カウブル🔗🔉

こうぶ・る被るカウブル 〔他四〕 (カガフルの音便) ⇒こうむる。土佐日記「神仏の恵み―・れるに似たり」

こうむ・る【被る・蒙る】カウムル🔗🔉

こうむ・る被る・蒙るカウムル 〔他五〕 (カガフルの転。鎌倉時代頃まではカウブル)(目上や強力なものの動作を)身に受ける。いただく。また、身にふりかかるものとして受ける。平家物語11「東国北国の者どもも随分重恩を―・つたりしかども」。「損害を―・る」「御免を―・る」

ほどこ・る【播る・延る・被る】🔗🔉

ほどこ・る播る・延る・被る】 〔自四〕 ①のびひろがる。はびこる。大唐西域記長寛点「四の色蓮の花、弥漫ヒラケホドコレリ」 ②ほとびる。ふやける。〈新撰字鏡1

広辞苑被るで始まるの検索結果 1-6