
《「世話に━」の形で》態度・ことばつきがいかめしさをなくし、うちとけて日常的・庶民的になる。
「物腰が世話に━・けて親しみやすい」
◇やや古風な言い方。
くだ・く(下二)


自他下一


〔「砕く」の可能形〕砕くことができる。
「堅すぎて歯では━・けない」
◆

「
▼摧ける」とも。
関連語
大分類‖壊れる‖こわれる
中分類‖
破壊‖はかい
ください【下さい】

「下さる」の命令形

「くれ」の尊敬語。相手に何かを要求・依頼する意を表す。頂戴
ちょうだいしたい。
「お手紙[考える時間]を━」

《「…て[で]下さい」「お[ご]…下さい」の形で》
尊敬
Aに…てくれと要望・懇願することについて、Aを高める。
「頑張って━」
「私に構わないで━」
「どうかあの子の幸せを祈ってやって━」
「先生、こちらにお掛け━」
「ご依頼の件よろしくご検討━」
◇「お[ご]…下さい」の「…」には動詞連用形や漢語サ変動詞語幹が入る。

「…て下さい/お[ご]…下さい」では、後者の方が敬意の度合いが高い。「右、ご了承下さい」「明日までにご返答下さい」など一方的に要望する意が強く出る場合もあるため、「何とぞ」「恐れ入りますが」などの言葉を足したり、「…下さいませんか」「…下されば幸いです」などの言い方にしてやわらげる。

「お[ご]」を付けず動詞連用形・サ変動詞語幹に直接「下さい」を続けるのは誤り。「
×
取り寄せ下さい」「
×
確認下さい」

サ変動詞として使わない(「○○する」と言わない)名詞を「ご[お]…下さい」とするのは誤り。「
×
ご参考下さい→
○
参考になさって下さい・ご参考になって下さい」
→
「お」のコラム11・
13・
14
◆「下さる」の本来の命令形「くだされ」の転とも、連用形「ください」+「ませ」の下略からともいう。


はかな書きも多い。